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軍拡雷同する前に

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」


.シネラリア(サイネリア)  2.ジブリペデューム 3.シャコ
 サボテン 4.シンビューム 5.ストック





【園芸植物×短歌トレッキング:シネラリア】

 こころよく陽は回りきてサイネリア精いっぱいに花盛り上げる
                        鳥海 昭子※  

サイネリアは11月~翌年5月にかけて花を咲かせるキク科ペリカリス
属の植物で、華やかな花姿と花色が美しく、寒い冬のお庭やベランダ
玄関先を色鮮やかに彩ってくれます。秋から翌春まで楽しめるので、
鉢植えや地植えで楽しむガーデニングの花として定番の花の一つ。
学名は「Pericallis × hybrida」。18世紀に英国に持ち込まれ、その後園
芸種として様々な品種改良が進み世界に広まる。日本名の「サイネリ
ア」の語源は、英語名の「Florist’s Cineraria」から由来。始めは「シネ
ラリア」と呼ばれていましたが縁起が良くないとされて「サイネリア
」に変わり一般化する。サイネリアには「富貴菊(フウキギク)」「
富貴桜(フウキザクラ)」という和名もある。
サイネリアの花言葉 :「いつも快活」「喜び」

※山形県鳥海山麓生まれ。1949年歌誌「アララギ」入会。その後「歌
と観照」「短詩型文学」に所属。1985年、歌集「花いちもんめ」で第
29回現代歌人協会賞受賞。1992年東京都文化功労賞受賞。現代歌人協
会会員。2005年、NHKラジオの「ラジオ深夜便」にて誕生日の花にちな
んだ短歌を一年間発表。                     

【家庭内医薬品使用顛末記:フルメトロン点眼液0.1%】
18~21日にかけて、街活が重なった上に、寒さも加わり、22日の朝か
ら家庭ゴミ搬出、積雪対応タイヤの根幹準備と、深夜にまたがるデス
クワークの眼精疲労もあり、右目に眼底痛と炎症によるものと考えら
れる飛蚊症様態がひどくなり眼科に急行し診察と点眼液を頂き4回/
日点眼を開始し始め、現時点(24日未明)も、飛蚊症様態は残ってい
る。準安静状態で平常生活を継続しているが、4年前の左目の網膜穿
孔もあり注意深く生活している。24日の朝は、変調も小さくなり薬効
もあり、飛蚊症様態痕も縮小している。

 Fluorometholone.png
【特徴】フルメトロン点眼液は、炎症を早く抑えることができステロ
イドの中でも作用は比較的おだやかなため、副作用の心配はほとんど
心配ない。フルオロメトロンの特徴として、白濁の懸濁液であり点眼
を行ったあとも、目の表面に成分が長くとどまりやすいため、より炎
症を抑える効果がある。
【効果】おもに目の炎症による腫れやかゆみを抑え、結膜炎・角膜炎・
ぶどう膜炎・目の手術を行ったあとの炎症予防・アレルギー症状を改
善する。
【適応症状】フルメトロン点眼液は、抗炎症ステロイド点眼薬で下記
症状を改善する。 外眼部および前眼部の炎症性疾患の下記症状:眼瞼
炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、虹彩炎、虹彩毛様体炎、ブ
ドウ膜炎、術後炎症など。 季節性アレルギー(花粉症)、ハウスダスト
や動物などの通年性アレルギー。
【使用方法】使用前によくふりまぜた後に、1回1〜2滴、1日2〜4回点
眼する。1回1〜2滴を目安に点眼。上を向いた状態で下まぶた(目じり
寄り)を軽く引いて1〜2滴を点眼し、まぶたを閉じ成分を行き渡らせる。
ティッシュ等で余分な点眼液をふき取る。

 

 
【完全クローズド太陽光システム事業整備ノート ⑩】
【再エネ革命渦論 70: アフターコロナ時代 269】
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コンパクトでスマートでタフな①光電変換素子と②蓄電池及び③水電
解に④水素系燃料電池、あるいは⑤光触媒由来有機化合物合成と完璧
なシステムが実現し社会に配置されようとしている。誰がこれを具体
的に想定しただろうか。その旗手に常に日本や世界の若者達の活躍が
あった。
● 技術的特異点でエンドレス・サーフィング
   再生可能エネルギー革命 RE100 ➢ 2030  6⑨

 

 
✺NREL 太陽電池効率のインタラクティブ チャートを更新
米国立再生可能エネルギー研究所 (NREL) は、さまざまな PV技術に
関する研究セル効率チャートの新しいインタラクティブバージョンを
リリース。  
PV技術の研究セルの確認された最高の変換効率を強調。新しいインタ
ラクティブバージョンでは、ユーザーは何十年にもわたる研究データ
を引き出し、特定の技術や期間に焦点を当てたカスタムグラフを比較
できる、効率だけでなく、セルの電流、電圧出力、曲線因子に関する
データを集積。グラフに記録された最高の研究用セル効率は、4 接合
セルで 47.1%。そのインタラクティブな性質により、ユーザーは、ペ
ロブスカイト太陽電池などの新興技術の変換効率の最近の飛躍を視覚
化に成功。これは、1980年代以降のシリコン太陽電池の効率の着実な
改善とは対照的。


NREL のシニア リサーチ フェローである Sarah Kurtz氏は、あまり
にもデータがいっぱいになり、データを見るのが難しくなってしまっ
ている。新しいインタラクティブ(双方向)グラフの利用は、研究者
は引き続きデータ提供でき、より良いコミュニケーション方法でプレ
ゼンテーションを行うことができていると話す。

● カーボンナノチューブの近赤外発光の波長制御・高機能化技術



炭素原⼦のみで構成されるカーボンナノチューブは、近⾚外領域の発
光を⽰す特性を有し、バイオイメージングや通信技術など先端光技術
への応⽤が期待されている。⼀⽅で、⼀般にカーボンナノチューブの
発光効率は低く(1%未満)、発光波⻑もチューブの構造で決定され
る制限があった。最近、カーボンナノチューブに化学修飾を⾏い部分
的な⽋陥形成を⾏うことで、発光効率が向上し発光波⻑が変化した新
たな⽋陥発光を⽣み出せることがわかっているが、従来技術では修飾
反応の違いによらず類似の発光特性が観測されており、さらなる光機
能創出には⽋陥構造を変化させて選択的に異なる発光波⻑を⽣み出す
などの新たな修飾技術を開発求められていた。
11月22日、九州⼤学らの共同7研究グループは、修飾分⼦にナノチュ
ーブと相互作⽤をする部位を新たに導⼊する分⼦設計を開発し、従来
技術よりも⼤きく⻑波⻑化させた⽋陥発光を⽰す⽋陥配置を選択的に
形成させることに成功。さらに、今回の設計では、クリックケミスト
リーという技術を使い、形成させた⽋陥部位に選択的かつ⾼効率に別
の分⼦を後修飾できた。この発⾒は、ナノチューブ上に任意の⽋陥構
造を形成させるという科学的に新しい⼿法を提供するだけでなく、近
⾚外光を利⽤した先端光科学技術開発に貢献できると期待されている。
【展望】
バイオイメージング----バイオイメージングとは、細胞、組織、生体構
造における生物学的プロセスを非侵襲的に視覚的に表現し、病気の診
断や治療をより正確に行うために用いられる光学的なバイオセンシン
グのこと----や先端光科学技術-の開発に期待。
✔ カーボンナノチューブの高機能化事業は「ネオコン」のコアテク
 であることは間違いない。


出所:CNSI
※ここで、生体内の現象の観察する診断イメージング法には、X線、コ
ンピュータ断層撮影法(CT:computed tomography)、磁気共鳴画像法
(MRI:magnetic resonance imaging)、磁気共鳴機能画像法(fMRI:fun-
ctional magnetic resonance imaging)、陽電子放射断層撮影法(PET:po-
sitron emission tomography)などが挙げられている。in vitroの用途では、
二光子励起顕微鏡法(two-photon fluorescence excitation microscopy)、
光褪色後蛍光回復法(FRAP:fluorescence recovery/redistribution after pho-
tobleaching)、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET:fluorescence resonance
energy transfer)などの手法が用いられている。

 
車載ディスプレイ部材、出荷量はプラス成長続く
11月17日、矢野経済研究所は車載ディスプレイ部材の世界市場を調査
し、車載タッチパネルやディスプレイカバー(前面板)など主要部材
の出荷量について、その成長率を予測。
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車載用タッチパネル(抵抗膜方式、静電容量方式)、ディスプレイカバ
ー(前面板)、ディスプレイカバー用加飾フィルム(インモールドラ
ミフィルム)、ディスプレイカバー用反射防止フィルムおよび、OCA
(Optical Clear Adhesive)/OCR(Optical Clear Resin)を対象。調査期間
は2022年8~10月。
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● 曲面や大画面、高精細化に対応した部材のニーズ高まる
【要約】車載ディスプレイの世界出荷数量(パネル数)は、2020年に
マイナス伸長となったが、自動車生産台数の下げ幅ほどは減少しなか
た。2021年には成長率がプラスに転じ、2022年も成長が見込まれてい
る。その後も、堅調に推移すると予測。その伸長率は、自動車生産台
数予測を上回る伸びが期待されている。特にプラス成長を続けるのが、
車載用タッチパネル(TP)やディスプレイカバー(前面板)、ディス
プレイカバー用反射防止フィルム、OCA/OCRなどの主要部材である。
今後については、大型化や曲面化などディスプレイの進化に対応でき
る技術力と、新たな需要を掘り起こす提案力が重要。報告書の中で、
同社が注目する技術として挙げたのが、統合コックピットの安全性を
向上させるための「スイッチャブルプライバシー技術」。近年はCID
(Center Information Display)やクラスタ(Instrument Cluster)、PID(Pass-
enger Information Display)を一体化したような、大型のディスプレイが
注目されている。こうした中で、視野角を制御するスイッチャブル機
能を備えたディスプレイの開発が不可欠となる。運転時にPID表示のみ
を「オフ」とし、脇見運転などを防止するための機能である。これと
は別に、ガラス加飾カバーとフィルムセンサとを一体化したセンサ付
きガラスカバーなども提案されている。


リコー 有機ELモバイルタッチディスプレーを発売
11月30日、タッチ操作も可能なモバイル有機ELディスプレー「RICOH
Portable Monitor 150BW」「RICOH Portable Monitor 150」を発売する。
「RICOH Portable Monitor 150BW」は,バッテリー搭載モデルで,ワ
イヤレス接続に対応。ワイヤレス接続には「SSE(Smart Streaming Engine)
」技術を採用しており,映像遅延が少なく,快適な投映とタッチ操作を
実現。パソコンのディスプレーとしての利用はもちろん,商談や打合
せの場で紙の資料を配布する代わりにこの製品を配布したり,そこか
ら参加者が資料への書き込みを行なったりと,対面の場を活かした少
人数でのコラボレーションを促進するコミュニケーションデバイスと
して活用できる。15.6インチの有機EL(OLED)ディスプレーの解像度
は1920×1080,15.6インチ画面で重さは,150BWはバッテリー搭載で約
715g,150は約560g。本体一体型のスタンドは自在に角度調整できるた
め,横置き・縦置き・筆記など,利用シーンに合わせて最適な角度で
利用できる。映像表示が可能なUSB Type-Cケーブルで,パソコンとス
マートフォンなど2台の端末を同時接続してボタン操作で表示を切替え
ることが可能。ディスプレー背面にインターフェースを搭載しており,
ケーブルを気にしないで配置でき,ケーブルを接続したまま付属ケー
スに収納できる。


図1.開発した材料の溶液中の発光写真(左)と分子構造(青:窒素、
赤:酸素、水色:フッ素)

【ちょこっと有機EL①:励起一重項と三重項のエネルギー逆転】
9月15日、理化学研究所(理研),山形大学らの研究グループが、一重
項励起状態と三重項励起状態のエネルギーが逆転した発光材料を開発
している。これは、1925年に遡り、ドイツの物理学者フリードリヒ・
フントが「同一の電子配置において、最大のスピン多重度を持つ状態
が最低エネルギーを持つ」という経験則を提案、例えば、これまでに
合成された数多くの有機物の三重項励起状態は、一重項励起状態より
エネルギーが低く、両状態のエネルギー差(ΔEST)は正であることが
知られている----ΔESTが重要となる応用先の一つとして、スマートフォンの
ディスプレイなどに用いられる有機ELは、電気エネルギーによって有
機物を励起状態にし、それが基底状態に戻る際に放出される発光を利
用する----が、この励起状態の75%を占める三重項励起状態は通常発光
しないため、大きなエネルギー損失となり、この課題解決に、ΔESTを
室温の熱エネルギーと同等まで小さくすることで、三重項励起状態を
発光可能な一重項励起状態に変換する熱活性化遅延蛍光]材料が提案さ
れまた(図2(a))。 近年、このような熱活性化遅延蛍光材料と呼ば
れる発光材料の研究開発が国内外で盛んに行われ、もし負のΔESTを実
現できれば、三重項励起状態を低エネルギーの一重項励起状態に速や
かに変換する理想的な有機EL用発光材料の創出につながる(図2(b))。


図2.(a)熱活性化遅延蛍光材料と(b)負のΔESTを持つ新材料の発光メ
 カニズム
(a) 室温の熱エネルギーによって、三重項励起状態が高エネルギーの
 一重項励起状態に変換され、遅延蛍光が生じる。
(b) 三重項励起状態が低エネルギーの一重項励起状態に速やかに変換
 され、遅延蛍光が生じる。

そこで、共同研究グループの理研の「スーパーコンピュータHOKUSAI
Big Waterfall」を用いて、約3万5000種類の分子の理論計算を行い、負
のΔESTを持つ可能性がある候補分子を見いだす。理論上、この分子の
ΔESTは多数の電子配置間の相互作用により負になると推測する。図3
(a)に示す二電子三軌道を例とすると、パウリの排他原理]により、一
重項の二電子励起配置は3種類、三重項の二電子励起配置は1種類とな
り、一重項の方が、とり得る二電子励起配置の数が多いため、配置間
の相互作用によってエネルギー的により安定化される。この一重項の
安定化が、候補分子においては、交換相互作用]などによる三重項の安
定化を上回り、ΔESTが負になると考えられる(図3(b))。



図3(a)二電子三軌道の二電子励起配置と(b)一重項励起状態と三重項
励起状態のエネルギー序列(a) パウリの排他原理により、平行なスピ
ンを持つ三重項の二電子は同じ軌道を占めることができない。よって
三重項と比べて一重項は、とり得る二電子励起配置の数が多い。(b)
配置間相互作用による一重項の優先的な安定化が交換相互作用を上回
れば、一重項と三重項のエネルギーは逆転し、ΔESTは負になり得る。.

こうして、理論計算で見いだされた候補分子のうちHzTFEX2(図4(a))
を実際に合成し、光物性を評価し、HzTFEX2が一重項励起状態と三重項
励起状態間の可逆的な項間交差を介して起こる遅延蛍光を示し、その
発光寿命はわずか217ナノ秒(ns、1nsは10億分の1秒)であることを解
明できた。また、通常の熱活性化遅延蛍光材料の発光寿命は低温にお
いて長くなるのに対し、HzTFEX2はその逆で、低温において遅延蛍光が
短寿命化することが明らかになりました(図4(b))。これは、発光可
能な一重項励起状態が、発光不可の三重項励起状態よりも低エネルギ
ーであり、低温において一重項励起状態の占有密度(ポピュレーショ
ン)が増大するためだと考えられます。この遅延蛍光の温度依存性か
ら、ΔESTを-11ミリ電子ボルトと実験的に決定した。さらに、HzTFEX2
を発光層に用いた有機ELにおいて、外部量子効率]が17%(内部量子効
率[9]85%に相当)に到達したことから、電流励起で生じた三重項励起
状態を発光に利用していることを実証した。


図4(a)HzTFEX2の分子構造と(b)さまざまな温度における発光強度の時
間変化 (a) 負のΔESTを持つ発光材料HzTFEX2の分子構造。(b) 温度
を下げると、遅延蛍光寿命が短くなった。これは、低温において発光
が長寿命化する通常の有機化合物とは全く逆の性質である。
【関連論文】
・原題:Delayed fluorescence from inverted singlet and triplet excited states
・著者名:Naoya Aizawa et,al.
・掲載誌:Nature
・DOI:10.1038/s41586-022-05132-y

 光学式に匹敵する精度/速度の誘導型回転位置センサ
onsemiは、ドイツ・ミュンヘンで開催された欧州最大規模のエレクト
ロニクス展示会「electronica 2022」(2022年11月15~18日)におい
て、光学式エンコーダーに匹敵する精度や速度を実現したデュアル誘
導型回転位置センサー「NCS32100」などを発表、デモの展示を行った。

6000rpmで±50秒角の高性能
誘導型エンコーダーは、さまざまな汚染や干渉に対して感度が低いほ
か、機械的振動の影響を受けにくく、一次温度依存性もないなど、産
業用アプリケーションに適した特性を持つが、従来、高精度が不要で低
回転速度で動作するユースケースに限定され用いられてきた。onsemiは
今回、同社が20年以上にわたり培ってきた誘導型センサーの設計の専
門知識を生かすことで、一般的にミドルエンドからハイエンドの光学
式エンコーダーが持つ精度や速度を実現した。具体的には、38mmセン
サを使用した同デバイスは、6000rpmで±50秒角の精度を実現、さらに
精度を下げれば、10万rpmまでの速度に対応できる。NCS32100は、不揮
発性フラッシュメモリ(NVM)やホストプロセッサとの通信用として構
成可能なインタフェースも備えるArmの「Cortex-M0+」コアやA-Dコン
バータ、DSPなどを内蔵。説明担当者は、アナログフロントエンドから
全ての後処理を行って位置や速度を送信できると説明。 NCS32100は
集積度が高く、設計時間と必要な外付け部品点数の大幅な削減と、市
場投入までの時間短縮を実現、よりコンパクトで効率的な設計が可能
になるという。説明担当者は、「このソリューションはNSC32100やド
ライバー、いくつかの受動部品の計十数個の部品点数で構成できる。
同程度の精度の光学式ソリューションの場合、100個以上が必要である
ことから、非常に魅力的なソリューションになる。光学式と比べ3分の
2のコスト削減になると説明していたと(via ,EE Times Japan 2022.
11.22「高い冷却性能を発揮、車載用「トップサイド冷却」MOSFET
・「onsemiのSiC採用、最長航続距離記録したベンツのEV」は省略)



【ウイルス解体新書 154】

序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第9節 感染予防・検査・治療
9-3-1 細胞に侵入するのを防ぐ薬
9-3-1 細胞に侵入するのを防ぐ薬 
9-3-1-1.ソトロビマブル 抗体カクテル療法
1.国内で使用されている主な薬剤
1.2 塩野義製薬『プロテアーゼ阻害薬』の認可
1.3 コロナ治療薬、オミクロン株「BA・2」にも効果
1.4 軽症段階で使える飲み薬
⮚2022.11.22 NHK
重症化リスクが低い患者も軽症の段階で服用できる飲み薬として、塩
野義製薬の「ゾコーバ」が承認。いま国内で承認されている治療薬に
はどんな薬があり、どういった効果があるのか、最新の状況をまとめ
る ➲国内で承認されている新型コロナウイルスの治療薬は、2022年
11月現在9種類。

1-4-1 「ラゲブリオ」
現在承認されている軽症の段階から使える飲み薬は、アメリカの製薬
大手「メルク」が開発した「ラゲブリオ」----国内で初めて2021年12
月24日に特例承認されたのが「ラゲブリオ」、一般名「モルヌピラビ
ル」----と、アメリカの製薬大手「ファイザー」が開発した「パキロ
ビッドパック」の2種類。いずれも、ウイルスが細胞に侵入した後、
ウイルスの設計図となる「RNA」をコピーする際に必要な酵素の働きを
抑え、増殖を防ぐ。薬の添付文書等では、投与の対象となるのは、18
歳以上の軽症から中等症1の患者のうち、高齢者や肥満、糖尿病などの
重症化リスクがある人で、発症から5日以内に1日2回、5日間服用する。
また、胎児に影響が出るおそれがあるとして、妊婦や妊娠している可
能性がある女性は服用を禁止。重症化リスクがある患者の入院や死亡
のリスクをおよそ30%低下させる効果があるとされ、薬の服用後に有
害事象が出た割合は、薬を服用したグループと偽の薬を服用したグル
ープで変わらなかった。厚生労働省によりますと、これまでに160万人
分を確保し、2022年9月15日の時点でおよそ61万9600人に投与されてい
る。2022年9月16日からは薬の生産体制が整ったとして、一般の医薬品
と同様に卸会社を通じた流通が行われている。 

1-4-2 「キロビッドパック」
ラゲブリオに続いて2022年2月10日に特例承認されたのが、アメリカの
製薬大手「ファイザー」が開発した「パキロビッドパック」。新型コ
ロナ向けに開発した抗ウイルス薬の「ニルマトレルビル」と、エイズ
の治療に使う既存の薬で抗ウイルス薬の効果を増強させる役割を担う
「リトナビル」を組み合わせた薬。「ラゲブリオ」と同様、細胞内に
侵入したウイルスの増殖を抑えるタイプの薬、作用のメカニズムが異
なり、ウイルスが自身のRNAをコピーして増える準備段階で働く酵素を
機能しなくすることで増殖を抑える。会社が2021年12月に公表した臨
床研究の最終的な分析結果によると、重症化リスクのある患者に対し
て発症から3日以内に投与を始めた場合には、入院や死亡のリスクが89
%低下し、発症から5日以内に投与を始めた場合でも88%低下したとし
ている。また、薬の服用後に有害事象が出た割合は、薬を投与した人
たちと偽の薬を投与した人たちで頻度は変わらず、ほとんどが軽かっ
たとしています。薬の添付文書などによりますと、投与の対象は12歳
以上の重症化のリスクが高い軽症から中等症1の患者で、1日2回、5日
間服用する。

パキロビッドパックは、一緒に飲むことが禁じられている薬がおよそ
40種類あることや、腎臓の機能が低下している患者に対しても用量の
調整が必要であり、使用するケースが比較的少ない状態が続く。厚生
労働省によりますと、200万人分が確保されているが、投与されたのは
2022年10月31日の時点でおよそ5万人にとどまる。「ラゲブリオ」と
「パキロビッドパック」いずれも、ウイルスが細胞に感染する際の足
がかりとなる「スパイクたんぱく質」が変異しても影響は少なく、効
果は保たれると考えている。 また、愛知医科大学の森島恒雄客員教授
は「『パキロビッドパック』は一緒に飲めない薬が多いが、お薬手帳
で情報を伝えてもらったり、かかりつけの医療機関で処方したりする
仕組みの整備されればもっと処方できるのではないかと提言している。

1-5 軽症に使える抗体医薬
新型コロナ用に開発された「抗体医薬」で、点滴や注射で投与する薬
にも、軽症者に使えるものが2種類あります。「抗体医薬」は人工的に
作った抗体を投与するタイプの薬で、抗体が新型コロナウイルスの表
面にある突起の部分「スパイクたんぱく質」に結合することで、ウイ
ルスが細胞に侵入を阻止する。
1-5-1 抗体カクテル療法「ロナプリーブ」
軽症患者向けに使える初めての薬として2021年7月に特例承認されたの
が、2種類の抗体を投与する抗体カクテル療法の薬「ロナプリーブ」。
点滴や注射で投与する。
1-5-2 「ソトロビマブ」
2021年9月には1種類の抗体を投与する「ソトロビマブ」、販売名「ゼ
ビュディ」が特例承認 点滴で投与。高齢者や基礎疾患のある人など重
症化するリスクがある軽症から中等症1までの患者が投与の対象、薬の
添付文書などによりますと「ロナプリーブ」は発症から7日以内に「ソ
トロビマブ」は発症から5日以内に1回投与。 「ロナプリーブ」は臨床
試験で、投与していない人に比べて入院や死亡のリスクがおよそ70%
下げられた。また、免疫力が低下し重症化するリスクがある濃厚接触
者に対しては、発症予防を目的に投与することも承認。 厚生労働省に
よると、投与された人数は2022年10月31日の時点でおよそ4万3000人に
のぼるということである また「ソトロビマブ」は臨床試験で、投与し
ていない人に比べて入院や死亡のリスクがおよそ85%下げられたとい
うことである。 厚生労働省によると、投与された人数は2022年10月3
1日の時点で18万人余りにのぼる。 ただ、これらの抗体医薬はウイル
スが変異することで「スパイクたんぱく質」の形が変わってしまうと
結合しにくくなり、効果が下がってしまうという弱点がある。 特にオ
ミクロン株に対しては、従来株と比べて効果が著しく低下したという
報告が相次ぎ、厚生労働省の新型コロナの「診療の手引き」では、オ
ミクロン株に対して「有効性が下がるおそれがあることから、ほかの
治療薬が使用できない場合に使用を検討する」との方針。
1-5-3 ゾコーバ
2022年11月22日、新型コロナウイルスの新たな飲み薬「ゾコーバ」に
ついて、厚生労働省は使用を承認。重症化リスクが低い患者も軽症の
段階から服用できるのが特長の治療薬で、国内の製薬会社が開発した
初めての飲み薬。 軽症の段階から服用できる新型コロナウイルスの飲
み薬。重症化するリスクが高い患者を対象にしていたこれまでの薬と
違い、重症化リスクの低い患者でも服用できるのが特長。これまで新
型コロナの治療薬として承認されたのは飲み薬や点滴など9種類で、軽
症・中等症の患者に使える薬もあったが、糖尿病やさまざまな呼吸器
疾患、肥満など重症化リスクのある人に限られていた。重症化リスク
の低い人に対する治験は行われていなかった上、供給量も限られてい
た。「ゾコーバ」は、いわばインフルエンザの「タミフル」のように
広く使えるイメージの飲み薬で、12歳以上なら重症化リスクが低い人
でも使える。22日に開かれた厚生労働省の専門家会議では、発熱など
の症状を改善する効果が認められたことなどから「有効性が推定され
る」と評価し、使用を認めることを了承。国内の製薬会社が開発した
初めての飲み薬で医療機関などへの安定した供給につながることも期
待されている。
治験では投与は1日1回、5日間行われましたが、4日目の段階でウイル
スの量が30分の1程度に減り、重篤な副作用はなかった。さらに、実験
では現在、主流となっているオミクロン株の「BA.5」を含む変異ウイ
ルスに対しても高い効果を示した。一方で、動物実験では胎児に影響
があったことから、妊娠中や妊娠の可能性のある女性は服用できない。
また慢性の病気の治療で薬を服用している場合などほかの薬との飲み
合わせによっては副作用が出るおそれもあり、適切に注意喚起を行う。



「ゾコーバ」について、塩野義製薬はことし9月下旬、最終段階の治
験で発熱などの症状が出る期間が短くなり、症状を改善する効果を確
認。治験は、日本など3か国でことし2月から7月中旬にかけて重症化
リスクがない人やワクチンを接種した人を含めた、12歳から60代まで
の軽症から中等症のコロナ患者1821人を対象に行われた。発症から3
日以内に服用を開始したグループでは、オミクロン株に特徴的なせき
や喉の痛み、鼻水・鼻づまり、けん怠感、発熱・熱っぽさの5つの症状
すべてが7日前後でなくなり、症状が出ていた期間が約24時間短縮され
た。新型コロナウイルスは感染すると細胞内に侵入し、ウイルスその
もののRNAをコピーして増えていきますが、新たな薬「ゾコーバ」はコ
ピーの準備段階で働く酵素を機能しなくすることでウイルスの増殖を
抑える。薬が働くこうした仕組みは、すでに新型コロナウイルスの薬
として承認されているファイザーが開発した飲み薬「パキロビッドパッ
ク」と同様。治験では投与は1日1回、5日間行われましたが、4日目の
段階でウイルスの量が30分の1程度に減り、重篤な副作用はなかった。



1-6 発症抑制に使える薬も
抗体医薬の中には、感染する前に投与して発症を抑える目的で使える
ものがある。
1-6-1 エバシェルド
イギリスの製薬大手「アストラゼネカ」が開発した抗体医薬「エバシ
ェルド」は、免疫の働きが低下していてワクチンを打っても効果が出
ない人たちの発症抑制に使えるとして、2022年8月に特例承認された。
この薬は、2種類の抗体を注射で投与。 添付文書などによると、ワク
チンの効果が不十分と考えられる人などおよそ5200人を対象に行った
治験で、感染する前に投与すると発症リスクが77%抑えられ、効果は
半年間続いた。 また、感染した軽症から中等症のハイリスクの患者に
投与することで、重症化や死亡のリスクを50%減らす効果がみられたと
しています。 この薬は安定供給が難しいことから、厚生労働省は発症
予防の目的で使う場合のみ、無償で配分。 一方で、オミクロン株に対
しては「有効性が下がるおそれがあることから、ほかの治療薬が使用
できない場合に使用を検討する」方針である。

1-7 別の病気で開発の治療薬で軽症対象も
1-7-1 「レムデシビル」
別の病気の治療薬として開発され、新型コロナへの効果もあるとして
使わ れている薬もあり、その中には軽症の段階から使えるようになっ
たものもある。もともとエボラ出血熱の治療薬として開発されていた
点滴の抗ウイルス薬「レムデシビル」は、2020年5月、新型コロナの治
療薬として初めて特例承認された。新型コロナの中等症1から重症の入
院患者に使用されてきましたが、厚生労働省は2022年3月、重症化リス
クのある軽症や中等 症の患者に対しても適応を拡大。
1-8 中等症以上の患者用の薬
肺炎を起こして酸素投与が必要になった中等症2や、さらに症状が重く
なった重症の患者には、体のさまざまな部位の炎症を抑える目的で免
疫の過剰な働きを抑えるタイプの薬が使われる。
1-8-1 「デキサメタゾン」
免疫の過剰な働きを抑えるステロイド剤の「デキサメタゾン」は、20
20年7月に厚生労働省が新型コロナの治療薬として推奨された。 もと
もと重度の肺炎やリウマチなどの治療に使われてきた薬で、錠剤の飲
み薬と点滴薬、それに注射薬があり、中等症2や重症の患者に投与。
1-8-2 「バリシチニブ」
2021年4月に承認された「バリシチニブ」も免疫の過剰な働きを抑え
る薬で、中等症2以上の患者に投与される。もともとは、関節リウマチ
などの患者に使われてきた錠剤の飲み薬で、国内ではレムデシビルと
併用する場合に限られている。
1-8-2 「アクテムラ」
日本の製薬会社「中外製薬」などが開発した、関節リウマチの薬「ア
クテムラ」、一般名「トシリズマブ」も2022年1月に新型コロナの治
療薬として承認された。点滴で過剰な免疫の働きを抑える薬で、酸素
投与が必要になった中等症2以上の患者に対しステロイド剤と併用し
て投与。
9-3-2 増殖を防ぐ
   8.核酸代替拮抗薬発見 北海道大学
9-3-3 炎症を防ぐ
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
終 章 備えあれば憂いなし


● 今夜の寸評:(いまを一声に託す) 軍拡雷同するのはやめよう。
                ➲ 人命は地球より重し。



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