彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと伝えら れる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦国時代の軍団編成の
一種で、あらゆる武具を朱りにした部隊編のこと)の兜(かぶと)を合体させて
生まれたキャラクタ。
紀伊国屋書店
ポプラ新書
やばい源氏物語
大塚ひかり【著】
内容説明
『源氏物語』は、やばかった―!!日本古典文学の最高峰とも言われる『源氏物
語』。千年以上前に紫式部と呼ばれた女性が書いたこの物語は、当時の人々から
すると“異端”と言えるほど、革命的なものだった―。目次第1章 設定がやばい…「忠実」をベースに綴られた「大河ドラマ」
第2章 ブスがやばい…ブスが三人、主人公の妻や恋人に!
第3章 モデルがやばい…実在した天皇や嫂まで!
第4章 舞台がやばい…心霊スポットや墓域で物語が展開!
第5章 生き霊がやばい…日本初の生き霊物語!
第6章 嫉妬がやばい…物の怪と化した六条御息所だけじゃない!
第7章 病気がやばい…『源氏物語』は病気大全!
第8章 貧乏がやばい…これでもかと描かれる経済事情
第9章 リアリティがやばい…キャラクターと連動する身体描写
第10章 恋愛観がやばい…まともな手順をふんだ結婚がない!
第11章 年上がやばい…十九歳の源氏がアラ還女と!
第12章 ヘンタイがやばい…猫を女の身代わりに!亡き女の人形を作りたい!
第13章 身代わりがやばい…かけがえのない人なんていない?
第14章 毒親がやばい…娘の人生で野望達成!
第15章 少子がやばい…未来の家族観まで先取り?
第16章 ラストがやばい…尻切れトンボと言われるラストの謎
第17章 読者がやばい…一条天皇、藤原道長、藤原公任!
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中世以来“尻切れトンボ”と言われている、儚くも無情感漂う源氏
物語のラスト。紫式部は、なぜハッピーエンドやドラマチックなラ
ストにしなかったのか。そこに込めた紫式部のメッセージを考察す
る。本稿は、大塚ひかり『やばい源氏物語』(ポプラ社)の一部を
抜粋・編集したものです。
源氏物語は未完か完結か?「謎のラスト」に
込められた“紫式部のメッセージ”とは
ダイヤモンド オンライン
『源氏物語』のラストは中世以来、尻切れトンボと言われていわれているという。
それは、涙で顔を赤くし、生き生きと走り出てきた少女のころの紫の上が、その
紫の上が願って果たせなかった出家を遂げて、ひとときの心の安寧を得た浮舟。そんな浮舟のもとに、かつて関係した薫が、彼女の異父弟を使いに寄越し、匂宮
との“罪”をゆるしてやろうと言ってくる。それを「宛先違いでは」と女は拒み、
男は「また誰かに囲われているのかな」と、自分の経験に照らして邪推して、物
語は終わるというシーンで式部が描きたことは、一つには、他人はもちろん、親
族といった誰かの「身代わり」になることでなく、自分の人生を生きようという
想いがあり、片やもう一つ、「人はわかり合えない時もある」という想いもあり、
重い期待を寄せてくる家族とも、愛を押しつけてくる相手とも、離れた場所で、
心の安らぎを得られることもあるり、千年の時を超え、さまざまなメッセージを
許容されていると。
『源氏物語』の作者の無意識までも
こちらに移ってくるように、微細な部分まで
作品を読むことができるようになったときにはじめて
『源氏物語』を現代風に読むことができた
ということになります。
本来的には原文を抜きにして
そういう微妙さが伝わる読み方が
できるわけはないといういい方もできそうですけれども、
僕の考え方では、現代語訳でも十分です。
作者と語り手と、登場人物の言動とは
みなそれぞれ違うものなんですよという区別をしたうえで
作品を読まれることによって、
『源氏物語』の現代的な読み方の基本点を
つかまえることができると思います。
文学の作品の歴史があり、それから、文学作品を読む、あるいは、鑑
賞するということにも歴史があります。文学作品の歴史は文学史とい
うわけですけど、文学史のなかで、『源氏物語』が現在でもなお滅び
ないし、それから、現在でもなお生々しく伝わってくる出来栄えを示
しているし、しかし、これは千年なんなんとするほどの以前に書かれ
たものだ。なぜ、そんなときに書かれたものが、いま生々しく伝わる
ことができるのかというふうに考えますと、作者の無意識まで含めて
いいますと、『源氏物語』という作品が十分に現在の高度な作品鑑賞
の 到達点といいましょうか、高度な作品鑑賞、あるいは、作品批評
の到達点で鑑賞することに堪えるだけの問題を、作者の無意識までも
含めていえば、もっていたからだということになります。また、もっ
ていたから『源氏物語』というのは、滅びない古典として、生々しい
古典として存在しているわけで、もし、そういうものがないとすれば、
これは平安朝に様々な物語が書かれているわけですけど、また、様々
な高度な日記類が書かれているわけですけど、『源氏物語』というの
は、さまざまな日記類と当時の物語の両方を集大成したひとつの達成
点にあたるわけですけど、その達成点はたいへんに高度なものであっ
て、作者は無意識の部分をたくさん含めていますけど、しかし、作者
の無意識を含めて実現しちゃったものは、現代風の高度な鑑賞の仕方
をしても十分にその鑑賞の仕方に堪えるという要素をもっている。
それほど高度なものだったということがいえるわけです。
ただし、こういう言い方をできるのは、『源氏物語』の作品を現代
に引き寄せるからではありません。現代に引き寄せて、現代風にそ
れを切り取っているからではありません。そうではないのであって、
現在の作品鑑賞の到達点というのは、作品鑑賞の歴史として存在す
るわけですけど、その到達点を描いて、作者の無意識のモチーフま
でも読み込むことによってはじめて現代風に読めるということなん
です。
作者が千年も前の人ですから、そんなべつに高度な理屈を知ってい
るわけでもないし、高度な教養をもっていた人ですけど、しかし、
高度な理屈を知っているわけでもないし、千年後にはこういう鑑賞
の仕方ができるだろうということを知っているわけでもないわけで
す。ただ、そういう無意識に描いているわけですけど、しかし、無
意識までも、もし意識化して読み込むことができるならば、それは
十分、現在の鑑賞の到達点までで堪えるくらい、それほど高度な達
成をしているということを意味しています。
『現時物語』と現代----作者の無意識
吉本隆明の183講演
あやなくも隔てけるかな夜を重ねさずがに馴れし中の衣を
風蕭蕭と碧い時代
【今朝の鉱物図鑑:金紅光:ルチル】
ルチル(rutile)とは、二酸化チタン(TiO2)の結晶の1つ。正方晶系の鉱物。
ドイツの鉱物学者、アブラハム・ゴットロープ・ウェルナーによって、光の下で
見たとき発生する赤味を帯びた色にもとづいてラテン語の「rutilus」(赤、また
は赤味を表す)から名づけられた。金紅石(きんこうせき)とも呼ばれ、火成岩
や変成岩などによく発生する副成分鉱物で、金属含有量が約60%ある。 宝石としてのルチル
屈折率は2.62-2.90とダイアモンドを上回るが、天然に産するルチル自体は結晶が
小さすぎ、または透明でなく、宝石として加工されることは稀。ただ、石英の中< にルチルの針状結晶が入る場合も有り、これは「針入り水晶」などと呼ばれ、装飾品として利用される場合が有る。また、ルビーやサファイアに含まれるは、スター効果を起こし、ルチルが双晶になり易い。人工宝石のルチルは、1948年より生産開始された。1950年代中頃までは無色透明な物が「Titania」(ティタンレインボーダイヤモンドといった名でダイヤモンドの代用品として盛んに生産されたが、モース硬度が低く。別種のダイヤモンドのイミテーション、チタン酸
ストロンチウム製法が発見され廃れた、
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2030年までのウクライナ鉱物資源基盤発展国家プログラムによると、ウクライナ では117の鉱種について約2万の鉱床及び鉱徴が発見されており、うち98鉱種の8,290鉱床(及び1,110鉱床の登録対象)が経済的価値を有し、国家バランスに登録されている。商業開発が行われているのは3,349鉱床である。採掘量及び埋蔵量
の点で最も重要なのは、石炭、鉄鉱石、マンガン、チタン、ウラン、カオリン、
黒鉛、岩塩等。ウクライナのチタン資源基盤は大きい。26のチタン鉱床が国家鉱
物埋蔵量登録簿に登録されており(うち14鉱床が開発中)、うち2つが巨大鉱床
、12が大規模鉱床に分類されている1。 このうち最も重要な鉱床は、Irshansk
Mining and Concentration Combine(United Mining and Chemical Company傘下)
が開発するIrshanskoe、Verkhne-Irshanskoe、Lemnenskoe、Mezhdurechenskoe鉱
床(以上ジトームィル州)、Vilnohirsk Mining and Metallurgical Combine(
United Mining and Chemical Company傘下)が開発する Samotkanskoe(Malyshe- -vskoe} 鉱床(ドニプロペトロウシク州)である。Valki-Gatskovskoe鉱床(ジトームィル州)のチタン鉱石採掘はValki-Ilmenit社(Group DF傘下)が行ってお<り、同社はStremigorodskoeアパタイト・チタン鉄鉱鉱床の開発ライセンスも所有している。 ジトームィル州のMezhdurechnoeチタン鉄鉱鉱床(Isakovsky及びYuzhny鉱区)は Mezhdurechensky GOKが開発している。Byrzulivskeチタン鉄鉱鉱床(キロヴォフラード州)では生産・商品取引会社のVelta社のByrzulivske GOKが操業している。Volchanskoeチタン・ジルコニウム鉱床(ドニプロペトロウシク州)の開発は emurinsky GOK(ロシアのVSMPO-AVISMA社傘下)が行っている。ウクライナ唯一のスポンジチタン生産企業は、国営企業Zaporozhye Titanium & Magnesium Combine(ZTMC)である。チタンインゴットの生産はAntares社、Fiko社、ZTMCといった少数の企業が行っている。
● 今夜の寸評 :日々の合唱 心の手当
Thinking of those who have passed and putting your hands together
each day bring you peace of mind.