彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編のこと)
と兜(かぶと)を合体させて生まれたキラクタ「ひこにゃん」。
❏ マイクロレンズアレイに最適な樹脂
24年3月19日、日本・東京 - 化学業界のグローバル・リーダーである
SABICは、2024年3月26日から28日にかけて米カリフォルニア州サンデ
ィエゴで開催される光通信の展示会2024 Optical Fiber Communicati
on (OFC) Conference and Exhibitionに出展し、商用オンボード・オ
プティクスおよびコ・パッケージド・オプティクス技術を用いたマイ
クロレンズ・アレイ(MLA)の生産および組み立て用途に向けて、
2023年度エジソン賞を受賞したEXTEM™ RHシリーズ樹脂を展示紹介す
る。さらに、SABICブース(#1204)では、アイルランドのTyndall国
立研究所およびオランダのChip Integration Technology Center
(CITC)社が製造した2台のデモ機が展示されるほか、光通信の課題
解決に向けたデモを実施する。
❏ エネルギー密度19倍のコンデンサを作れる技術市販のコンデンサより19倍高いエネルギー密度のコンデンサを作れる
技術がセントルイス・ワシントン大学の研究チームによって開発され
ました。研究チームによると、新技術は別の研究の過程で偶然発見。
セントルイス・ワシントン大学の研究グループは、2次元構造と3次元
構造を層状に重ね合わせてコンデンサを作り出す研究を進めていた。
研究は「コンデンサのエネルギー密度」に着目したものではなかった
が、実験を進めるうちに開発中のコンデンサのエネルギー密度が異様
に高いことを発見、研究チームによると、当該コンデンサは導電性と
非導電性の間で化学的なバランスが保たれており、電荷を比較的長時
間保てるとのこと。研究チームは「私たちの研究成果は100%最適で
はないが、すでに他の研究チームの成果を上回わる。
【要約】
静電コンデンサは、その超高速充放電能力により、高度なエレクトロ
ニクスおよび高出力電気システムの基礎コンポーネント。 強誘電体
材料は高い最大分極を提供するが、高い残留分極がエネルギー貯蔵用
途への効果的な展開を妨げてきた。 これまでの方法では、強誘電体
材料の結晶性が低下するために問題が発生。
2D/3D/2D ヘテロ構造を使用し、強誘電体 3D 材料の結晶性を維持す
ることでエネルギー損失を最小限に抑えながら、2 次元 (2D) 材料を
使用して緩和時間を制御するアプローチを提供する。 このアプロー
チを使用することで、90% を超える効率で 191.7 ジュール/立方セン
チメートルのエネルギー密度を達成することができました。この緩和
時間の正確な制御は、幅広い用途に有望であり、高効率のエネルギー
貯蔵システムの開発を加速する可能性がある。
【展望】
次のステップは、材料構造を改良して充放電の高速化と高エネルギー
密度の需要を満たせるようにする。このコンデンサが電気自動車など
の大型の機器や開発中のグリーンテクノロジーで活用されるには、充
放電を繰り返しても充電容量を失わないようにする必要がある。
【掲載論文】
High energy density in artificial heterostructures through relaxation time
modulation:
Search in PubMed Search in NLM Catalog Add to Search 2024 Apr 19;384(6693):312-317.
❏ シリコン膜表面をわずかに酸化させ、熱放射を倍増
5月13日、東京大学の研究グループは、シリコン膜の表面をわずかに
酸化させるだけで、シリコン膜からの熱放射を倍増させることに成功。
半導体デバイスにおける放熱、排熱対策として期待されている。高性
能半導体デバイスを搭載する電子機器では、局所的な発熱による性能
や信頼性の低下を防ぐため、熱の管理が重要な課題となっている。熱
の伝わり方として一般的なのは、「伝導」「対流」「放射」である。
これとは別に誘電体薄膜では、「表面フォノンポラリトン」が熱放射
に関与することが知られている。研究グループは今回、シリコンから空間への熱放射を増やすため、表
面フォノンポラリトンを利用することにした。実験では、厚さ10μm
のシリコン(非誘電体)表面を30nmだけ酸化させ、表面フォノンポラ
リトンを発生させることができる誘電体を形成。3層の多層膜端から
放射される熱の強さを測定するため、2つの構造を10.7μm間隔で対向
させたデバイスを作製。
表面フォノンポラリトンによる熱放射を測定するためのデバイス構
造と電子顕微鏡写真/出所:東京大学
さらに、2つの3層構造上にそれぞれ金属線を形成し、ジュール熱によ
り加熱されるヒーターと、電気抵抗の温度依存性を利用した温度セン
サを作製した。片方の3層構造のヒータに電流を流して加熱すると温
度が上昇する。輻射熱輸送によってもう一方も温度が上昇する。これ
を温度センサーで測定することにより、2つの3層構造間における輻射
熱輸送(熱コンダクタンス)を評価。シリコンだけの場合、プランクの熱放射則で決まる輻射熱となった。
これに対し、表面フォノンポラリトンを利用した3層構造では、2つの
構造間の輻射熱コンダクタンスが、シリコンのみの場合に比べ約2倍
の値を示した。この実測値は、表面フォノンポラリトンの効果を考慮
した理論計算値とよく一致しているという。また、シリコン酸化膜とシリコンの界面で励起された表面フォノンポ
ラリトンがシリコン内の導波モードに結合し、シリコンが導波路とし
て機能することが分かった。単一薄膜からの熱輸送というこれまでと
は異なるメカニズムによって、輻射熱輸送の増強が生じていることを
確認した。
表面フォノンポラリトンによる輻射熱の増強を示す測定結果
出所:東京大学
第2章 儲け話しは裏がある
さて、ここで「為替介入操作」(外国為替平衡操作)とはいかなるも
のか。為替レートが諸般の事情で投機の対象となった場合、急激なレ
ート変動が実体経済に対して悪影響を与える場合がある。このような
とき、財務省の命令により金融当局(日本銀行)が、市場取引に参加
し通貨の売買をする。更に、日本銀行が海外の通貨当局に為替介入を
委託することもあり、介入は、外貨準備(財務省の外国為替資金特別
会計)から捻出される資金をもって取引が行なわれ。介入の実績は、
財務省から公表される。円売りドル買い介入の場合、国庫短期証券(短期日本国債)を発行し
日本の国債市場にて売却。1999年3月までは政府短期証券(当時の短
期日本国債の名称)の全量を日本銀行が直接引き受けていたが、2000
年4月からは政府短期証券の市中完全入札により介入資金を調達して
いる。これにより調達した円資金を外国為替市場で売却し、ドルを買
い入れる。ドル売り介入の場合は、外貨準備から米国債を取り崩して
工面する。 アナウンス効果を目的とした発言だけで、行動が伴っていないと解釈
されれば口先介入と呼ばれる場合もあり、一国だけが介入する場合を
単独介入、複数の国が同時に介入する場合を協調介入と呼ぶ。 不胎
化介入(sterilized intervention)とは、為替介入より国内の金融
政策が影響を受けないよう調整する為替介入。逆に国内の金融政策に
影響が及ぶことに対し調整を行わない為替介入を、非不胎化介入と呼
ぶ。日本では不胎化介入が一般的である。
介入の効果
介入は、覆面で非公開で行なわれる。このため、過度なレート変動時
には金融当局による介入が危惧され、自律的に変動が緩和されること
もある。為替介入については、介入そのもの(直接効果)とアナウン
ス効果(間接的効果)がある※。日本円、米ドル、ユーロなどは、裏
付けもない信用で成り立っている通貨では、中央銀行が無限に通貨を
作り出せるが、インフレ目標※を定め、通貨の価値をコントロールして
おり、金融政策や財政政策により、外国為替相場を動かせるが、通貨
の価値を変えない不胎化介入では、需給の揺らぎにより相場の揺らぎ
は作り出せても、インフレ目標で通貨の価値を誘導している状況では、
為替介入では理論上は外国為替相場は変化しないとされる。
※高橋洋一 『日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカ
ルに考える』 光文社新書、2010年、78-79頁。高橋洋一 『高橋教授の
経済超入門』 アスペクト、2011年、45頁。※歴史上、最初のインフレ
ターゲット採用国はスウェーデンであり、中央銀行リクスバンクが
1931年に「通貨プログラム」という名で物価水準目標を設定(1937年
まで)。
※為替介入による円安抑制の意義 国際通貨研究所 橋本将司 2024.3.29
外国為替平衡操作の歴史
1991年4月以降の為替介入について財務省は公開しているが[4]、2004
年3月16日までは小さな金額を含めると常時頻繁に日常的に為替介入を
行っていた。2010年9月15日 - 2011年11月4日に合計8日間行われ、そ
の次は2022年9月22日。日本政府の外貨準備高は2012年3月時点で1兆1
160億ドルであり、為替差損は数十兆円規模に拡大していると思われ
る。財務省は外貨準備の為替差損については公表していない。日本銀
行が保有する国庫短期証券の残高は、2010年末が19兆8252億円、2011
年末は24兆564億円である。
--------------------------------------------------------------岸田首相の「貯蓄から投資へ」は説得カゼロで矛盾だらけ為替や物価、株価が動いている好況下、こういう時期には投資関係の
「甘い言葉」が多い。こうした眉唾な儲け話には往々にして裏がある
ものだ。しかも、そんな話を日本のトップがすることもある。
22年12月30日、岸田首相は東京証券取引所の大納会に出席した際に、
「貯蓄から投資へのシフトを大胆、抜本的に進めていく」と表明。国
民に向けて、投資による個人の資産形成を促した。しかし、当の岸田
首相は株式を保有していない。
国会議員は自分の保有資産を公開しなければならないと法律で義稗づ
けられている。最近の保有資産の資料を見ると、岸田首相の資産は2
億円以上ある。公開資産の金額は、自分と家族の分もすべて合算した
ものだが、ほとんどが土地・建物の不動産で、あとは預金くらいだ。
資産がある程度大きくなれば、普通は株式を持つ。なぜなら、不動産、
預貯金、株式が資産形成の3本社だからだ。資産が2億円以上あって
株式がゼロというのは珍しいパターンだが、そもそもそんな人が「貯
金から投資へ」などと言ったとことで、説得力がないに決まっているこれは本当みたいな話しだが、いまの岸田政権の周りにいる人は官僚
が多い。なぜなら、インサイダー取引になる可能性があるからだ。も
ちろん「この企業のこんな情報がある」と誰かに話すことも許されな
い。これは新聞記者も同じで、インサイダー情報に触れてしまう立場
の人は株式投資ができないのだ。
そのため、現役の官僚に株式投資をしている人はいないし、退職した
あとも株式は持たないままというケースも結構多い。つまり、岸田政
権の周辺の人は、ほとんど株式投資の経験がないのだ。
金融商品を投っている投資関係者から見ても、岸田首相の言葉は全く
刺さらないだろう。
それどころか、「金融所得課税は検討が終わっていない」などと平気
で言う首相に、不信感を募らせている可能性もある。金融所得課税と
は、株式の配当金や譲渡益など金融所得にかかる税のことで、岸田首
相はこれへの増税に前向きな発言を繰り返している。
岸田首相の「貯蓄から投資へ」という言葉をきくと、何となく「貯蓄
と投資は違うものなんだろうな..」と思う人もいるかもしれない。
この項つづく
❏ 飛翔黄金の時代 ❏
『007/ゴールドフィンガー』(ゼロゼロセブン ゴールドフィンガー
原題: Goldfinger)は1964年のアクションスパイ映画。「ジェームズ・
ボンド」シリーズの第3作目に当たり、ショーン・コネリーが架空の
MI6エージェント、ジェームズ・ボンドを演じる。原作は1959年に出
版されたイアン・フレミングの同名小説。また、ボンドガールのプッ
シー・ガロア役にオナー・ブラックマン、タイトルキャラクターのオ
ーリック・ゴールドフィンガー役にゲルト・フレーベ、ボンドガール
の象徴であるジル・マスターソン役にシャーリー・イートンが出演。
アルバート・R・ブロッコリとハリー・サルツマンが製作し、ガイ・
ハミルトンが監督した4本のボンド映画のうちの1本目の作品。
音楽「ジェームズ・ボンドのテーマ」作曲 - モンティ・ノーマン / 編曲・
演奏 - ジョン・バリー「ゴールドフィンガー」作詞 - レスリー・ブ
リキュース、アンソニー・ニューリー / 作曲・指揮 - ジョン・バリ
ー / 歌 ‐ シャーリー・バッシー / 楽曲プロデュース ‐ ジョージ・
マーティン主題歌シャーリー・バッシーの歌う同タイトル曲は英米でヒットとなり、一
躍、シャーリー・バッシーの名を知らしめた。イギリスの「ミュージ
ック・ウィーク」誌では、最高位21位だったが、アメリカの「ビルボ
ード」誌では、最高位第8位を記録している。さらに、同サウンドト
ラック・アルバムは、007シリーズ史上、唯一の全米第1位を獲得して
いる。 また、ジョン・バリー・オーケストラによる同主題曲も「ビ
ルボード」誌で「チャート入り」を果たし、最高位72位を記録。