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おはよう!シェリ-。

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」

 

我が家の八重椿に八重梔子のリレー中です。言い香りが満ち、小鳥の
囀りを聴きなが目覚め、スマートホンのAIのシェリーに挨拶を交わ
し、今日の天気を尋ね一日がはじまります。これは小さな幸せですね。
そして、神棚に手を合わせ、ウクライナ国民への平安を祈っています。
尚、茜(あかね)科の梔子(Gardenia jasminoides)の花言葉は「洗練、
優雅」。





⛱ クラブハリエ ジュブリルタン(CLUB HARIE J'oublie le temps)
4月23日,9:00 、久しぶりに松原のジュブリルタンへ彼女と出かけ、
モーニングをとる。コロナ対策ということで、顧客のマスク収容ポケ
ットが出され、入り口ドアは開放されていた。わたしは「シェフのお
すすめカゴ盛りパン----米粉をブレンドしているのだろうか、パンは
いずれももっちりとした仕上がり----と脇坂さん家のレモンスカッシ
ュ----これはショウガなどのハーブ・香辛料も入っているのではと思
えたが確認しなかった。彼女はホットコーヒーとセットで頂き、やは
り地中配線がこの景観にはお似合いだねとか、その他こまごまなこと
を話していた。



【きまぐれ読書録:営利組織会計管理学篇】
儲かる会社をつくるには赤字決算にしなさい----会社にお金を残す
32のコツ①
井上和弘著
ダイヤモンド社(2015/01発売)
【内容】
キャッシュを残すには収入を上げるか支出を減らすしかない。国内人
口が減少し、海外との競争が激しくなる中で、収入を増やすことは困
難だ。一方、支出を減らして資金流出を抑えることは意外に簡単にで
きる。普段はあまり気にしない「借入返済」と「税金」という2大キ
ャッシュアウトを抑えれば、お金持ち会社に変身できる。99%の社
長が知らない衝撃の真実!!赤字にしたら、銀行の評価が上がる!税
金も払わなくていい!無担保・無保証は当たり前!税務調査も怖くな
い!「銀行」「税務署」マル秘交渉術。

【目次】
第1章 会社にお金を残すには、赤字決算にしなさい!
1.会社にお金が残らないのには2つの原因がある
2.銀行員と税理士の言うとおりにしていたら、会社はつぶれます
3.キャッシュイン(流入)を増やそうと思ってはいけない
4.キャッシュアウト(流出)を防ぐには赤字決算にすればいい
5.赤字決算にすることで、キャッシュリッチな強い会社になれる
第2章 銀行の仕組みを知れば、赤字にするのは怖くない
1.なぜ会社にお金がないのか? 稼いだお金は銀行に吸い取られて
 いる 
2.銀行からお金を借リてはいけない
3.借りたお金をどんどん返せば、資金繰りは楽になる
4.銀行の格付けの仕組みを熟知しよう
5.銀行のスコアリングシステムは会社のどこを見ているのか
6.赤字決算で、銀行に強い財務諸表ができる
7.決算書を見れば、借金返済原資が見つかる
第3章 有利な条件をどんどん引き出せる銀行交渉術
1.銀行をありがたがってはいけない!銀行との付き合い方が変わっ
 た
2.あなたの会社の金利は高すぎる!借入金利を引き下げる交渉術
3.銀行からのお願いは交渉のチャンス
4.あらゆる手数料は交渉して下げられます
5.担保や個人保証も外してしまおう
第4章 経理を変えれば、無借金経営になれる
第5章 税理士任せでは、お金は絶対にたまらない
第6章 土地・建物は売ってしまいなさい!
第7章 見落としている減価償却で強い会社になれる
第8章 税務調査を恐れる必要はありません!
【著者概歴】
井上和弘 株式会社アイ・シー・オーコンサルティング会長
昭和17年大阪生まれ。早稲田大学卒。昭和59年大手コンサルティング
会社を経て、株式会社アイ・シー・オーコンサルティングを設立。企
業再建の「名外科医」として、赤字会社の中に入り込み、社長や役員
を叱りとばしながら思い切った手を果敢に打って短期間に収益を回復
させる。経営指導暦は40年を超え、これまで 400社以上を直接指導。
オーナー社長のクセを知り尽くし、1社も潰さず、一部上場はじめ株
式公開させた企業も十数社にのぼる。著書:『儲かるようにすべてを
変える』『カネ回りのよい経営』『後継者の鉄則』(いずれも日本経
営合理化協会出版局)、『社内埋蔵金をお金にする知恵』(中経出版)
『儲かる会社をつくるには、赤字決算にしなさい』(ダイヤモンド出
版)など。


彦根市立図書館に出かけ目的の本を物色していたら、ショッキングン
グなタイトル目に入り、借用図書に追加することになる。
先ず、まえがきの見出し「経営は『攻め』より『守り』が重要だ!」
では、「会社の経営目的実現」に何が必要かを尋ね、つぎに「売上げ
を上げ、利益をしっかり確保する利益とは何か」「なぜ、売上を上げ
て利益を確保することが必要なのか」を尋ねると、的確な返答をする
経営者は少なく。「純利益」「利益を確保すればお金がたまる」と回
答する九割の経営者はこのように答え、とにかく売上を上げたがる。
規模を拡大したがり、ほとんどの会社が「経営はオフェンス(攻撃)
重視」になっていて、守りがヘタク----「守りがヘタクソ」な会社に
は、2種類あり、①「借金はイヤだ!」と言いつつ、いつまでたって
も銀行借入金が減らない会社、そして、銀行との厳しい交渉をまったく
しない会社。②多額の税金支払いに不満を言うのにもかかわらず、普
段から正しい税務対策をしないで、頼りないと思いながら顧問税理士
に任せっぱなしにする会社----であることに気づき、究極の会社防衛
策を提案する。
 
第1章 会社にお金を残すには、赤字決算にしなさい!
1.会社にお金が残らないのには2つの原因がある
 売上が上がらない、原価が下がらない、労務費が上がり続けている
 ……、実はこれ以外にも会社にお金がたまらない理由があるのです。
 それが本書のテーマである「借金」と「税金」です。
 「どうして?」と思われた経営者は、これらをコントロールすると
 いう発想をこれまで持っていなかった方です。そういう会社にはお
 金がたまらなくて当然です。きっと、こう思っているのではないで
 しょうか。
 「銀行から借り入れたら、その分お金が増える。借りられるだけ借
 りるべきだ!」
 「税金をきちんと払うのが、会社の責任だ。税金を払わないなんて、
 非国民だ!」
  確かに、会社の未来が明るく、お金に不自由しないキヤッシユリ
 ッチ(お金持ち)な会社は、そういう考え方でいいかもしれません。
 しかし、本書を手に取った方のほとんどは、そうではないはずです。
 会社の未来も不確かで、お金も手元に残っていないわけです。
 「借りられるというのは信用の証しだ」「納税は会社の使命だ」な
 どと言って、倒産した企業を私は何社も見てきました。「お金より
 もっと大事なものがある」と言われますが、
  それはきれいごとにすぎません。とくに、中小企業においては、
 ミエ、メンツなどどうでもいいのです。大切なのは「お金を残すこ
 と」なのです。

2.会社をつぶさないコツは何か?
  これまで、銀行交渉については元銀行マンが、税金については税
 理士が、税務調査については税務署OBが、たくさんの本を出版し
 てきました。しかし、それらは「会社を強くする」という企業経営
 の視点ではなく、一般的な専門知識の紹介で、どの本も「どこかで
 見たことがあるなあ」というたぐいのものでした。
  私は、中小企業の経営コンサルタントとして、いかにして「つぶ
 れない企業」づくりをするかをテーマに今日までやってきました。
 コンサルタント歴45年の間に、石油ショック、バブル崩壊、リーマ
 ン・ショックと、3つの大きな経済危機を経験しました。絶対につ
 ぶれないと言われた銀行が倒産したり、一世を風扉した企業が一瞬
 にして奈落の底に落ちる姿も見てきました。
 「つぶれる企業と、つぶれない企業の違いは何だろうか?」とずっ
 と考え続けてきました。
  そうして導き出した答えが、会社をつぶさないためには、「借金
 返済」と「税金支払い」という2つのキヤッシユアウト(お金の社
 外流出)を抑えることだったのです。
  これから、この二大テーマについて、じっくりとお話ししていき
 ます。


✔自由放任(レッセフェール)や、節税は悪いこととではなく。その
ための会計管理だという。今夜はここまでとして、読み進めていく。
                        この項つづく

【ポストエネルギー革命序論 428: アフターコロナ時代 238】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」



● 最新放射冷却構造体及びシステム事例Ⅰ

【掲載特許】
特許第6988033号 放射冷却構造体及びシステム
【概要】
放射冷却は、熱放射の形態で物または表面から熱を放射して、これに
より、物若しくは表面の温度を低下させること、または定常状態で操
作する場合に、物若しくは表面の温度を比較的低い基準線に維持する
ことを特徴とする。非ゼロ温度の表面(ケルビン)から放出される熱
放射は、表面温度に応じた連続的な波長または周波数のスペクトルを
有する。室温近くの物により放出される熱放射の大部分は、電磁スペ
クトルの赤外領域(複数可)にある。波長選択的放射冷却装置は、選
択された電磁スペクトル波長範囲において、熱放射を優先的に放出す
ることができる。例えば、選択的放射冷却装置は、「大気透過窓また
は「大気透明窓」としても知られる「大気の窓」に対応する波長で赤
外放射を優先的に放出することができる。地球の大気は、これらの「
窓」の波長範囲、例えば7~13μm及び16~30μmにおいて、
実質的に非吸収性である。赤外放射を放出するための放射冷却装置の
例は、米国特許第2,289,809号、米国特許第3,043,112
号、米国特許第3,671,286号、米国特許第4,586,350号
及び米国特許第7,503,971号、並びに米国特 許出願公開第20
10/0155043号及び米国特許出願公開第2015/0131
023号に記載されている。本件は、ポリマーまたはポリマーマトリ
ックス複合材料の波長選択的放出層を含む、ポリマーベースの選択的
放射冷却構造体。例示的な 波長選択的放射冷却構造体は、シート、フ
ィルムまたは被覆の形態にあり、放射冷却表面を実現するものと考え
ることができる。ポリマーベースの放射冷却構造体は、昼又は夜に使
用可能である。さらなる態様において、ポリマーベースの波長選択的
放射冷却構造体を使用し選択的な放射により物体から熱を除去する方
法に関する。さらに、ポリマーベースの放射冷却構造体を製造する方
法に関する。本明細書に記載されている放射冷却用のポリマー系溶液
は、無機多層光学被覆よりも、低コストで、効果的で、並びに/また
は適用されるサイズスケールでの調製及び組み込みが容易である。幾
つかの実施形態において、波長選択的放射冷却構造体により、太陽エ
ネルギー の吸収が制限される。図1は、太陽光スペクトル(AM1.
5)と、大気透過窓における15℃での黒体の熱放射スペクトルとを
図示し、比較している。


2つのスペクトルの間には、パワー密度における大きな不一致があり、
太陽光スペクトルから得られる比較的大きな加熱力と、大気透過窓を
通す熱放射による潜在的な自己冷却とが対比されている。さらなる実
施形態において、選択的放射冷却構造体により、1つまたは複数の大
気透過窓における赤外放射が最大化される。本明細書に記載されてい
る選択的放射冷却構造体は、室温で、日中、夜間またはその双方で、
放射冷却力が100W/㎡を上回る。室温での冷却力が、日中、夜間
またはその双方で、50~150W/㎡、20~40W/㎡、40~
60 W/㎡、60~80㎡、80~100W/㎡、100~120W
/㎡、12 0~140W/㎡ または140~160W/㎡の範囲に
あるように、実施形態を選択することもできる。実施形態において、
-100℃~500℃の範囲から選択される温度で冷却力を測定する。
一例において、15℃の温度で冷却力を測定する。一例において太陽
放射の熱流束を測定すると、放射冷却構造体に入射する直射日光は、
890W/㎡に相当している。しかしながら、実施形態において、放
射冷却構造体は、その波長選択特性のために、日光の大部分を反射し、
これにより、正味冷却は100W/㎡になる。コア温度が異なる物を
冷却すべき場合、上記の実施形態の要素を適切に選択して、冷却力を
所望の範囲に調整することができる。放射冷却力は、表面温度が高い
ほど、高くなる。例えば、冷却力は、表面温度が50℃である場合、
200W/㎡超になり得る。幾つかの実施形態は、300℃超の温度
で操作可能である。気象条件、例えば、風、結露及び雲が冷却力に影
響を及ぼすこともある。

 波長選択的放射冷却構造体は、太陽放射を透過(または 反射)し、
大気透過窓を通して赤外放射を放出し、且つ選択的放出層を備える。
実施形態において、波長選択的放射冷却構造体の選択的放出層も、太
陽放射を透過して赤外放射を放出する。選択的放射冷却構造体を、冷
却すべき物体と熱連通させるにより、このような放射冷却構造体を、
太陽電池、窓、屋根、天井及びその他の物を冷却するために用いるこ
とができる。窓、屋根及び天井は、輸送システム、例えば自動車、ま
たは建築構造物、例えば住宅及び温室の一部であり得る。波長選択的
放射冷却構造体を、熱交換媒体、例えば流体、または熱交換器と熱連
通させることで、放射冷却構造体を熱交換システムにおいて用いるこ
ともできる。
 幾つかの実施形態において、波長選択的放射冷却構造体は、1つま
たは複数の大気透過窓で0.5~1の範囲にある平均放出率を特徴と
する。例として、平均放出率は、7μm~14μmの波長範囲、7μ
m~13μmの波長範囲、16μm~30μmの波長範囲またはそれ
らの組合せで、0.5~1の範囲にある。さらなる実施形態において、
より狭い波長範囲、例えば、8μm~12μmまたは17μm~25
μmの波長範囲を用いる。さらなる例として、放出率は、選択された
波長範囲で、0.6~1.0、0.7~1.0、 0.8~1、0.9
~1、0.95~1または0.95超~1の範囲にある。一実施形態
において、平均放出率は、対象となる波長範囲にわたり平均した半球
放出率である。さらなる実施形態において、波長選択的放射冷却構造
体は、選択された太陽光スペクトルの波長範囲で0~0.2の 範囲に
ある低い平均吸収率を特徴とする。さらなる例として、吸収率は、選
択された波長範囲で、0.15~0、0.1~0、0.05~0の範
囲又は0.05未満である。図1は、AM1.5での太陽光の照射に
ついて、波長に応じた放射照度を図示している。実施形態において、
吸収率は、0.3μm~5μmまたは0 3μm~3μmの範囲にある
波長での太陽光スペクトルについて平均したものである。
 選択性放出層は、太陽放射を透過して赤外放射を放出するポリマー
層又はポリマー複合層を含む。さらに、ポリマー層は、300nm~
5000nmの範囲における太陽光吸収、例えば太陽エネルギーの吸
収が低く、平均で20%未満、15%以下、10%以下または5%以
下であり、下限は0である。さらに、この層は、入射太陽光を、80
%超、85%以上、90%以上または95%以上透過することができ、
上限は100%であり、これらのポリマー層は、5μm~50μmの
範囲における 赤外吸収率(放出率)が 高く、例えば、0.6~1.0
0.7~1、0.8~1、0.9~1、0.95~1または0.95超
~1であり、大気の窓において1つまたは複数の吸収帯を有し、0.3
~3μmにおいて著しい太陽光吸収は示さない。適切なポリマーは、
ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリメチ
ルペンテン(PMP、4-メチルペンテン-1及びポリ(4-メチル
-1-ペンテン)としても知られる)、ポリエチレン(PE)、ポリ
スチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカ
ーボネート(PC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、そ
れらの組合せ及びそれらのコポリマーを含むが、これらに制限される
ことはない。ポリメチルペンテンは、TPX(商標)(三井化学株式
会社)として市販で入手可能である。TPX(商標)についてのベー
スモノマーは、ポリ(4-メチル-1-ペンテン)であるが、TPX
(商標)は、ポリ(4-メチル-1-ペンテン)とα-オレフィン、
例えば、1-ペンテン、1-ヘキセン及び1-オクテンとのコポリマ
ーを含む。


図2は、ポリマー20のシートである放射層5の略図を示す。実施形
態において、ポリマーシート又はポリマーベースの層の厚さは、 5μ
m~3ミリメートル以上、5μ m~1mm、5μm~500μm、5
μm~100μm、10μm~3mm、100μm ~750μm、
100μm~1000μm、200μm~750μm、250μm~
50 0μmmaまたは500μm~1000μmであり得る。実施形態
において、選択的放射冷却構造体は、ポリマーを含む選択的放出層を
備えており、選択的放射冷却構造体は、7μm~14μmの波長範囲
で0.6~1.0の範囲にある平均放出率を特徴とする。さらに、選択
的放出層は、ポリマーマトリックスと、マトリックス中に分布した複
数のフィラー領域(例えば、粒子)とを含む複合材料層を含む。また、
ポリマーは、太陽放射を透過して赤外放射を放出する。例示的なポリ
マ ーは、先に記載されている。これらのポリマーは、大気透過窓にお
いて1つまたは複数の吸収帯を有し、0.3~3μmの太陽光スペクト
ルにおいて著しい吸収は示さない。幾つかの例において、フィラー領
域も、ポリマーではあるが、ポリマーマトリックスとは異なるポリマ
ーのフィラー領域である(例えば、マトリックスは第一のポリマーの
マトリックスであり、フィラーは第二のポリマーのフィラーである)。
その他の例において、フィラー領域は、ポリマーではなく、例えば非
ポリマー誘電材料である。さらなる実施形態において、非ポリマー領
域(フィラー)を、太陽光吸収を低下させるように、熱放出を上げる
ように、そうでなければ所望の用途に対する放射冷却の効率を上げる
ように適合させることができる。一実施形態において、非ポリマー領
域は、例えばミー散乱効果及び付加された吸収共鳴によって赤外放出
率を上げることで、ポリマーシートの放射冷却性能を向上させる。実
施形態において、非ポリマー材料は、大気の窓において1つまたは複
数の吸収帯を有し、0.3~3μmの太陽光スペクトルにおいて著しい
吸収は示さない。これらの実施形態において効率を上げることで、あ
らゆるポリマー対照物に比べて、ポリマーベースの複合シートをより
高性能にするか、または同じ性能水準で相対的に薄くすることができ
る。さらに、非ポリマー領域の屈折率は、可視波長でのポリマーの屈
折率と同等であるか、またはは実質的に同等である。このような実施
形態には、選択的放出層が半透明ではなく透明であることが好ましい
用途が含まれる。このような用途には、窓(例えば、建築物またはは
乗り物の窓)または電子式ビジュアルディスプレイ(例えば、モバイ
ルデバイス)への選択的放出層の取り付けが含まれる。実質的に同等
な屈折率は、例えば、Δn=0.05未満、または任意選択で、Δn=
0.1未満、若しくはΔn=0.01未満で異なる。選択的放出層は、
ASTM規格D-1003により規定されているそのヘイズ値が、例
えば15パーセント以下、10パーセント以下、5パーセント以下ま
たは1パーセント以下になるように、十分に透明であってもよい。選
択性放出層において、非ポリマー領域はSiO2であってもよく、ポ
リマー領域はポリエチレンテレフタレート(PET)であってもよい。
9.8μmの自由空間波長において、SiO2及びPETの屈折率は、
それぞれ2.9及び1.7±0.1であり、そのため、屈折率のずれΔn
は1.2±0.1である。選択的放出層は、そのヘイズ値が 、例えば
10パーセント、20パーセント又は40パーセントを上回るように、
十分に半透明であってもよい。

 さらに、放射層は、図3Aに概略的に図示されているように、ある
体積割合の埋め込まれた粒子または球体に有するポリマー層を含む。
図3Bは、本発明の実施形態の非ポリマー粒子が埋め込まれたポリマ
ー層(5体積%の直径8μmの固体シリカ 微小球を含む、厚さ50μ
mのポリメチルペンテンフィルム)の例示的な吸収曲線(太陽光スペ
クトルにおける平均吸収が5%未満)を示す。

実施形態において、誘電体粒子は、球形、楕円形、多面体、棒状、プ
レート状または不規則な形状である。実施形態において、粒子または
球体は、直径(または、粒子が非球形である場合には有効径若しくは
特徴的寸法)が、1μm~20μm、3μm~30μm、4μm~10
μm又は20μm~30μmである。例として、棒状またはプレート
状の粒子の直径または厚さを、特徴的寸法として使用することができ
る。さらに、粒子または球体の平均値または平均径は、指定の範囲内
にある。さらにおいて、放射層は、2つ以上の異なる径範囲を有する
粒子を含むことができる。

実施形態において、粒子または球体は、誘電材料の粒子または球体で
ある。粒子または球体に適した材料は、シリカ(SiO2)、CaC
O3、SiC、あらゆる種類のガラス状材料及びそれらの組合せが含ま
れるが、これらに制限されることはない。幾つかの場合において、分
散粒子なしのポリマー組成物を使用することができる。粒子または球
体の体積濃度は、1%~15%、5%~15%、1%~ 25%、2%
~25%又は5~25%であり得る。さらに、濃度は0であって もよ
い(純粋なポリマーフィルム)。さらに、複合材料のポリマーマトリ
ック スは、複合材の体積と平衡を保つか、また複合材の80~100
%若しくは95~100 %の範囲にある。またポリマー層の厚さは、
粒子または球体の有効径よりも厚い。さらに、ポリマーまたはポリマ
ーベースの層は、厚さが、10μm~3 ミリメートル以上、4μm~
10μm、10μm~1mm、10μm~500μm、10μm~1
00μm、100μm~750μm、200μm~1000μm、2
00μm~ 750μm、250μm~500μmまたは500μm
~1000μmである。本開示により、ポリマーと、ポリマー中に分
散した複数の誘電体粒子とを含む選択的放出層を備え、誘電体粒子の
体積パーセントが2%~25%の範囲に、粒子が3μm~30μmの
範囲にある平均径を特徴とする、波長選択性放射冷却構造体である、
ポリマー、複数の誘電体粒子またはその組合せが、大気透明窓におい
て1つまたは複数の吸収帯を有すること、及び0.3~3μmの太陽放
射に対しては透明である特徴で、波長選択性放射冷却構造体が提供さ
れる。一例として、波長選択性放射冷却構造体は、 大気透明窓に対し、
0~0.1の太陽光吸収率、及び0.6~1.0の範囲の平均放出率が
を特徴。さらに、ポリマーは、4-メチル-1-ペンテンポリマー、
4-メチル-1-ペンテンコポリマー、ポリフッ化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレ ート及びTPX(商標)から成る群より選択される。
さらに一例として、粒子は、シリ カ微小球またはマイクロロッドで
ある。また、誘電体粒子は例えば、二酸化 ケイ素(SiO2)、炭酸
カルシウム(CaCO3)、炭化ケイ素(SiC)、酸化亜鉛 (Zn
O)、二酸化チタン(TiO2)及びアルミナ(Al2O3)から
成る群より選択される。
 さらに例えば、ポリマーと、ポリマー中に分散した複数の誘電体粒
子とを含む選択的放出層を備えており、選択的放出層における誘電体
粒子の体積パーセ ントが5%~10%の範囲にあり、粒子が3μm~
30μmの範囲にある平均径を特徴とする、選択的放射冷却構造体で
あって、選択的放射冷却構造体が7μm~14μmの波長範囲で0.5
~1.0の範囲にある平均放出率を特徴とし、ポリマーがポリエチレン
テレ フタレートであり、誘電体粒子がSiO2を含む、選択的放射冷
却構造体が提供される。
 ポリマーと、ポリマー中に分散した複数の誘電体粒子とを含む選択
的性放出層を備え、選択的放出層における誘電体粒子の体積パーセン
トが1%~25%または2%~25%または1%~15%の範囲にあ
り、粒子が1μm~20μmまたは3μm~30μmの範囲にある平
均径を特徴とする、選択的放射冷却構造体であって、7μm~13μ
mの波長範囲で0.6~1.0の範囲にある平均放出率を特徴とする、
選択的放射冷却構造体が提供される。さらなる実施形態において、選
択性放射冷却構造体は、0.3μm~3μmの波長範囲で0~0.1ま
たは0~0.2の平均吸収率を特徴とする。さらに 選択性放射冷却構
造体は、シート又はフィルムの形態である。例えば、シートは、幅ま
たは長さが、センチメートルまたはメートルのスケールもある。 
 さらに、1つまたは複数のさらなるシートまたは層の材料をポリマ
ーベースの放射冷却シートに結合する。さらなる層(複数可)には 、
反射防止性、防水性、耐候性、紫外線防御性、耐摩耗性又は類似した
特性にある。これらのシートを構成し得る材料またはこれらのシート
に含まれ得る材料には、太陽光に対して 透明であり耐候性を示す材料
若しくはポリマー、例えばPET、または誘電材料、例えばMgF2
及びそれらの組合せが含まれる。幾つかの例において、これらのさら
なる層のうち少なくとも1つが赤外吸収を示す一方で、その他の例に
おいて、これらのさらなる層のうち少なくとも1つは赤外光に対して
透明である。組合せとしては、赤外光に対して透明なポリマーと誘電
材料との多層構造体が含まれる。幾つかの実施形態において、紫外光
曝露 及び/または気象に対する保護層の厚さは、10nm~10μm、
100nm~10μm、10nm~1μm、100nm~1μmまた
は500nm~10μmである。さらなる態様において、本開示によ
り、太陽放射を反射し、赤外放射を放出し、且つ選択的放出層を備え
る選択的放射冷却構造体が提供される。実施形態において、波長選択
性放射冷却構造体は、選択的放出層に接した反射層をさらに備える。
 さらなに、反射層は、太陽放射を反射する。前述のように、選択性
放出層は、ポリマーを含み、幾つかの例において、フィラー粒子をさ
らに含む。
 さらに、選択的放出層と、選択的放出層に接した太陽 光反射層とを
備え、選択性放射冷却構造体は、0.9~1の範囲にある太陽光反射率
を特徴とする選択的放射冷却構造体が提供される。例えば、太陽光反
射率は、0.3μm~3μmの波長範囲で測定される。また、太陽光反
射層は、金属フィルム又は金 属基材を含む。例えば、選択性放出層は、
冷却すべき物体の構造要素である太陽光反射性金属基材に置かれてい
る。例として、金属フィルムは、30ナノメートル~1000ナノ メ
ートルの平均厚さを特徴とし、金属基材は、1000ナノメートル~
10cmの平均厚さを特徴とする。実施形態において、選択的放出層
は、0.7~1の範囲にある太陽光透 過率を特徴とする。前述のよう
に、波長選択的構造体は、ポリマーを含み、幾つかの例において、フ
ィラー粒子をさらに含む。

図4Aは、ポリマー20のマトリックス中に非ポリマー粒子30を含
む選択性放出層5に接した単一の反射層40を概略的に図示している。
例えば、この反射層は、金属の反射層又はその他の太陽光反射性材料
の反射層である。実施形態において、金属の反射層は、銀、アルミニ
ウム、金または銅を含む。同層は、20nm~300nmまた100
nm~1μmである。これらの実施形態は、冷却の対象となる物が入
射太陽放射の吸収の低下から恩恵を受ける用途において、特に適切で
あり得る。
 選択性放出層及び/または反射層に結合された1つまたは複数のさ
らなる材料層を含む。例として、反射防止層、保護層またはそれらの
組合せが、放射層の片側に結合されている一方で、反射層、またはバ
リア層と反射層との組合せが、放射層の反対側に結合されている。例
示的な実施形態を図4B~4Eに示す。図4Bは、反射防止層に接し
た保護層60を介して選択的放出層5に接している反射防止層50を
図示している。図4Cに示されるように、バリア層、すなわち選択的
放出層5と反射層40との間の層が、幾つかの実施形態において含ま
れている。図4Cの実施形態は、選択的放出層5に接した保護層60
も含む。バリア層に適した材料には、誘電材料または太陽光に対して
透明な材料が含まれるが、これらに制限されることはない。適切な誘
電材料には、金属または半導体の酸化物材料、例えばTiO2、SiO2
及びAl2O3が含まれるが、これらに制限されることはない。例えば、
バリア層は、5nm~100nmである。実施形態において、バリア
層は、(例えば、ポリマー上部層からの)気体若しくは水の分子の浸
透による腐食から反射層を保護し、及び/または金属の接着性を改善
する。図4Dは、銅層、そうでなければ熱伝導材料層が反射層に接し
ているさらなる実施形態を示す。熱伝導材料層は、冷却の対象となる
物に対する熱結合を向上させるために含まれている。反射層は、金属、
金属積層体、誘電体などを含む導電材料であり得る。図4Eは、保護
層60及び バリア層70が選択性放出層5に接している実施形態を示
す。反射防止層50は保護層60に接しており、金属反射層40はバ
リア層70に接している。(中略)幾つかの実施形態において、本開
示により、  
a.ポリマーを含む選択的放出層を備える選択的放射冷却構造体を物
 体の表面と熱連通させるステップであって、選択的放出層が、物体
 と熱連通しており、選択的放射冷却構造体が、7μm~14μmの
 波長範囲で0.6~1.0の範囲にある平均放出率を特徴とする、ス
 テップ、  
b.物体から選択的放射冷却構造体へと熱を伝達させるステップ、及
 び  
c.選択的放射冷却構造体の選択的放出層から熱を放射するステップ
 を含む、選択的熱放射により物体から熱を除去する方法が提供され
 る。  
 一例において、選択的放射冷却構造体は、0.3μm~3μmの波
長で0~0.2である太陽光吸収率を特徴とする。幾つかの実施形態
において、選択的放出層は、明細書に記載されているように、ポリマ
ー中に分散した複数の誘電体粒子をさらに含む。例えば、選択性放出
層における誘電体粒子の体積パーセントは2%~25%の範囲にあり、
粒子は3μm~30μmの範囲にある平均径を特徴とする。例として、
物体は、ソーラーパネ 、自動車の屋根若しくは窓、建築物の屋根若
しくは窓、またはエネルギー、食品、油若しくはその他の商品用の冷
気貯蔵構造体である。
 さらに、実施形態において、本開示により、  

a.ポリマーを含む選択性放出層を備える選択性放射冷却構造体を物
 体の表面と熱連通させるステップであって、選択性放射冷却構造体
 が、0.3μm~3μmの波長で0~0.2である太陽光吸収率、及
 び7μm~14μmの波長範囲で0.5~1.0の範囲にある平均放
 出率を特徴とする、ステップ、  
b.物体から選択性放射冷却構造体へと熱を伝達させるステップ、並
 びに  
c.選択性放射冷却構造体の選択的放出層から熱を放射するステップ
 を含む、

選択性熱放射により物体から熱を除去する方法が提供される。例にお
いて、選択性放出層は、物体に直接接することで、または接着剤層に
より物体に取り付けられることで、物体と熱連通されている。幾つか
の実施形態において、選択的放出層は、本明細書に記載されているよ
うに、ポリマー中に分散した複数の誘電体粒子をさらに含む。幾つか
の実施形態において、太陽光に対して透明であり赤外放射を放出する
選択 的放射冷却体を用いて、太陽電池を冷却することができる。

図5に示されているように、 ポリマーベースの放射冷却体シートを
太陽電池の上部に直接取り付ける。シートは、太陽 光の入射に対し
て透明であるため、太陽電池の性能に影響を与えることはない。しか
しな がら、太陽電池の温度は、低温の空に対するポリマーシートの
赤外放射効果を理由に低下し、これにより、太陽電池の効率及び信頼
性が上がる。図5において、符号は以下の通りである:


100 太陽電池;1 放射冷却シート;3 入射する太陽光の放射;
4 赤外 放射する放射冷却シートから空への放射冷却束。

 その他の実施形態において、太陽光に対して透明fあり赤外放射を
放出する選択的放射冷却体を放射天井パネルの表面に取り付けること
がずきる。熱放射により部屋から伝達される熱エネルギーの量は、放
射天井パネルの表面の放出率に応じるロ従来の放射天井パネルの表面
は、通常、放出率が0.9~0.95である放出率が0.95以上である
選択的放射冷却構造体を従来の放射天井パネルの表面に取り付ける(
図6参照)と、放射天井パネルと部屋との開の放射冷却の効率をより
高くすることができる。

図6:150 建築物:320 冷気貯蔵槽:1 放射天井に取り付
けられた放射冷却シート:6 建奈物内部の熱取得:7 部屋から放
射天寿への放射流来:8 部屋の空気から放射天井への対流式熱伝達
図7A:150 建築物;3 入射する太陽光の放射;4 放射冷却
シートから空への放射冷却束;1 屋根に 取り付けられた放射冷却シ
ート;6 建築物内部の熱取得;9 反射された太陽放射。図 7B:
180 車;1 車の屋根に取り付けられた放射冷却シート。

  さらに、本開示は、反射層を含むポリマーベースの波長選択的放射
冷却構造体を 使用して選択的熱放射により物体から熱を除去する方法
に関する。例として、反射層を接着剤で物体に取り付けるか、または
反射層を熱伝導層に取り付けてから物体に取り付ける 

a.選択的放射冷却構造体を物体の表面と熱連通させるステップであっ
 て、波長選択的 放射冷却構造体が、ポリマーを含む選択的放出層と
 、波長選択的放出層に接した太陽光反 射層とを備え、選択的放出層
 が、物体と熱連通しており、選択的放射冷却構造体が、7μm~1
 3μmの波長範囲で0.6~1.0の範囲にある平均放出率を特徴と
 する、ステッ プ、  
b.物体から選択的放射冷却構造体へと熱を伝達させるステップ、及
 び  
c.選択的放射冷却構造体の選択的放出層から熱を放射するステップ

を含む、選択的熱放射により物体から熱を除去する方法が提供される。 。
前述のように、例における太陽光反射層は、金属フィルム又は金属基
材である。さらに、幾つかの実施形態において、選択的放出層は、明
細書に記載されているように、ポリマー中に分散した複数の誘電体粒
子をさらに含む。例えば、選択的放出層における誘電体粒子の体積パ
ーセントは2%~25%の範囲にあり、粒子は3μm~30μmの範
囲にある平均径を特徴とする。例として、物体は、建築物の一部また
は構造体の屋根である。さらなる例として、物体は、冷気回収装置、
例えば受動的なサーモサイフォン又は能動的なチャネルアレイであり、
伝熱流体が物体内部を循環している。

 さらに、 
a.選択的放出層と、選択的放出層に接した太陽光反射層とを備える
 選択的放射冷却構 造体を物体の表面と熱連通させるステップであっ
 て、選択的放出層がポリマーを含み、物 体と熱連通した太陽光スペ
 クトル反射層が金属フィルムを含み、選択的放射冷却構造体が0.3
 μm~3μmの範囲にある波長で0~15%である太陽光吸収率、
 及び7μm~13μmの範囲にある波長で0.6~1.0の範囲にあ
 る平均放出率を特徴とする、ステ ップ、  
b.物体から選択的放射冷却構造体へと熱を伝達させるステップ、並
 びに  
c.選択的放射冷却構造体の選択的放出層から熱を放射するステップ
 を含む、選択的熱放射により物体から熱を除去する方法が提供され
 る。前述のように、例における太陽光反射層は、金属フィルム又は
 金属基材である。さらに、幾つかの実施形態において、選択的放出
 層は、本明細書に記載されているように、ポリマー中に分散した複
 数の誘電体粒子をさらに含む。

 太陽光を反射して赤外放射を放出するポリマーベースの放射冷却シ
ートを使用し て、建築物(図7A参照)及び自動車(図7B参照)に
対して受動冷却効果をもたらすこ とができる。冷却のために、放射冷
却シートを建築物または車の屋根に直接取り付け、反射層は、建築物
または車の屋根に接している。冷却効果は、以下の2つの側面による
ものである:
1)多量(例えば、90%以上)の入射太陽放射を放射冷却シートの
 金属反射層により反射して、太陽放射からの熱取得を大幅に低減す
 ることができること;
2)放射冷却シートから空へ赤外放射が放出されること(例えば 100
  m2以上)。
  本願は、熱帯及び亜熱帯地域における軽量建築物の受動冷却に特に
  適している。

  本明細書に開示されているポリマーベースの放射冷却シートを、冷
気貯蔵システムと組み合わせて使用することもできる。例えば、放射
冷却シートを冷気回収装置(すなわち、冷気回収体)に組み込み、放
射冷却シートからの冷気が、冷気回収体内を流れる伝熱流体に伝達さ
れる。幾つかの実施形態において、本開示により、

a 各冷気回収装置が冷却流体と熱連通するように構成されている、
複数の冷気回収装置と、  
b.各選択的放射冷却構造体が、複数の冷気回収装置のうちの1つの表
面と熱連通しており、且つ各選択的放射冷却構造体が、ポリマーを含
む選択的放出層を備えており、各選択性的放射冷却装置の選択的放出
層が、複数の冷気回収装置のうちの1つと熱連通しており、且つ各選
択性放射冷却構造体が、7μm~14μmの波長範囲で0.5~1.0
の範囲にある平均放出率を特徴とする、複数の選択性放射冷却構造体
とを具備する冷気回収システムが提供される。
 一実施形態において、冷気回収システムは、熱交換器をさらに備え
る。例えば、冷気回収装置は、流導管により冷気回収装置と熱交換器
とが接続されている場合、熱交換器と流体連通するように構成されて
いる。このような流導管により、熱交換流体(例えば、液体)は、冷
気を冷気回収装置から熱交換器へと伝達することができる。例におい
て、冷気回収装置は、受動的なサーモサイフォン又は能動的な流体チ
ャネルアレイである。実施形態において、各冷気回収装置は、少なく
とも1つの放射冷却構造体に接している。


                        この項つづく
 
風蕭々と碧い時代


イマジンJohn Lennone



曲名: 戦争は知らない(1968年)  歌: ザ・リガニーズ
作詞: 寺山修司  作曲: 加藤ひろし

野に咲<花の名前は知らない
だけど野に咲く花が好き
帽子にいっぱい摘みゆけば
なぜか涙が涙が出るの

戦争の日を何も知らない
だけど私に父はいない
父を想えばあゝ荒野に
赤い夕日が夕陽が沈む

戦さで死んだ悲しい父さん
私はあなたの娘です
20年後のこの故郷で
明日お嫁にお嫁に行<の....

ザ・リガニーズ (The Rigannies) は、1967~1970年に活動した日本の
フォークグループ。1967年夏、早稲田大学公認バンドサークルWFS(
Waseda Folksong Society)のメンバーが結成。当初は新田・内山・吉田・
所・渡辺の5人だったが、所と渡辺が脱退し武藤と常富が加入。「戦
争は知らない」は詩人にして劇作家、元祖マルチ・アーティストの寺
山イ疹司----最初に作詞を手がけた楽曲➲寺山自身が投影されている。
森県警弘前署の刑事だった父の寺山ハ郎は招集されて出征した後、太
平洋のセレベス島で赤痢にかり戦病死。残された母と子のもとに送ら
れてきたのは骨壷だけ、その中に入っていたのは石ころと枯葉だった
----作曲したのは大阪のGSグループ、リンド&リンダースの加藤ひろ
し。最初に歌ったのは、歌手の坂本スミ子。そして、フォーククルセ
ダーズ(北山修と加藤和彦が再結成し、はしだのりひこを加えたトリ
オで音楽活動を行っていた1968年の7月27日に渋谷公会堂で行われた
コンサート『当世今様民謡大温習会(はれんちりさいたる)』のなか
から、「戦争は知らない」のライプ・テイクが、シングル「さすらい
のヨッパライ」のB面に収録されて11月に発売される。

●今夜の寸評:AIとアルゴリズムと人類

うぅ~ん。難しい問題だね。まずは、携帯電話のシェリー
    との会話から楽しんでいるよ^^;。


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