● 6・7 あづち信長まつり
おかしなもので、近くて一度も観光したことがなかった「あづち信長まつり」。ことし
こそはみてみようと起床のときに決める。織田信長の命日6月2日にちなみ、毎年6月
の第一日曜日に行われる行事で、昨年は、6月8日に開催している。見所は安土城下を
めぐる総勢5百人以上の武者行列。信長をはじめとした武将、姫君、天正少年使節や宣
教師などの衣装を身にまとい安土城下をねり歩く姿。地元の特産物を販売する「あづち
楽市」やお堀巡りなどのイベントも盛りだくさん企画される。一日、ぼんやりとイベン
トを楽しむのもまた一興かと考える。
● ルームランニング記 Ⅲ
木の芽時、ここ2、3日そんな状態だ。寒暖差のによるけれど、原因は脳の大部分の機
能低下。怒りっぽい・イラつきやすい、胃痛・胃腸の不快感・便通の異常、寝つきが悪い・
途中で目が覚める。・自律神経バランスの正常化が治療法だが、処方箋は3つ程あって、
(1)気分転換する、休暇をしっかりとるリフレッシュ法と(2)足裏マッサージ・ア
ロマなどのリラックス法、(3)スポーツ・気功・ヨガなどをやってみることだが、ル
ームランニング不足ということで、メニューを換え、最大斜度:7度、最大速度:毎時
6.5キロメートルに変更、これに、クエン酸とアミノ酸が多く含まれたものをサプリ
メントとして摂取。暫く、これで様子をみることに。
図 自殺者統計(内閣府)
ここ数年新しい農業について考えてきたことを、独自に事業化の基本イメージを確定さ
せておきたいという思いに駆られ、上記の本をそのたたき台として、時宜、読み進めた
いと掲載を開始した。独自の事業化イメージはできあがっている。この本にもすこし紹
介されている。時々の気付いた点を添え書きとしてここに記載していく。通読された方
に理解できるだろう。それでは読み進めることに。
「植物工場」とは、光、温度、湿度、二酸化炭素濃度、培養液などの環境条件を施
設内で人工的に制御し、作物を連続生産するシステムのことで、季節や場所にとら
われず、安全な野菜を効率的に生産できることから多方面で注目を集めています。
その「植物工場」そのものにスポットをあてた本書では、設備投資・生産コストか
ら、養液栽培の技術、流通、販売、経営などを豊富な写真や図解を用いて様々な角
度からわかりやすく解説。また、クリアすべき課題や技術革新などによってもたら
されるであろう将来像についても、アグリビジネス的な視点や現状もふまえながら
紹介、文字通り植物工場のすべてがわかる一書となっています。
古在豊樹 監修「図解でよくわかる 植物工場のきほん」
【目次】
巻 頭 町にとけ込む植物工場
第1章 植物工場とはどういうものか
第2章 人工光型植物工場とは
第3章 太陽光型植物工場とは
第4章 植物生理の基本を知る
第5章 植物工場の環境制御(光(照明)
第6章 CO2/空調管理
第7章 培養液の管理
第8章 植物工場の魅力と可能性
第9章 植物工場ビジネスの先進例
第10章 都市型農業への新展開
第11章 植物工場は定着するか
そもそも「人工光型」って?
人工光型植物工場の特長
現在、日本における植物工場は「人工光型(閉鎖型)」と「太陽光型(半閉鎖型
)」のふたつに分類される。「太陽光型」には「人工光・太陽光併用型」も含まれ
る。太陽光型が太陽光(自然光)を利用するのに対し、この章で紹介する「人工光
型」は、その名のとおりj人工光(蛍光灯やLEDごのみを使い、密閉度が高い断
熱壁によって。閉鎖された清浄な空問のなかで植物を生産する。つまり、「気象条
件に左右されることなく植物の栽培環境を最適に制御できる」ことが、露地や温室、
太陽光型植物工場などとは異なる大きな特長である。
「人工光型」の必須投入資源とは?
テレビや雑誌などで生産の様子をみたことがある人はわかるだろうが、「人工光
型植物工場」の内部では、一見、SF映画のワンシーンのような近未来的な風景が
広がっている。
たしかにその様子は、田畑などにおける植物(農産物)の生産風景とは似つかな
い。見慣れない光景である。ただ、その一方で人工光型植物工場に不可決な資源(
必須役人資源)は、「光」「二酸化炭素」「無機肥料」「水」「種苗」と、植物が
成長するのに必要な。馴染みのものばかり。また、工場内の設備もエアコンや送風
ファン、蛍光灯やLEDといった光源ランプなど、私たちの身近に存在するもので
基本的に構成されている。
工場といえども、あくまで植物を育て(栽培して)、食料を「生産している」(
環境に働きかけて生活に必要な食料を生み出している)のであって、全く別のアプ
ローチで植物を「製造している」(原料に手を加えて製品にしている)わけではな
い。このことを前提に人工光型植物工場やその生産物と向き合うことが、生産者に
なるうえでも消費者になるうえでも最初の一歩となるだろう。
酸素は必須投入資源?
植物の呼吸には酸素が必要であるが、前述の必須投入資源のなかに酸素は含まれ
ていない。なぜか? 理由のひとつは、植物の光合成活動により酸素が生産される
から。もうひとつは、大気中の酸素の濃度である。現在、地球上の大気における(
晩の容積比率は約21%で、二酸化炭素は約O・04%。大気中には二酸化炭素の
約5百倍の酸素が存在するのである。よって、酸素を投入しなくても光合成の速度
に影響はない(逆に酸素濃度が低いほど呼吸速度は低くなり、正味の光合成は増え
る)。
「人工光型」のイメージと実態
「人工光型」は環境にわるいのか?
次頁上の図は、2013年に実施された「植物工場製野菜に関する消費者調査」
の結果である。認知度、購入経験ともに2009年の調査よりも高くなっており、
植物工場に対する理解が年々深まっていることがうかがえる。
一方で、「土壌」や「人工光」という言葉につきまとうマイナスイメージもあっ
てか、周辺環境への負荷や電気エネルギーの使いすぎといった不安・懸念を目にす
る人も少なくはない。
たしかに、経済活動による生態系へのさまざまな負荷を土地面積に換算した環境
指標「エコロジカル・フットプリント」にもとづいて計算すると、人工光型植物工
場の環境負荷は露地栽培の十数倍にもおよぶ。ただ、この計算のもとになったのは
約20年前のデータで省エネ技術がすすんだ現在とは状況がかなり異なる。
また、植物生産に必要な水量や農薬、肥料、さらに過剰な肥料施用による地下水
や河川水の汚染が考慮されておらず、正確に比較できているとはいいがたい。
そして、人工光型植物工場には、温室やハウスなどの園芸施設に比べ、はるかに、
「エコ」な側面もある。
かん水の必要量は50分の1
では、人工光型植物工場は園芸施設に比べ、どのくらい資源を節減できるのか? それ
を示すのが、次頁下の表だ。まず目にとまるのは、水の「50分の1」という数値である。たと
えば温室でかん水した場合、蒸発した水蒸気や植物の葉の気孔から放出される水蒸気は
回収できない。
それに対し、人工光型植物工場では、栽培室に放出される水蒸気(蒸散・蒸発水)
のほぽすべてを冷房時にエアコン冷却面に付く結露として回収し再利用することが
できるため、かん水の必要量を温室の約50分の1に抑えられる。また、二酸化炭
素や光エネルギー、肥料も約2分の1に節減することができる。
「人工光型」の消費電力の未来は
一方で、人工光型植物工場の「ネック」といえるのが電力エネルギーの消費量である。た
だ、近年の照明技術、エアコン性能の向上は著しく、消費電力量は年々減少してい
る。
また、風力発電、太陽光発電、バイオマス発電などを導入することで自然エネル
ギーが電気エネルギーに変換されれば、エコロジカル・フットプリント(環境に与
える負荷)を現在の約8分の1に減少できる。
生産者からみた「人工光型」のメリット
計画的・安定的に周年生産を実現
露地栽培において、気候や土壌が品質の善し悪しや収量、栽培時期に大きく影響
することはいうまでもない。自然を相手にする限りこれは。宿命゛であるものの、
「記録的な猛暑(寒波)」「局地的な豪雨」など異常気象のニュースがあとを絶た
ない昨今、そのリスクはますます高まっているといえるだろ
一方、人工光型植物工場は、気象条件にかかわらず光強度や明期、光質、温度、
二酸化炭素濃度、気流速度、養液成分濃度といつた環境要因を安定的に制御できる。
つまり、設備と環境管理技術さえ整っていれば、雪氷に覆われた寒冷地域であって
も、砂漠が広がる乾燥地域であっても、はたまた高層ビルが乱立する都市部であっ
ても植物を生産するうえで最適な環境を維持できる。このように、気候や土壌条件
に依存することなく計画的かつ安定的に生産を行うことが可能であることが、人工
光型植物工場の最大の利点のひとつとなっている。
年間生産能力は露地の100倍以上人工光型植物工場のもうひとつの大きな利点
が、土地面積当たりの生産性の高さである。まず、環境制御によって光合成と成長
を促進させることで、苗の定植から収穫までの期間を約2分の1に短縮できる。さ
らに、多段棚の使用によって床面積当たりの生産能力が格段に飛躍する。たとえば、
床面積1000平方メートルの人工光型植物工場で栽培棚が10段あった場合、リ
ーフレタスなら1口約7500株、年間約250万株生産できる。これは同面積の
露地におけるりーフレタスの年間生産能力の100倍以上であり、今後もこの生産
能力の差はさらに広がっていくことが予想される。
省資源・環境保全にも長所が
省資源・環境保全の面においても、人工光型植物工場にはさまざまなメリットが
ある。かん水必要量を施設園芸の約50分の1に抑えられることは34頁で紹介し
たが、培養痕も循環利用が可能であり残痕をほとんど外部に排出しない。このため
肥料を含んだ排水(環境汚染物質)の量が大幅に減ることはもちろん、元々の施肥
量も最少にすることができる。
また、前述のとおり設備と環境管理技術さえ整っていればどこでも生産可能=生
産地が限定されないがゆえに、生産地と消費地が至近距離となり、長期輸送のため
のエネルギー資源や包装のための資源の節減にもつながる。
消費者からみた「人工光型」のメリット
無農薬かつ衛生的な野菜生産
放射能汚染の問題や相次ぐ偽装問題の影響で「食の安全・安心」に対する消費者
の関心が高まり続けている昨今において、人工光型植物工場野菜の最大の魅力は、
①無農薬栽培である
②収穫時の雑菌付着がわずかである
という点にある。特筆すべきは後者で、人工光型植物工場産の菜もの野菜における
生菌数は、園芸施設で栽培された菜もの野菜の約100分の1(1g当たり100
~1000個)といわれている。これにより傷みや品質低下が軽減されるため「収
穫後の日もちが2倍になる」「水道水で洗う手間も省ける」などといった付加価値
のある商品となった。
年間を通して品質が一定
「品質」という面においても、人工光型植物工場で生産された野菜には露地栽培
や施設園芸栽培の野菜にはない魅力がある。
次頁の図に、露地で栽培されたホウレンソウの抗酸化力、ビタミンC(アスコル
ビン酸)および精度の月別変化を示した。図をみてみると、旬の時期をピークとし
て、ホウレンソウの体内成分が変動(いずれも低下)していることがみてとれる。
一方、気象の影響を受けない人工光型植物工場野菜は、年間にわたり品質(植物
体内成分)を一定に保つことが可能である。
さらに将来的には、環境制御によって意図的にビタミンCやポリフェノールの濃
度を高めるなど、より機能性が高い野菜の生産も可能になる。
実際の消費者の反応は?
経済産業省が2009年に行ったアンケートによれば、植物工場野菜をすでに購
入・利用したことのある消費者の購入・利用理由は「安心・安全」が約30%と最
も多く、次いで「規格・品質が安定している」が17%と、植物工場野菜の長所を
理解・評価していることがうかがえる。ただ、同調査では「すでに購入・利用した
ことがある」と回答した人が全体のわずか14%であり、そもそもの絶対数が少な
いことも事実である。
今後生産者は「理解を深めてもらう」ための努力を、そして消費者は「理解を深
める」ための努力を続けていく必要がある。
今夜は、メリット的側面を掲載させた。コストもここで記載されたものを前提すれば、
そのようになるだろう。一旦これを受け止めこの先を進めていこう。
この項つづく
● 今夜の一枚
Ichiro wins video replay challenge after wild play at plate.
イチロのタフ技 チャレンジ(ビデオ)で得点をえる。