彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん。
【完全クローズド太陽光システム事業整備ノート ⑰】
【再エネ革命渦論 73: アフターコロナ時代 272】
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コンパクトでスマートでタフな①光電変換素子と②蓄電池及び③水電
解に④水素系燃料電池、あるいは⑤光触媒由来有機化合物合成と完璧
なシステムが実現し社会に配置されようとしている。誰がこれを具体
的に想定しただろうか。その旗手に常に日本や世界の若者達の活躍が
あった。
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● 技術的特異点でエンドレス・サーフィング
再生可能エネルギー革命 RE100 ➢ 2030 75
♙インテルが考える 次の「ムーアの法則」の波
インテルの技術開発担当ゼネラルマネージのアン・B・ケレハー
は、この先10年~20年先を見据えると、システム技術の共同最
適化と呼ばれる発展途上の概念に依存し、2年ごとに改善され
た製品のリズムが続く。その道筋には、半導体プロセスと設計に
おける通常の継続的な改善が含まれ、システム テクノロジの同
時最適化 (STCO) が最大の違いが生じる。つまりは、同氏によれ
ば、 製品がサポートすべきワークロードとそのソフトウェアか
らシステムアーキテクチャ、パッケージ内に求められるシリコン、
そして半導体製造プロセスに至るまでを、社会や顧客のニーズか
ら解決策を考えるアウトサイドイン方式で開発していくことで、
最終製品で最適な答えが得られるよう、すべての要素を最適化し
ていく と話す。このように、STCOが選択肢に入ってきたのは、
以前なら1つのチップに搭載していた機能を、小さな機能チップ
であるチップレットに分割し、それぞれ最適な半導体プロセス技
術で製造した上で、高帯域幅で接続できるようになったことに依
存する。STCOの実用例として同氏が挙げたのは、スーパーコンピ
ューター「Aurora」の心臓部であるPonte Vecchioプロセッサ。
Ponte Vecchioプロセッサは47個のアクティブチップレットと8
個の熱伝導用ブランクで構成され、高度な2.5Dパッケージング技
術と3Dスタッキングにより接続されている。
【注】 Intelがオンラインイベント「Intel Architecture Day 2021」
を2021年8月19日(木)に開催。イベントの中では、次世代プロセ
ッサ「Alder Lake」の詳細や、2021年8月16日に発表されたGPUブ
ランド「Intel Arc」から登場予定のGPUの詳細、ゲーム高画質化技
術「XeSS」などが発表されている。
IEDM 2022では、Intelのエンジニアが3Dハイブリッドボンディン
グ技術の密度を、2021年の報告時と比べて10倍に高めたことが発
表された。接続密度が向上するということは、より多くのチップ
の機能をチップレットに分解でき、STCOによる成果がさらに高
られる。インターコネクト間の距離を示すハイブリッドボンドピ
ッチはわずかに3マイクロメートルで、より多くのキャッシュを
プロセッサコアから切り離せる。同氏によれば、ボンドピッチを
2マイクロメートルから100ナノメートルに縮めることができれば、
現状では同じシリコン上になければならないロジック機能も分離
できる。将来の半導体プロセス技術で最も大きく変化するのはイ
ンターコネクト技術だと指摘する。Intelは2024年に「PowerVia」
と呼ばれる技術を導入する予定。PowerViaは、チップの電力供給
ネットワークをシリコンの下に移動させ、ロジックセルのダウン
サイズし、消費電力を削減する。
尚、STCOはまだ初期段階にあり、電気回路設計(EDA)ツールが
取り組むSTCOの前身の「デザイン技術の最適化(DTCO)」は、ロジ
ックセルレベルと機能ブロックレベルの最適化に重点を置いてお
り、今後はSTCOを実現する手法やツールに注目されると話す。
また、新たなIntelの概略ロードマップ(下図)では、2024年
前半から製造予定の「Intel 20A」で、新たなトランジスタアー
キテクチャのRibbonFETとPowerViaが導入される予定。新技術の
リスクについては、PowerViaに移行することでRibbonFET技術が
実現できるので、大きなメリットがあるとの回答で、従来のアー
キテクチャであるFinFETを用いたPowerViaのテストが順調で、
開発作業を加速させることができたそうだと話す。
尚、トランジスタの将来について、平面型トランジスタの設計
が1960年から2010年ごろまで生き残り、その後継であるFinFETが
健在であることから、トランジスタが100周年を迎える2047年に
ついて、件の氏はRibbonFETに移行し、どこかのタイミングで積
層することになると思うと予想した。
via GIGAZINE 2022.12.07
急成長が見込まれるヒートポンプ市場
国際エネルギー機関(IEA)は、世界的なエネルギー危機によりヒ
ートポンプの需要が加速し、近い将来、ヒートポンプの売上が劇
的に増加すると予測。政府がエネルギーと気候への取り組みを維
持すれば、これらのシステムは2030年までに建物の暖房のための
化石燃料使用量の削減のほぼ半分を占めると予測。
新しいレポートは、ヒートポンプが2030年までに二酸化炭素排出
量を少なくとも5億トン削減できると推定しており、これは今日
のヨーロッパのすべての自動車の年間生産量に相当する。
図1-1 ヒートポンプのしくみ
典型的な住宅用ヒートポンプは、提供するために必要な電力入力
は 1 単位だけす。4単位の熱出力; 冷却サービスを提供にサイク
ルを逆にできる。
ヒートポンプは、従来の家庭用暖房システムに代わる新しい持続
可能な代替手段を提供できる新しい技術。国際エネルギー機関(
IEA)は、天然ガスの需要を大幅に削減する可能性のあるこれらの
デバイスに関する最新レポート公表。
図1-2 国/地域別における家庭用暖房
天然ガスは、建物の暖房用の主要なエネルギー形態。世界の暖房
エネルギー需要の約 45% に対応
図1-3 ビル暖房・給湯サービス需要 STEPS と APS の地域
とセクター、2021 年と 2030 年
建物の外皮の改善により、高度な暖房サービスの需要が抑制され
る一方、建築ストックの拡大が新興国での需要を押し上げる。
それによると、ヒートポンプ市場は、コストの低下と強力なイン
センティブ(動機付け)により、近年すでに急速な成長を遂げて
きた。2021年の世界売上高は過去10年間の平均の2倍の15%近く増
加し、2022年の売上高はさらに記録的なレベルに達する予定であ
る。特に成長が著しいのは欧州連合(EU)で、一部の国では今年上
半期の売上高が前年同期比で倍増した。将来を見据えて、ヒート
ポンプの年間売上高は、この10年の終わりまでにEU全体で3倍以
上になる可能性がある。これは、2025年に70億立方メートル(bcm)
2030年までに21bcm(10億立方メートル)以上の天然ガス量の削
減を意味する。IEAのファティ・ビロル事務局長は、ヒートポン
プは、排出量と天然ガスの使用量を削減する計画の不可欠な部分
であり、今日の欧州連合における緊急優先事項。また、ヒートポ
ンプは、今年の冬と来年に誰もが家を暖め、脆弱な世帯や企業
を高価格から保護し、気候目標達成の取組みの中心となると主張
する。
ヒートポンプは、効率が高く、通常、化石燃料ボイラーよりも寿
命が短く、現在のエネルギー価格では、ヒートポンプに切り替え
る世帯の年間エネルギー料金の節約額は、米国の300米ドルから
ヨーロッパの900米ドルとさまざま。ただし、消費者が代替手段
と比較してヒートポンプの高い初期費用を政府支援を必要とし、
ヒートポンプの購入と設置のコストは、ガスボイラーのコストの
最大4倍になる可能性がある。ヒートポンプの経済的支援は現在
30か国で実施されている。IEAの 最も楽観的なシナリオでは、す
べての政府がエネルギーと「環境宣言」を完全達成すると、ヒー
トポンプが世界中の給湯を脱炭素化する主要方法となる。代理機
関は、ヒートポンプが2030年に世界の二酸化炭素(CO2)排出量を
少なくとも5億トン削減すると推定。大手メーカは、政策支援を
表明しており、主に欧州でのヒートポンプ生産の拡大と関連の取
り組みに40億米ドル以上を投資する計画を発表。
また、産業部門、特に製紙、食品、化学産業向けへの低温熱提供
もあり、欧州だけでも、最近の天然ガス価格の上昇により大きな
打撃を受けているこれら3つのセクターの3,000の施設に15ギガ
ワットのヒートポンプを設置できる。
ヒートポンプ市場の離陸のすべての要素が整い、太陽光発電や電
気自動車などの他の主要な環境技術で見られた軌道を彷彿とさせ
ている。ヒートポンプは、エネルギーの手頃な価格、供給の安全
性、気候危機に関する政策立案者の最も差し迫った懸念の多くに
対処し、その政策措置が実施されているが、ヒートポンプが重要
な経済的および環境的可能性を発揮するには、さらに緊急に強化
する必要がある。COP27は、より迅速な気候変動対策の緊急の必
要性を強調し、本日のIEAレポートは、ヒートポンプが脱炭素化
され、柔軟で信頼性の高い暖房の主要な構成要素であることを強
調していると、トーマス・ノワク欧州ヒートポンプ協会事務総長
は話し、このメッセージが世界中の国々に聞かれ、その後、現場
での迅速な行動が続くことを願っていると結ぶ。
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