九条の問題に関しては非戦と反戦しかない。 / 吉本隆明
急激な猛暑に家族は悲鳴をあげている。こんな日は、ホルモン、とくに好物のミノを焼きながら、
オイル焼のニンニクを交互に頬張り食べた後、フォームフルなビールを流し込めばご機嫌。そん
なことを思い浮かべながら、場所と日を決めているところだ。ところが、ニンニクスプラウトな
るものがでまわっていることを知りチョットした衝撃をうける。その先駆的企業が株式会社海洋
牧場だという。
ニンニク自体には強烈な臭いがあることから、これを生のまま食することはほとんど無く、一部
の嗜好家などにより、天ぷら油などにより唐揚げや直火による加熱処理等にし食されているにす
ぎない。一方、ニンニクの若い生葉或いは茎は、ニンニクの鱗茎に比較して臭いが少なく、また
香味などの刺激も低く、油炒めや煮物などに適する青物野菜として利用されているるものの葉や
茎が硬いといった問題がある。
これに対し(1)ニンニクの球根(地下茎)を水耕栽培に際し、球根の底部のみを水や養液水に
浸し、球根からの発芽と根の育成をおこないつつ、(2)球根からの根の育成を阻害しないよう
然の状態で自由に育成する。(3)また、球根からの発芽が開始された時点から球根に対する
給水を間歇的に行い、極めて簡単にニンニクスプラウトを製造できる。(4)さらに、水耕栽培
方法を通常の日照条件下で行えば、緑色野菜としてのニンニクスプラウトが、(5)さらにニン
ニクの球根を筒状体により覆った簡便な暗室条件下で栽培すれば、黄白色野菜として製造できる。
つまり、ニンニク球根を、網目状を有する栽培カゴ上に載置して、その状態で栽培槽に収容し、
栽培カゴ上に載置したニンニク球根の底部が水中に位置するよう水又は養液水を栽培槽内で水位
調整と循環給水させ、栽培カゴ上でニンニク球根よりニンニク若芽を生育させることで、ニンニ
ク球根を、網目状の栽培カゴ上に載置し、その状態で栽培槽に収容し、栽培カゴ上に載置した球
根の底部が水中に位置するよう水や養液水を栽培槽内で水位調整並びに循環給水、栽培カゴ上で
ニンニク球根より若芽を生育方法が提案されている(下図の上をダブルクリック)。
ところで、最近は、各種の十文字植物や緑黄野菜のスプラウト(発芽若芽)の栄養価が着目され
野菜スプラウト――例えば、古くからは大豆、小豆等のスプラウト(モヤシ)を始め、かいわれ
大根、そば、ブロッコリー、キャベツ等の――が登場し、生食野菜として波及しているが、ニン
ニクスプラウトの水耕栽培方法は、通常の土壌栽培方法に比較して簡便で、天候に左右されず容
易に暗室状態下で、緑色ニンニクスプラウトを比較して柔らかく、味、香りがまろやかで、また
栄養価が高い黄白色ニンニクスプラウトが継続的に得られるため、これをさらに、40℃の低温
風乾燥→ハンマーミルなどで細かく裁断、この微粉末状に粉砕して得たニンニクスプラウトの粉
末状物質にすることで、スーパーオキサイド(SOD)消去活性作用、ヒドロキシラジカル消去
活性作用、また、一重項酸素消去活性作用等の抗酸化活性が高く、健康食品、特定保健食品の応
用性も高く、食品調味料、食品香味料として使用することができる極めて高い抗酸化活性作用を
もっている(下図の上をダブルクリック)。
なるほど、ニンニクも発想法をかえれば、スプラウトニンニクこのように連続生産できるダウン
スペーシング農法(植物工場工学)が進行する”新自給自足時代”を強く再認識するとともに、
現在TPP締結交渉に躍起となっている農水省などの関係官僚や政府には申し訳ないが、時代の
先が見えていない、あるいは遅れている――「改革せよ、改革を迫られる前に」(ジャック・ウ
ェルチ)の言葉とともに――思いが過ぎる。
【再エネ百パーセント時代: 時代は太陽道を渡る】
●オランダの「太陽光発電する道路」は好調、累計3千キロワットアワー超
オランダの応用科学研究機関(TNO)などが開発した、太陽光発電する道路「SolaRoad」による
実証が、順調に推移している。太陽光発電機能を持つ世界初の道路で、TNOが主導するコンソー
シアムは6月、最新の発電状況を公開。SolaRoadは、自転車用の道路に、太陽電池セルを面状に
並べた部材を敷き詰めたもの。長さ2.5メートル×3.5メートルのブロックを敷いて構成。セ
ルを厚さ1センチの強化ガラスで覆い保護する。アムステルダム近郊のクロメニー(Krommenie)
付近にある自転車用道路で、約70センチの実証設備の運用を14年11月に開始。実証試験の
間は3年間。
6月の発表では、現在までのエネルギー収率)が、事前の予想を超えて好調に推移。約半年間の
合計発電量は、3千キロワットアワー以上に到達。単身世帯の年間消費電力に相当する量となり
電動スクーターで地球を2.5周走れる量に相当。単位面積当たりの発電量に換算すると、年間
平均で約70キロワットアワー/平方メートルに相当。この数値は、設計時に上限想定値という。
稼働後、約半年間という早期にこの値を実現できたことは、予想以上の成果だとしている。
● テキサスとネバダ メガソーラー発電コスト4.8円/キロワットアワー達成
テキサス州オースティン市が運営する電力会社米Austin Energy社は今年4月に連系出力6百メガ
ワット相当のメガソーラーの一般競争入札を行い、5月中旬の公募締め切りまでに、なんと募集
の約13倍に相当する8千メガワット(8ギガワット)近くの応募があったと発表。さらに、応
募された8千メガワットの内、1295メガワット分の太陽光発電コストは、4.8円/キトワ
ットアワーを切った。
さらに、ネバダ州で民営電力会社の米NV Energy社から似たような発表。同社は百メガワットの
メガソーラーからの電力を4.7円/キロワットアワーで購入するという契約をしたという。この
メガソーラーは米ファーストソーラーによって現在開発中の「Playa Solar 2 」である。
2015.07.09
オースティン市(テキサス州)は、人口は百万人以上、同市運営の電力会社は、再生可能エネル
ギーの普及に向けた取り組みを今までに積極的に推進。太陽光発電導入でも全米公営電力会社の
中で7位。20年までに再生可能エネルギーによる電力の発電比率を35パーセントの目標設定
を行う。35パーセントには2百メガワット新規太陽光発電が含まれる。
普及しているメガソーラーはモジュール変換効率で20%未満が大半であるが『デジタル革命渦
論』のセオリーに基づけば、25%超が普及すれば、2~3セント/キロワットアワーで、設置
面積施工費も現在の7割以下に逓減していくことは容易だろう。そのトップランナーに日本がい
るかどうかは一重にメーカの情熱次第となろう。
これは、洒落た積み重ね食器
● 「新国立」建設にみる阿保さ加減
結局のところ、無責任体制、空洞のドーナッツ利権に群がる蟻ということで腑に落とす。
優先すべき事は山とあるのにね~ぇ ^^;。