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都市鉱山事業構想Ⅰ

 

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     善人尚以って往生す、況や悪人をや   /  法然   『後醍本』    

  

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    ※ 善導大師(中国):いま持っている“いのち”は、はるか昔の祖先から綿々と伝えられている
    のと同時に、子や孫といった未来へとつながっていく“いのち”でもある。一人の“いのち”
    であって、一人の“いのち”ではない、ご先祖から未来へつながっていく多くの“いのち”と
    共に生かされている。今この時の横のつながりだけではなく、過去から未来へつながっている
    という一筋の縦軸がある。ゆえに、“いのち”は大切なのだ。“いのち”を奪うということは
    過去の“いのち”未来の“いのち”のすべてを奪ってしまうことになると「共生」を説く。
    パリのテロ事件の被害者の仏人映画ジャーナリストのアントワーヌ・レリスも、犯行の増悪
    を超え、未来を切り開こうと表明している。深く共感させられる。                                            
                        
 

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【中国の思想: 墨子Ⅴ】
 
  公輸――墨子と戦争技術者※
  尚賢――人の能力を正当に評価せよ
 兼愛――ひとを差別するな※
  非攻――非戦論※
 節葬――葬儀を簡略にせよ
 非楽――音楽の害悪
 非命――宿命論に反対する
 非儒――儒家批判
 親士――人材尊重
 所染――何に染まるか
 七患――君子の誤り七つ
 耕柱――弟子たちとの対話
 貴義――義を貴しとなす
 公孟――儒者との対話
 魯問――迷妄を解く 

※ シリーズとして掲載(途中も含め)した「編章節」はピンク色にしている。
  尚、段行末尾の※は、以前取り上げたことがあるもので、改めて記載するもの。 

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   魯問篇11――迷妄を解く- 『墨子』 

    ● 目 的

  魯の人で、息子を墨子のもとに学ばせている親がいた。その後、息子は、戦地におもむいて死んで
 しまった。父親が墨子を責めると、墨子は、「
 「あなたは、息子さんに学問させたいと願った。その目的は達成されました。学問を通じて学びとっ
 た信念にしたがい、敵と戦って戦死したのです。それなのに、あなたは、息子を死なせたといってわ
 たしを非難なさる。まるで、商人がうまく商売ができたのに、腹を立てるようなものです。矛盾して
 いませんか」

  魯人有因子墨子而學其子者,其子戰而死,其父讓子墨子。子墨子曰:子欲學子之子,今學成矣,
  戰而死,而子慍,而猶欲糶,糶讎,則慍也。豈不費哉?」

 
 
【都市鉱山事業構想 Ⅰ】

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● 都市伝説: 蟹の甲羅の廃材から金をつくる

過日のブログで、産業廃棄物をゼロにすることに真剣に取り組んでこなかぅたことを反省した(『脱リ
チウムと脱産廃』 2015.10.20)。実はファーストライフ時代は、いくらでもそのような話があぅたわけ
で、その具体例が廃食油から石けんをつくる運動」(あるいはバイオディーぜル油をつくる)に関わっ
たり、B級食品素材(お茶などの農作物)のパウダー化を皮切りにいろんな方面からそのような協力依
頼や誘いがあったが、本業事業とホスト事業に傾注していたためお断りし数は両手で遙かに足らないほ
ど(20、30件)だった。政治家で「我が国には資源がない」と発言している耳にすると、「何を言
っているんだ」と反発――ドイツなどは石油がなくても(植民地がなくても)、石炭からディーゼル油
を精製し戦車を走らせ連合国側を驚かせたし、戦況からウラン功績から原子力爆弾の製造の優先順位を
下げたことにより、遠く離れた米国が亡命科学者を使いそれをパクリ唯一の原爆製造独占国にのし上が
ることができた。もっとも、独占化→帝国による世界支配支配を恐れた天才科学者セオドア・ホールの
「核の均衡」構想による米帝国の暴走阻止により阻まれる――していたが、その一つが再生可能エネル
ギー分野の高性能太陽光発電×蓄電池×水素製造による『オールソーラーシステム』の実現がほぼ完璧
に現実化できる前段階にきている(だから、わたしのセカンド・ライフの仕事はこの時点で最終段階に
きているのだが)、『廃棄物オール・ゼロ』事業が新たなテーマと浮上。これから真剣に考えようと考
えている。

屋上屋を重ねるが、たとえば、半導体デバイスに使用するシリコン純度はイレブンナイン、太陽光発電
用シリコンはナインナインだから、これをすべて回収し再生すれば、(1)二酸化炭素排出削減、(2)
エネルギー消費削減、(3)コスト削減が好循環する。そのように考えていると「特許5818315  金属の
選択的抽出剤」が飛び込んできた(下図クリック)。

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このように日本は、世界の希少金属の約220%も消費している希少金属消費国。主要な資源の大部分を
輸入依存し、希少金属の安定供給確保が資源安全保障の課題だ。希少金属の中で、(1)ルテニウム(
Ru)、(2)ロジウム(Rh)、(3)パラジウム(Pd)、(4)オスミウム(Os)、(5)イリジウム
(Ir)(6)白金(Pt)のような白金族金属は産出量が少なく、銅(Cu)、コバルト(Co)及びニッケ
ル(Ni)のようなベースメタルの精錬に伴い出される副生成物として分離、回収されている。また、電
子機器の廃棄物やオキソ反応によるアルデヒド製造廃液と自動車の排ガス触媒のような廃触媒からも分
離回収されている現実がある。

白金族金属の回収方法には、溶媒抽出法、沈殿分離法とイオン交換法等があるが、経済性や操作性から
溶媒抽出法が広く用いられているが、溶媒抽出法による白金族金属の回収方法の様々な技術が開発され
ているが、効率よく分離、回収し得る方法は未だ見つかっていない。通常、ベースメタルの精錬に伴い
排出される廃液と廃触媒の処理液は塩酸酸性水溶液のため、金属イオンは塩化物イオンとクロロ錯体を
形成する。例えば、Rhイオンは、[RhCl5]-、[RhCl5(H2O)]2-又は[RhCl6]3-のような錯体で存在するが、
このようなRhイオンのクロロ錯体は、ベースメタルや他の白金族金属のイオンと錯体と比較して、抽出
あるいは吸着され難い化学種である。それ故、Rhイオンは、専らベースメタルと他の白金属金属のイオ
ンを抽出・吸着した後の残液から回収するが、このような方法では、Rhイオンを選択的に抽出すること
ができず、Rh純度の向上が困難であり、先行する工程では他の白金族金属の回収率向上を図ると、結果
として最終工程の残液から得られるRhの回収率低下する問題があったが、下図構造のイミダゾールに脂
溶性置換基を導入誘導体を用いることで解決する。

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ただし、(1)R1及びR2は、互いに独立、水素、置換・非置換の直鎖・分岐鎖状C1-18アルキル、C2-18
アルケニル、はC2-18アルキニル、また置換・非置換の直鎖・分岐鎖状C7-18アリールアルキルまたはC8-18
アリールアルケニル。(2)R1及びR2は同一であることはない)。(3)R3及びR4は、互いに独立し、
水素、置換・非置換の直鎖・分岐鎖状C1-4アルキル、C2-4アルケニルまたはC2-4アルキニル、また置換・
非置換の直鎖・分岐鎖状C7-18アリールアルキルまたはC8-18アリールアルケニル。(4)R3及びR4は、
それらが結合するイミダゾール環上の炭素原子と一緒になってイミダゾール環と縮合するシクロアルキ
ルまたはアリールで表される化合物を含有する金属イオンの抽出剤。(5)金属イオンがロジウムとパラ
ジウムからなる群より選択される白金族金属のイオンで、【化1】の抽出剤(後略)と規定められてい
る。

なお、この発明の金属の抽出剤は、Al、Cu、Al、Pb、Ti、Ni及びWの群より選択される1種以上のベー
スメタルのイオン、Ru、Rh、Pd、Os、Ir及びPtからなる群より選択される1種以上の白金族金属のイオ
ンを含有する溶液から、Rh及びPdからなる群より選択される白金族金属のイオンを選択的に抽出するた
めに使用することができる。


● 抽出剤の回収可能性金属

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以上これらの、また下記の「特許4945744 金の高選択的な抽出」は、国立大学法人宮崎大学馬場由成教
授を中心とした研究グループによるものである。

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電子工業において電子材料の製造工程で排出される廃棄物、自動車廃触媒、めっき廃液等には微量の貴
金属が含まれる。従来より、これらの廃棄物からの貴金属の回収に用いられている代表的な工業用抽出
剤は、硫黄を配位原子とするジヘキシルスルフィド(DHS)やジオクチルスルフィド(DOS)のよ
うなスルフィド類や、LIXシリーズやPシリーズに代表されるヒドロキシオキシム類である。なかで
も金の回収にはスルフィド類が主に用いられている。しかしながらスルフィド類は金を抽出するととも
にパラジウムを同時に抽出するので、パラジウムと金とを分離する工程が必要となる。

また金に選択的な抽出剤としてジブチルカルビトールが用いられる場合があるが、金に対する選択性は
必ずしも高くはない。そのため、金の抽出剤としてジブチルカルビトールを用いる場合には、抽出後に
スクラビング工程を行うことにより、共抽出された金以外の金属を逆抽出により除去し、金だけが有機
相中に残存するように処理する必要がある。以上のように既存の抽出剤では貴金属の混合物の中から金
だけを一段階で選択的に抽出し回収することはできない。

またスルフィド類を工業的な抽出剤として長期間使用する場合、スルフィド類中の硫黄原子が試薬によ
る酸化や空気酸化を受けてスルホキシドになり、抽出選択性が低下してしまうという問題もある。その
ためスルフィド類は酸化性を有する溶液中では使用することができないし、また、スルフィド類により
有機相に抽出された金は、逆抽出剤により水溶液側に逆抽出されるが、このとき使用される逆抽出剤が
アンモニア、チオ尿素、(塩酸+チオ尿素)溶液等である点でも従来のスルフィド類抽出剤の使用は問
題がある。これらの逆抽出剤は後処理が必要であるため、処理工程全体が複雑になるからである。

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(1)Rは直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1~18のアルキル基又はアルケニル基で表される化合物を有
  効成分とする金の抽出剤。
(2)金を含有する水溶液から(1)記載の抽出剤を用いて金を抽出することを特徴とする金の抽出方
  法。
(3)金を含有する水溶液から(1)記載の抽出剤を用いて金を抽出した後、金及び前記抽出剤を含有
  する有機相から水を用いて金を逆抽出することを特徴とする金の回収方法。
(4)金を含有する水溶液が金の塩化物を含有する水溶液である(2)又は(3)記載の方法。
(5)金の塩化物を含有する水溶液が、2.5mol/dm3以上の塩酸濃度を有するものである(4)
  記載の方法。

【図1】水相中の塩酸濃度と、1-ドデシル2-ピロリジノンによる各金属の抽出率との関係を示す図
    である。
【図2】逆抽出剤の種類と、金(III)イオンの逆抽出率との関係を示す図である、
【図3】金に対するパラジウムのモル比と、1-ドデシル2-ピロリジノンによる金の抽出率との関
    係を示す図である。
【図4】金に対する白金のモル比と、1-ドデシル2-ピロリジノンによる金の抽出率との関係を示す
    図である。
【図5】水相中の塩酸濃度と、ジブチルカルビトールによる各金属の抽出率との関係を示す図である。

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また、下記の特許は、工業廃液に代表される酸溶液からの貴金属の吸着材としては、イオン交換樹脂等
が広く知られている。しかしながら、イオン交換樹脂の場合、処理時の流量性に制限があることや貴金
属を吸着後の脱離が困難なこと等から、普及していないのが実情である。 また、蟹のの甲羅まどの成分
に含まれる天然多糖類であるキトサンは、貴金属イオンに対して吸着能を有することが以前から知られ
ており、その貴金属イオン吸着能を利用した吸着材の開発が進められている。しかしながら多くの場合、
キトサンを用いた吸着材の形態は、イオン交換樹脂の場合と同様に粒子状であり、工業的に製造するに
は煩雑な工程となること、及びイオン交換樹脂の場合と同様に、処理時の流量性に制限があるといった
実用面での課題を擁している。

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特開2013-079415 蟹の甲羅などを構成するキトサンを用いた貴金属回収カートリッジフィルターは、貴
金属回収できる。このカートリッジフィルター(キトサン誘導体に――グルコサミン誘導体に、コット
ンレーヨン、パルプ、アセチルセルロース、ニトロセルロースなどをくわえたもの――を(1)多孔コ
アに、(2)この巻きつけたカートリッジフィルター基材構成したフィルタに、貴金属を吸着させ→酸
性水溶液、アルカリ水溶液、チオ尿素水溶液、塩化物水溶液、チオ尿素、塩酸を含む水溶液に接触→貴
金属を脱離させる脱離させる技術である(下図)。

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実施例でもあるように80%以上が吸着できるている、2、3とカスケード吸収体を構成すれば善いだ
ろう。ただ大量に有機溶剤を使う必要が出てくるだろと予想する。安全性の厳重もさることながら、そ
こに投入される溶剤を「オールバイオマス」系の有機溶剤を優先的供給するというのがわたしの独自案
である(詳細不記)。この記事を記載しながら、なろほどやてることが山ほどあることを再確認できた。
これは楽しみだ。

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【米原の環境先進企業:三友エレクトリック】


電源盤や電源装置などを製造する三友エレクトリック(滋賀県米原市)――電気機器の組立・配線を主
な主業務として、精密板金・塗装、産業用電気機器の設計から手配・製造・試験・出荷・現地作業まで
、ほぼ全ての工程に携わる40年の社歴をもつ―――は、米原市の本社工場の敷地内に今春、350kWの
太陽光発電設備を設置したのに続き、大容量のLiイオン蓄電池システムを導入し、設置工事を始めた(
2015.11.21)。

● 太陽光発電を2017年度までに1百メガワット時への販売拡大

同社は本社工場の敷地内に今春、350キロワットの太陽光発電設備を設置、大容量のLiイオン蓄電池シ
ステムを導入し、設置工事を始める。蓄電池の容量は200キロワット時hで、年内に稼働し、電力需要
のピークカットなどに使用する。

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東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は2015.11.19、三友エレクトリックから大容量Liイオン蓄電池シス
テム(TMBCS)を受注。TMBCSは、電力変換効率98.5%(充放電平均)と業界最高レベルのほか、全電
池セルのリアルタイムデータや電池特性を基に充放電制御し、安全性・信頼性を高め、長寿命化が特徴。
系統連系保護や単独運転検出の機能も装備。

三友エレクトリックでは、電気設備の試験などで一時的に大電流を使うことがあり、エアコンと併用す
る夏場など、需要ピークが契約電力量を超える恐れがあったが、蓄電池を放電することで、ピークカッ
トに活用するほか、電力単価の安い深夜電力を充電し、日中に活用することによる電気代の節約にも取
り組む。同蓄電システムは、2014年度補正予算の「定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業費補
助金」を活用する。

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太陽光パネルは三菱電機製、パワーコンディショナー(PCS)はTMEIC製を採用した。三友エレクトリッ
クでは、現在、太陽光の発電電力の全量を売電しているが、将来的に売電価格が低下した場合、蓄電池
に充電して自家消費することも視野に入れる。TMEICは、これまでに1MWhのLiイオン蓄電池システムの販
売実績がり、今後は需要拡大を見込み、17年度までに100メガワット時まで拡大する予定。

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生憎の霞空。澄み渡ると雄大な東近江平野が広がる絶景が一望できるのだが。

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釈迦様が木の下で悟りを開いたのはこれとは別のインドボダイジュだそうです。花期は6月ごろ。

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二観音像(如意輪観音半跏思惟像,聖観音座像)を参観できた。本道での撮影は禁止されているが、格子越しに
みることができる。千年の秋を超えこの世で一番美しいかわいい観音像。出涙を誘うほどに親しみのある美像だ。

尚、オープンで疾走するには、駐車待ちのバスや自家用車のアイドリングの排気が滞留していた。


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