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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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沸騰大変動時代(五十八)

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと
)と兜(かぶと)を合体させて生まれたキラクタ「ひこにゃん

兎に角ものすごい科学技術のゴールド・ラッシュ
経験したことことがない。それもバブルではない。


富士経済は2024年5月、ペロブスカイト太陽電池などの新型・次世代
太陽電池市場の調査結果を発表した。それによると、ペロブスカイ
ト太陽電池の市場規模は2040年までに2兆4000億円にまで拡大すると
予測。
それによると、国内ではBIPV(建材一体型太陽電池)やBAPV(建物
据付型太陽電池)向け、ペロブスカイト/シリコンのタンデム型の
開発・生産によって急成長が期待でき、2040年度の市場は233億円と
予測する。

また。国内では、参入企業の開発注力度の高さから、当面はフィルム
基板型が50%以上を占めるとみられる。PSC市場の拡大にともなって
ガラス基板型も増加し、2040年度の構成比は30%程度に落ち着くもの
の、海外と比較してフィルム基板型が多くを占めると予想している。

※このようにエネルギー用途先事業モデル開発で巨大市場を創成出来、
日本が世界に貢献し再び「ジャパン・アズ・ナンバ・ワン」として昇
りつめることができるだろう。

✺ 湧水温度差発電
流れ去る湧水の熱エネルギーを電気として有効利用
【展望】今回の技術で重要となる湧水の元である地下水の存在は2014年
に施行された水循環基本法において、国や地方公共団体に対し、健全
な水循環の維持を目的とした地下水管理のための情報収集や解析、分
析などの努力義務が課せられている。行政では地下水の保全や管理に
対する予算や人員の確保が長年の課題とされてきたが、本システムを
進化させ、水位や水質など他の項目も含めた電池レスの遠隔モニタリ
ングシステムを確立することができれば、課題であった人的および財
政的負担を軽減させることが可能となる。また、住民へのアンケート
を踏まえた微小電力の活用方法に関する分析や、景観へ配慮した発電
装置のデザインに関する基礎的研究も一体的に進めることで、地域資
源としての湧水の価値を高めていく。【関係技術情報】
掲載誌:Energy Conversion and Management
論文タイトル:Harvesting thermal energy from spring water using a flexible t
hermoelectric generator
DOI:doi.org/10.1016/j.enconman.2024.118605

❏ 海底の光ファイバーで大震災・津波伝播を観測
2023年10月に鳥島近海で発生した津波の例 ⌚ 2024.06.9
海洋研究開発機構(JAMSTEC)は,室戸沖に設置された海底ケーブル
光ファイバーにDAS(分散型音響センシング)観測技術を適用し、2023
年10月9日に鳥島近海を震源として発生した津波が沖合約60kmから沿岸
付近まで伝播する様子を捉えることに成功したことを公表。

図1.(a)室戸沖の海底光ケーブル(赤線)、DONET水圧計(ピンク三
角)、鳥島近傍で発生したマグニチュード5以上の地震(赤丸および黄
色丸)の位置。(b)津波の伝播速度を測定した位置(青線)。コンタ
ーは周期100秒の津波の震源からの伝播時間。(c)海底光ケーブルの
水深。
【展望】現在、室戸沖の海底光ケーブル下の詳細な構造の物性推定を
進めています。物性を詳細に把握することにより、将来的にはDASの
歪みデータから津波波高の推定が可能になることが期待されている。
【論文情報】High-frequency tsunamis excited near Torishima island, Japan, observed by 
distributed acoustic sensingDOI 10.1029/2024GL108714

❏ 加州の蓄電池が10GW超に、太陽光への出力抑制の回避に貢献クリーンな発電量が記録更新、需要を超える再エネ出力が頻発米国カ
リフォルニア州は、気候変動対策を含む環境政策に積極的で、米国内
だけでなく、世界的にもリーダー的な存在になっている。同州で、
100%クリーン電力に向けた進歩が加速している。⌚ 2024.06.11

❏ バイデン政権、中国製太陽光パネル急増への対抗措置パネルの関税免除を終了、セル輸入は継続し国内組み立てを支援今年5
月16日に、バイデン政権は米国の太陽光発電設備に関連した製造業を
強化し、メーカーとそこで働く従業員を中国の不公正な貿易慣行から
守るための対抗措置を発表した。 ⌚ 2024.06.12

❏ 光合成細菌を窒素肥料に
窒素を空気中から固定する細菌を無機肥料の代替として利用
理化学研究所らの研究グループは破砕・乾燥処理した海洋性の非硫黄
紅色光合成細菌のバイオマスが作物栽培の窒素肥料として利用可能で
あることを明らかにした。

【展望】、培養規模の拡大、汚染のリスクと保存可能期間の評価、異
なる温度下での効果のばらつきなどの潜在的な課題を克服する。この
肥料のライフサイクルアセスメントは、生産、貯蔵、施用、輸送、廃
棄にわたる環境フットプリントを評価するために不可欠であり、さら
に非硫黄紅色光合成細菌バイオマスを施用した土壌の特性を明らかに
し、無機肥料の商業的代替物としての適性と経済性を評価する。
関係論文
 "Utilization of lysed and dried bacterial biomass from the marine purple
 photosynthetic bacterium Rhodovulum sulfidophilum as a sustainable 
nitrogen fertilizer for plant production", npj Sustainable Agriculture, 
10.1038/s44264-024-00018-0

❏ 光ピンセットを使いエネルギー移動を制御
4色の光で反応過程を可視化
6月11日,大阪公立大学研究グループは、レーザー光の焦点に形成され
た微粒子(ドロップレット)に,水溶液中の高分子を集める光ピンセ
ット技術を応用し,溶液に混合した二種類の蛍光分子をドロップレッ
ト内に抽出・濃縮した。ここでmフェルスター共鳴エネルギー移動(
FRET)は、植物の光合成反応をはじめ,生体内・細胞内のタンパク質
の機能や生化学反応で見られる。また,シグナル伝達を可視化できる
バイオイメージングなどにも広く活用されている。
【要点】
1.溶液にレーザー光を照射し、焦点にできる微粒子の中に2種類の
 蛍光分子を濃縮。
2.レーザー光の強度を変化させ、蛍光分子間のエネルギー移動の速
 度・効率を制御。
3.微粒子の色の変化で、エネルギー移動の反応過程を可視化。


同研究グループは、レーザー光の焦点に形成された微粒子(ドロップ
レット)に、水溶液中の高分子を集める「光ピンセット技術」を応用
し、溶液に混合した二種類の蛍光分子(青く光るエネルギー供与体と、
オレンジ色に光るエネルギー受容体)をドロップレット内に抽出・濃
縮した。FRETは蛍光分子間の距離が近いほど起こりやすいため、レー
ザー光の強度を上げ、ドロップレット内の蛍光分子の濃度を高めるこ
とで、FRETの反応速度と効率の制御に成功しました。また、FRETが加
速するとドロップレットが青色から緑色、黄色、オレンジ色へと連続
的に変化するため、反応過程の可視化も実現した。
関係論文
・Förster Resonance Energy Transfer Control by Means of an Optical Force
・https://doi.org/10.1002/adom.202400302





●今日の一言:年齢など単なる数字にすぎず。



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