休憩を入れたほうが仕事の能率が上がる。 / マイケル・ゲルプ
● 今夜の一曲 夜空の星
仕事で愛車をとばす。なぜか、ジ・アルフィーの演奏する『夜空の星』 が耳に残る。僕にとって
記念すべき、1965年の名曲だ。
■ おまけ
ホームに一人煙早をくわえ
家路へ向かう電車を待つ時
アイビー姿の学生達見れば
貴女と通ったキャンパス想い出す
仕事に追われる今の僕に
あどけない笑窪の貴女が恋しい
初めて手にしたショートホープ
涙でむせてた貴女に逢いたい
滑り込む電車が思い出かき消す
都会の日暮れ一人が寒い
レノンに憧れ丸いメカネで
成り切ったつもりで生きてたくせに
あの頃すべてに自信や余裕がなく
貴女との未来を振り切ってしまったよ・・・・・・
曲『まもなく2番線に…』
作詞/作曲 高見沢俊彦
気温が上昇したせいか、両脚の親指周辺にミズムシ(足白癬)を発症。薬もいいが清潔にする
ことね!と彼女が言うので、せっせと風呂場で足を洗い何とか収まったのだが、それじゃ、足
湯をコンパクトにして足を浸けておけばよのではというの、関連する情報をかき集めてみた。
つまり下図のようなイメージだがその設計条件は?ということで頭を悩ませた。
これは、水やお湯を使わない遠赤外線による脚温器(底部に足裏マッサージ回転棒付)だが、
足湯との血流量(皮膚)や血圧、脈拍などの有意差はなく、足湯は、気化熱で血流の上昇が早
く、遠赤外線式足温は長く上昇することが下図レポートで報告されている。
ところが、同じ温浴でも、クエン酸と重炭酸ソーダ(中性)を加えた方が、同じ温浴(38℃、
20分入浴)でも血液循環量が6倍ことなる(下図クリック)――新入浴剤のPHは 7.0で主成
分は重炭酸イオンで炭酸ガス成分は少なく、重炭酸イオン濃度は24時間安定して存在する。38
℃入浴時の組織血流量は入浴前に比べおよそ6倍も増加、その温浴効果の大きさが示されてい
る。つまり、中性重炭酸入浴剤は、大掛かりな機械や装置を必要とせず、家庭のお風呂で、自
然炭酸療養泉並みの温浴効果を発揮――ということだからこれには驚いたが、全身入浴で炭酸
泉(1,000ppm)35℃とさら湯35℃での比較実験では、皮膚血流上昇したものとしなかった
ものが発生したとの報告がなされているので、全身浴と足湯(局所浴)の差が何であるか突き
止める必要がある(要調査)。
ともあれ、入浴より足湯の入浴剤投入法が効果がありそうで、れいのバスボム(『バラとカモ
ミールのバスボム』2015.06.11)の延長で、ミズムシを殺菌しそうなハーブを探してみると、
ガーリック、 ジンジャー、リコリス(カンゾウ)、ティーツリー、カモミール(ブタクサアレ
ルギー症のわたしには不向き、断念)、エキナケア、ゴールデンシール、レモングラスとなり、
総合的に判断し、ジンジャーを選択する。↓
※ 日温気物医誌第66巻3号2003年5月:The Concentration of Artificial CO2 Warm Water Bathing
and the Skin Blood Flow/人工炭酸温水濃度と皮膚血流量
→ その用法は、みじん切りにしたジンジャーの根1オンス(約30グラム)をカップ一杯の
沸騰した湯に入れて濃く煎じ出します。20分ほどとろとろ煮て、冷ましたものを綿ボールか
清潔な布に浸けて一日2回患部に直接塗れば良いとの情報があり、それならば、足湯に入れて
20分間入浴すればよいことになる。今はスケジュールや体調の都合でできないので、後日ト
ライ、ブログ報告することに。成功すれば新規考案とまでは行かないだろうが、「ミズムシ治
療と健康促進」の開発商品の1つにストックしておこう。
「古賀の乱ってなんだ "I am not ABE "」(『進撃のヘーリオス Ⅱ』2015.04.04)で 触発され
るように、積んでおいた本を取り出し読みはじめた。そして、この国の政体を考えみよう。その
結果、どのようになろうとも未来志向できる手がかりを明らかにしたという動機から掲載してい
きたい。まずは第5章から読み進める。
福島のメルトダウンは必然だった…政府閉鎖すら起こる2013年の悪夢とは!?家族の
生命を守るため、全日本人必読の書。「日本の裏支配者が誰か教えよう」。経産省の現役幹
部が実名で証言。発電会社と送電会社を分離する発送電分離。このテーマについて本気で推
進しようとした官僚が何人かいた。あるいは核燃料サイクルに反対しようとした若手官僚も
いた。しかし、ことごとく厚い壁に跳ね返され、多くは経産省を去った。私も十数年前、発
送電分離をパリのOECDで唱えたことがあるが、危うく日本に召喚されてクビになるとこ
ろだった。その理由とは何だったのか――。(「序章」より)。改革が遅れ、経済成長を促す
施策や産業政策が滞れば、税収の不足から、政府を動かす資金すらなくなる。そう、「政府
閉鎖」すら起こりかねないのだ。いや、そうした危機感を煽って大増税が実施され、日本経
済は奈落の底へと落ちていくだろう。タイムリミットは、ねじれ国会を解消するための参議
院議員選挙がある2013年、私はそう踏んでいる。(「まえがき」より)
古賀 茂明 著『日本中枢の崩壊』
目 次
序 章 福島原発事故の裏で
第1章 暗転した官僚人生
第2章 公務員制度改革の大逆流
第3章 霞が関の過ちを知った出張
第4章 役人たちが暴走する仕組み
第5章 民主党政権が躓いた場所
第6章 政治主導を実現する三つの組織
第7章 役人―その困った生態
第8章 官僚の政策が壊す日本
終 章 起死回生の策
補 論
終章 起死回生の策
観光は未来のリーディング産業
日常の日本人の奥ゆかしさや心遣いを多くの外国人が知らない。いい換えれば、それだけ、
まだ日本人の良さはアビールできていないといえる。
最近、急増している中国人旅行者か感動するのも、いままで知らなかった日本人の素哨ら
しさだ。日本製品のショッピングか目的で来日してみると、店員は中国とは比べものになら
ないくらいマナーかいい。道を尋ねても、日本人は言葉の壁を越えて一生懸命教えてくれよ
うとする。この親切さは、自分たらの国にはないと感激し、もう一度日本に来たいとなる。
普段の日本人はあまり知られていないので、観光はまだまだ伸びシロが大きい。
しかも、アジアの国々は人口が多いうえに、中国、インド、ベトナム、韓国と、経済的に
も伸び盛りだ。富裕度は上がり、海外旅行を楽しみたいという人が増えている。政府か観光
立国に一層力を注げば、観光業は日本のりIディング産業になり得る潜在力を持っている。
そのために政府は様々な改革を進めている、中国人へのピザ発給の拡大などはすぐに効果
を表した。やる気になれば、税金を使わずともできる良い例だ。
大事なことは、この先口本に外国人が溢れるようになっていくこ
とをわれわれは嫌がってはいけない、ということだ。中国人が嫌いだなどという声をよく耳
にするが、日本に来る中国人は日本が好き、あるいは少なくとも興味を持ってくれている人
たち。彼らに日本の良さを十分に知ってもらうこと、これがいかに重要なことか。日本か好
きな中国人、アジア入が増えれば、外交的にはどれだけの効果かあるか。
いまは教育のせいもあって、多くの中国人が日本のことを誤解している。それが対日世論
を悪化させ、二国間の問題の解決を困難にしている。そのことを考えれば、われわれを嫌い
だと思っている人ほど□本に呼んで、日本を好きになってもらうことが大事なのだ。
前にも書いた2010年秋の出張では北海道にも朽った。このとき、株式会社ニトリを訪
れた.家具の話を間きに行ったのではない。ニトリが札幌近郊に中国人向けの別荘地を開発
し.ヒ戸を完売したという話を聞いたので、行ってみたのだ。ネットLには、中国人に北海
道を買い占められるといった書き込みもあったが、ニトリの担当のゐはそうした反応に困惑
してお られた。
この話は、ニトリが中国工場で取り引きのある企業の社長さんたちを北海道に招待したこ
とから始まる.北海道の美しい風景を満喫した彼らは、誰からともなく、、こんなところに
住みたい`「次回はもつとゆっくり滞在したい’といい出した。この辺りに家を買ったらい
くらになるのか、という話になり、その場で20人近くが、もしニトリが世話をしてくれる
のなら家を買うということになったのだ。
ニトリは、いろいろと心配した。中国人が20人もまとめて家を買うといったら、いろい
ろと反発かあるかもしれない、国内の商売に障害となるかもしれない。しかし、これだけ北
海道の美しさを賛美してくれる中国人たち。その気持ちに応えて日本に何回も来てもらい、
お互いに触れ含発、当初約束した全員に販売したのだ。
おりしも、中国映画「非威勢擾」(邦題「狙った恋の落とし方」)が中国国内で人ヒット
しその影響で北海道への中国人観光客の数が急拡人した。北海道の美しさは、ニトリの取引
先だけではなく、広く中国人一般の心をつかんだのだ。えば、目本のこれからの発展にとっ
て心益だ。そう思ってゼロから始めて別 荘地を開人口より多い観光客が訪れるフランスは
もちろん、こうした話が小さなストーリーとして語られている間はt‐和だ。しかし、北海
道だけでなく、目本のあちこちで中国資本の土地購入という話が聞かれる。中国だけではな
い。
ロシアあり、韓国あり、様々な国が目本に入ってきている。
安全保障という而の話は別途考えなければならないが、駄本的には、われわれは、隣の家
にアジアの人か住むという時代を想定しなければいけない。若い人たちはアジアの人たちと
競争し、またHハ生しなければならない。好きとか嫌いとかいっている場合ではない。来て
もらってありかたいと思うべきなのだ。
日本が再生できるとすれば、そういう社会を厭わない、それを前提とした社会作りをしな
ければならない。もし、それを嫌かっているようだ・八日本の将来はない、ということを覚
悟すべきだろう。
日本に海外から人が集まるということは、日本が魅力的な国であり続けるということだ。
日本の経済がアジアの発展から切り離されてジリ貧になり、さぴれた街並みとぼろぼろの
道路や廃屋が点在することになれば、日本は海外の人々を惹きつけることはできない。その
とき、嫌いな中国人か来なくてI以かったと喜べるだろうか。日本人だけでひっそりと肩を
寄せ合って暮らしていくことが幸せなのかどうか。よく考えなければならない。
人口より多い年間約7千万人の観光客が海外から訪れるフランス人は、幸せそうに暮らし
ているではないか。
ところで2011年2月の震災で心配なことがある。それは東北地方の観光地に人が入ら
なくなっていることだ。余震の危険性や放射能の風評被害もあって、内陸部で被災を免れた
ところも閑古鳥が鳴いているという。東北といえば目本の代表的な観光地の.つである。有
名な温泉があるが、このままでは歴史ある温泉旅館の経営がなち行かなくなる恐れもある。
そこでこの温泉地に、いまだt万人以上といわれる避難所の被災者を、まとめて移転させ
てはどうか。なるべく近いところに移ってもらうのだ。すでに一部の地域ではそうした支援
をしているようだか、もっと大々的に行うのだ。がら空きにしておくよりも、一泊5千円で
もいいから滞在してもらえれば、なんとか旅館の経営も続くだろう。
旅館なら避難所と違い、トイレ、風呂、冷暖房、そしてなによりも食事の心配がいらない。
避難民の支援を受け入れ自治体にやってもらえば、被災他の自治体は復旧事業に専念できる。
日本の賢重な観光産業が守られ、避難民はつらい避難所生活から解放され、災害復旧も進む。
このやり方には、もう一つのメリットがある。
復旧が始まった頃、闇雲に仮設住宅が作られた。このままでは、仮設住宅用の土地が足り
なくなる。本格復興の段階では、恒久的な公営住宅、病院、学校、介護施設などを作る場所
がすべて仮設住宅で埋まっているという事態が生じるだろう。そうなれば、再び仮設住宅を
移設することになる。
温泉地にしぱらく滞在してもらえば、計画的に空き地に腺引きをし、仮設住宅を作り、そ
の後に必要となる土地を確保するという時間的な余裕が生じることになる。
いまからでも遅くはない、すぐに実施してほしい。
「壊す公共事業」と「作らない公共事業」
観光というと日水の美しい風景を想い起こす。しかし、目本の田園地帯は本当に美しいか。
地方の門前町、温泉街は本当に風情があるか。
フランスの田園地帯、田舎の小さな忖を訪ねてみると、日本との違いが歴然とする。見渡
す限り、緑の畑、黄金色の畑、といった風景が当たり前のように広がる。中世の趣を色濃く
残した田舎町。そこには、畑の真ん中の無機質な工場、占びた街値みのなかの黄色やピンク
の建物など絶対に存在しない,町全体が完全な調和のなかにある。
日本の農地法が農地を守っていたはずだが、実際にはおざなりな運用で虫食い的に転用さ
れ、醜い建物が田畑のなかにぽつぽつと建っている。観光資源としての美しい田園風景がふなしに
ってしまったのだ。一つ十億円の被害といってもいいだろう。
今後はこういうことは絶対に許さないようにすべきだ。仮に転用の手綺きに不備かあった場合など
は、過去に遡って無効として、原状復帰の義務を課してもいいだろう。それくらい強い姿勢で臨まな
ければ、景観は守れない。私の友人のフランス人を京都に案内したとき、彼女か最初に発した言葉。
「これは犯罪だ」・・・・・・。
彼女の服に映ったのは、美しい社寺と並んで色とりどりのビルや看板が混在する光景。「
こんなことが先進国で許されるのか。」「全部すぐに取り壊せ」と彼女は叫んだ。人類に対
する犯罪だというのだ。確かにフランス人から見ればそうだろう。
日本の規制は、いわゆるアリバイ作りになっていることが多い。ウナギの産地偽装も、汚
染米もその典型だ。役人が責任を逃れるために規制を作って、あとは放置しておくというこ
とがあまりにも多い。観光資源を本気で守るなら、各地域に、所存権に制約を加えられるか
なり強い規制権限をりえるべきだろう。
道路や箱モノを作るのにも同じ発想か必要だ。美しい田園地帯になぜかコンクリートの塊、
それも工場ではなくて公共の建物という例も多い。最近ではかなり周囲に溶け込むように工
夫を凝らすものも増えてほいろか、まだまたた。ましてや、故に建てられたものは相当醜悪
なものが多い。こういうものは取り壊したほうが良い。それで景観か甦り、観光資源として
価値か増すなら、公共事業だと考えても良いだろう。
温泉街に残る汚い廃墟となったコンクリートの旅館。破綻して廃業したが、周囲に調和さ
せて奇麗にするインセンティブはない。せっかくの温泉街の風情をぶち壊している。こうい
うものも取り壊して広場にするとか、街植みの整備を行う。つまらなくて誰も訪れない郷土
歴史館のような箱モノを作るより、はるかにましだろう。
壊れかかった隋や道路。通行止めのまま放置されているものもあるか、崩落寸前になって
いるものもある。.吏新投資の必要がない、あるいはその目処がなたないなら甲めに取り壊
した放が良い。これらの「壊す公比ハ心″衷」をこれからの公共嘔業の柱にしていくことが
必要ではないか。
各地域では自然林を守る運動なども行われている。こうした運動を自治体が支援する。
「作らない公共事業」だ。
東日本震災後の復興でも、当面の緊急の復旧は別として、長期的にはいま述べたような批
点をぜひ活かしてほしい。それだけでなく、この震災は、われわれの社会のをり方そのもの
を見直すきっかけになる。少なくとも公共事業そのものが目的化しないように、従来の延長
線上とは違った工夫か必要である。
たとえば、もともと大赤字で存続に疑問符がついていた第三セクターによる鉄道。同様に
赤字で、鉄道に並走するように運行していた路線バス。これらに二眼に赤字補填をするため
自治体の財政は圧迫されていた。しかし、津波で鉄道が止まり、黒字になったバス会社もあ
る、無理に鉄道を再建するのか、あるいは、それを止めるることによって浮く赤字補填分の
財源を他の復興需要に回すのか、よく考えるべきだ。
何をやるか、伺を造るかも重要だが、何をやってはいけないのか、何を造らないのか、最
初にはっきりさせたほうが良い。昔のままの街並みを取り戻したいという住民の気持ちも痛
いほど分かるが、ここは.呼吸入れて単なる復興計画ではなく、新たな日本創造を見据えた
計画を作ることが重要だ。
ここでのコメントは1つだけだ。観光産業は天災、パンデミック、放射能などによる環境汚染や
環境劣化に脆い、つまり、風評被害に脆いということ。交通・情報インフラ整備だけでなく、総
合的な国力の質、バランスが重要であることを確認しておきたい。
この項つづく