歴史は時の経過を証明する証人である。歴史は現実を照らし、
記 憶と力づけ、われわれに古代の便りをもたらす。
History is the witness that tcstifies to thc Passillg
of timc; it illumines reality, vitalizes memory
and brings us tidings of antiqulty.
キケロ 『デーオラトーレ』
Marcus Tullius Cicero
(3 January 106 BC – 7 December 43 BC)
歴史の効用を巧みに説いてある。翻訳でもその大河のような洋々とした量感の豊かな文体は感じられ
よう。ルネサンス以後のラテン語の模範とされているのも、もっともであろう。「コップの中のあら
し」とか、「友は第二の自己」とか、「老齢とは生命の冠、劇の終幕」などみな彼のことば。口ーマ
の政治家・雄弁家(紀元前106~43)かアント・一ウス攻撃の演説後まもなく、その手下に暗
殺された日。司法界の第一人者、統領。作の内に演説、ギリシャ哲学の紹介など多し。量感多い文体
は、大きな影響を与えた(岩田一男)。
【中国の思想: 墨子Ⅴ】
公輸――墨子と戦争技術者※
尚賢――人の能力を正当に評価せよ
兼愛――ひとを差別するな※
非攻――非戦論※
節葬――葬儀を簡略にせよ
非楽――音楽の害悪
非命――宿命論に反対する
非儒――儒家批判
親士――人材尊重
所染――何に染まるか
七患――君子の誤り七つ
耕柱――弟子たちとの対話
貴義――義を貴しとなす
公孟――儒者との対話
魯問――迷妄を解く
※ シリーズとして掲載(途中も含め)した「編章節」はピンク色にしている。
● 天下を乱す賊、儒家の徒
儒者は、こうもいっている。「君子は、戦いに勝った場合、逃げまどう敵は追わず、首をすくめて
いる敵は射たず、退却する敵の車には手を賃してやるものだ」と。
これにはこうこたえよう。
まず第一に、仁人同士であれば、理屈からいっても、たがいに争いあうわけがない。たがいに事の
是非を話しあい、理がなければ理のあるほうに従い、無知であれば、知者に従う。いいわけの立たぬ
ときは必ず服従しヽ善とわかれば必ずわが身を改めるJこれが仁人であるこ争いあう必要がどこにあ
ろう。争いあうのは乱暴者同士である。逃げる者を追わず、隠れる者を射たず、退却する者を助ける、
子 いくらこんなことをレてみても、そもそも争いをはじめたものが君子であるぼずがない。
ここに暴虐非道の国があるとする。世のためにその害を除こうとし、軍を起こして洙罰を加えふ。
これは聖人の戦いである。だがそのとき、例の儒者のやり方によって、逃げる者は迫うな、隠れる者
は射つな、退却する者には手を賃してやれ、と兵士に銘じたならば、暴虐非道な悪人が死を逃れて、
天下の害は除かれない。それは、天下の父母すべてを殺し、天下を害することを意味する。これはど
の不義がまたとあろうか。
儒者はまた、こうもいう。「君子は鍾のようなものだ。たたけば鳴るが、たたかなければ鳴らない」
と。これにはこうこたえよう。
仁人とは君には忠、親には孝を尽し、善をほめ、過ちを諌めるもののことであり、そうすることが
人臣の道なのだ。たたけば鳴り、たたかなければ鳴らない。つまりこれは、知っていても教えず、力
があっても出し惜しみし、知らぬ顔で相手が質問するのを待っている、ということだ。どんなに君生
や親にとって利益になることでも、問われなければ発言しないというのだろうか。
いままさに叛乱が起ころうとしている、盗賊がおし入ろうとしている。寸刻の猶予もない。しかも、
それを知っているのは自分ひとりだ。こんな場合でも、君主や親がきかなければいわないというのか,
とんでもないまちがいである。それでは臣下としては不忠、子としては不孝、兄につかえては不悌、
人と交わっては不貞といわざるをえない。
万事控え目を美服として、積極的に進言しないくせに、おのれの利益とみれば、おくれてならじと
目をだす。君主が何かをきいても自分の得にならぬと思えば、手をこまねいてうつむいたまま、ノド
にものがつかえでもしたかのように、もったいぶったそぷりで、
[「たしはまだそれについて学んだことはございません」
などという。国家の重大事に対して知らぬ顔の半兵衛をきめこみ、遠くに身を避けてしまうのだ。
子也,而羿、、奚仲、巧垂皆小人邪。且其所循人必或作之、然則其所循皆小人道也。又曰、君子
勝不逐奔、揜函弗射、施則助之胥車。應之曰。若皆仁人也、則無說而相與。仁人以其取舍是非之理
相告、無故從有故也。弗知從有知也。無辭必服。見善必遷、何故相 若兩暴交爭、其勝者欲不逐奔、
掩函弗射、施則助之胥車。雖盡能猶且不得為君子也。意暴殘之國也。聖將為世除害,興師誅罰、勝
將因用儒術令士卒曰毋逐奔。揜函勿射、施則助之胥車。暴亂之人也得活。天下害不除。是為群殘父
母、而深賤世也、不義莫大焉 。
又曰、君主若鍾,擊之則鳴,弗擊不鳴。應之曰、夫仁人事上竭忠、事親得孝、務善則美、有過則諫、
此為人臣之道也。今擊之則鳴、弗擊不鳴、隱知豫力、恬漠待問而後對、雖有君親之大利、弗問不言、
若將有大寇亂、盜賊將作、若機辟將發也、他人不知、己獨知之、雖其君親皆在、不問不言。是夫大
亂之賊也。以是為人臣不忠,為子不孝、事兄不弟、交、遇人不貞良、夫執後不言之朝物、見利使己
雖恐後言、君若言而未有利焉、則高拱下視、會噎為深、曰、唯其未之學也。用誰急、遺行遠矣。夫
一道術學業仁義者、皆大以治人、小以任官、遠施周、近以脩身、不義不處,、理不行、務興天下之 利、曲直周旋,利則止,此君子之道也。以所聞孔丘之行,則本與此相反謬也。
【量子・ナノサイズ太陽電池時代: テッペンを取りに行く】
ソーラーフロンティア株式会社が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との
共同研究を通して、CIS系薄膜太陽電池のセル(約0.5cm2)で、エネルギー変換効率22.3%となる世
界記録を達成。この記録は、過去の薄膜太陽電池の世界記録である217%を0.6ポイント上回る。な
お、この値は独フラウンホーファー研究機構(欧州最大の応用研究機関)で検証。同者は、今回の成果は
(1)CIS光吸収層表面品質の向上や(2)接合形成技術の改良により達成。この記録は、これまでの薄
膜太陽電池の世界記録を大きく塗り替えるとともに、多結晶シリコン系太陽電池も未達成のエネルギー変
換効率22%を世界で初めて超えた。CIS薄膜太陽電池技術が、長期的な目標である30%を超えるエ
ネルギー変換効率に向かって着実な一歩を刻んでいることを示す。今後もソーラーフロンティアは研究開
発の前線(フロンティア)に立ち、研究開発の成果を実際の生産現場に適用することにより、高い実発電
量と競争力のある発電コストを全てのお客様にお届けていきたいと語る。
エネルギー変換効率に加え、競争力のある発電コストを実現する要素は複数あり。CIS薄膜太陽電池は、
(1)高温下でも発電効率が落ちにくいなど優れた発電性能を有するため、(2)結晶シリコン系の太陽
電池と比較して実際の設置環境下で高い実発電量を発揮する。同社は今回の成果を礎として、さらに高出力
のCIS薄膜太陽電池モジュールの量産化を実現するとのこと。
【概要】
基板上に、遷移金属からなる裏面電極層、光吸収層、透明導電膜が順に形成されたサブストレート型薄膜太陽電池のリ
サイクル方法であって、遷移金属が表面に露出して形成された遷移金属付き基板を準備する準備工程と、前記遷移金
属付き基板を酸素含有雰囲気中で熱処理する熱処理工程と、前記基板上の前記熱処理工程により酸化した遷移金属
を、前記基板から除去する除去工程と、を含む(【選択図】図2)。遷移金属付きの基板から、遷移金属をリサイクル可能
な形で容易に分離することが可能なリサイクル方法を提供する。
【概要】
分割溝の形成により生じるデッドエリアを小さくし、相対的に発電面積を拡大して光電変換効率を向上
させる集積型薄膜太陽電池の製造方法等を提供するもの。本集積型薄膜太陽電池の製造方法は、基板上
に第1の電極層、半導体層、及び第2の電極層が順に積層された積層膜を製膜する積層膜製膜工程と、
前記積層膜を選択的に除去して前記基板の表面を露出させ、互いに平行な複数の分割溝を形成する分割
溝形成工程と、前記複数の分割溝により分割された隣接するセルの一方となる積層膜の第2の電極層と
、隣接するセルの他方となる積層膜の第1の電極層とを、前記複数の分割溝を介して導通させる導通工
程と、を有する(【選択図】図4)。開示の技術によれば、分割溝の形成により生じるデッドエリアを
小さくし、相対的に発電面積を拡大して光電変換効率を向上させる集積型薄膜太陽電池の製造方法等を
提供できる。
※ 関連特許
・特開2015-178096 サブストレート型薄膜太陽電池のリサイクル方法及び遷移金属付き基板のリサイクル方法
・特開2015-170720 集積型薄膜太陽電池及びその製造方法
・ 特開2015-060888 排水部材及び太陽電池モジュール
・ 特開2015-028993 薄膜太陽電池モジュールの製造方法
・ 特開2015-021315 細長部材 ソーラーフロンティア株式会社
・ 特許5762148 CZTS系薄膜太陽電池の製造方法
・ 特許5745342 CZTS系薄膜太陽電池の製造方法
・ 特許5725610 スパッタリングターゲット及びその製造方法 三菱マテリアル株式会社 他
の基本特性が貫徹されている新規考案事例である。このことは実験室で実際に身体論的に感得しない限りわか
り得ない者だと、わやし(たち)の経験から了解できることである。つまりは、この「一本道」(桶狭間の戦い)のみ
によってのみエネルギー革命が遂行されるろ確信している。変換効率30%超時代目前にせまっている。このチ
ャンスを見過ごすわけには行かぬと腹に据え邁進するのみであろう。
【七つのにわかな俳句鑑賞】
細き身にコルセット佩きわが妻のゆるりと歩むロボットのごと
整形外科の予約の札は嫁が取り妻をはこぶはわれの役割
踏切の線路にはまる前輪を持ち上げくれぬ若者飛びきて
踏切を渡るは後向きに曳くべしと操作教へて去りし若者
みどり濃き禅並木をまぶしみて車椅子押す朝のコースは
ふり仰ぐ桜の梢に虫喰ひのレース模様の葉が揺れやまぬ
車椅子押しゆく道に鶺鴒(セキレイ)の番降りきて長き尾を振る
横山三樹 『車椅子』
まだ、母の死から非嘆症かた完全に断ち切れていないが、まだ北野病院の股関節手術で歩けていたころ
――後に右足の股関節手術を豊里病院で前にあり、無理矢理、ロードスターに母を同情させ、滋賀大か
ら追手問でフルオープンしキャッスルロードまで暮れ時の花見を楽しんだことがあった。人混みで混雑
している中を、わたしたちだけが、ゆっくり堀端を走らせたが、物見遊山にのぞき込まれながも、桜吹
雪が時折社内に降り注ぎ込む風景を胆嚢した。母はどうかというと無表情で、むしろ人だかりにおびえ
ている風にもみえたが、宗安案まえまでくると、ハートトップを覆蓋させ帰宅した。しばらくして、彼
女は車いすなしにはあるくことができなくなった。
For the Peace of All Mankind 落ち葉のコンチェルト
【アイスフォールとクレパス超え】
今年は百名山盗聴は実現できなかぅたのはいたしかたがない。来年は5月6月に上越関東の山をいつもの弾丸
登山でなく一拍二日で党はする計画をしている。それはいいのだが、普段は普通の親戚や友人宅をも訪れよう
と計画している。ところが、百名山を踏破したなら、記念に3週間程度かけ、マッキンリー(デナリ)も挑戦し
ようと決めた(今夜、突然そう決めた)。実現できるかどうかわからないが、大きな夢を見ることにし
た。不思議な気分を経験している。