森喜朗会長が「B案の方がいい」と発言したことについて、馳浩文部科学相が、
閣議後で「そんなこと言っていいのかな」と疑問を投げかけたという。
何かとお騒がせな新国技
【LED省エネ世界席巻】
原油価格についてこの式どうなるのかという旧友からの質問に、メールで、『デジタル
革命渦論』の効果で先物取引商品リストかなくなるだろうと答えたことがあった。勿論、
今起きていることは中国経済の減速によるものが大きいが、本質的には安値安定が基本
だと返事したことがあったが、その事例として急速なLEDの波及による省エネ・二酸
化炭素排出量の逓減、経費逓減のトリプル効果の実力を発揮している。一般の蛍光灯と
LED照明で二酸化炭素排出量を比較してみると、40,000時・4時間・365日点灯で約
4年半)あたり757キログラムも二酸化炭素排出量削減事例が報告されている。これ
ににより、熱線や紫外線などの有害光線の放出が少なく、人体に優しく、地球温暖化防
止に貢献するメリットが実績としてあがっている。
たとえば、センシング技術に強みを持つアイキュージャパンが、倉庫や工場などに使わ
れる高天井用LED照明市場でLEDセンサーライト「Lumiqs(ルミックス)MB-400』
で攻勢をかけている。センサーで自動点灯・消灯することで、水銀灯と比べ90%、通常のL
ED照明と比べても70%の節電を実現する。
「簡単に施工できて、センサーで必要な時だけ点灯・消灯するLumiqs MB-400は、イニシャ
ルコスト、さらにはランニングコスト(電気代)まで含むトータルコストを、大幅に削減する
ことができる。それは、水銀灯からLED照明に替えれば約70%節電できるが、LumiqsMB-
400なら稼働率30%の場所ではさらに70%節電できる。大幅なコスト削減を可能にする
のは、Lumiqs MB-400の中央に組み込まれたセンサ一による。直下のエリアに入った人
やフォークリフトなどを検知して自動的に照明が点灯し、エリアから離れると自動的に
消灯する。真っ暗では支障を来たす場合は、明るさを通常の20%に抑える「ほんのり点灯」
機能が用意されているかだ。
センサー機能以外にもさまざまな工夫が取り入れられている。LED照明の寿命を縮める原
因となる高温対策として、煙突効果を利用した独自の放熱構造を採用している。放熱板に
よって温められた空気は、本体下部のすき間から外部の空気を引き込みながら、本体カ
バーの排気口から送り出されるようになっている。さらに、TIRレンズを使って指向性
の強いLED光を拡散させ、照度を落とすことなく、まぶしさを大幅に低減。その他、口金
はE39で既設の水銀灯ホルダーにねじ込むだけの簡単施工。重量は電源内蔵で2.2キログ
ラムと軽量だ。今後はE39口金タイプに加え、直付けタイブ、水銀灯700W相当の高出力タイ
プの発売を予定しており、市場のニーズに応えたラインナップの拡充を進める。
【バイオマスの真価が問われる16年】
15年4月から未利用木材使用の2メガワット未満の発電に限ってFITの質取価格が40
40円/kWhに引き上げられたことを受け、木質バイオマス発電事業を検討している事業者は多い。日
本の木質バイオマス発電の状況や最新機種の概要はどうなぅつてるのだろうか?
● 蒸気タービンプラントの発電コストは出力規模で大差
固定価格買取(FIT)制度の発足を追い風にして、木質バイオマス専焼の本格的な発電所が
あちこちでお目見えしている。本年6月末現在でFIT認定のプラント数は116基、うち
発電を開始したのは30基だが、今後かなりのスピードで増えていくことは間違いない。こう
したプラントの発電方式を見ると、はとんどが蒸気ボイラ・蒸気タービンによるもので、原理的に
は通常の石炭火力発電とまったく同じである。とここまで書いてきたが、次数制限にありこのつ
づきは時宜を得て掲載していくことにする(残念ですが限界です)。
● 日中食品汚染 22 中国の食品汚染地図
【目次】
第1章 見えない食品の恐怖
第2章 中国の食品汚染
第3章 食品汚染のヒトへの影響
第4章 なぜ汚染連鎖が絶ちきれないのか
第5章 重金属汚染という新たな難題
第6章 日本の食品は安全といえるか
○家庭ゴミ汚染
中国のゴミ排出ほは年間約3億トン。そのうえ、アメリカ、イギリス、日本などか
ら数千万トンのゴミを輸入している。最近増えているゴミは、電子ゴミと呼ばれるコ
ンピュータ部品の半導体や電f基板などについている金やレアアース、製紙原料とな
る段ボールなどの回収をねらった輸入ゴミだ,現在、電子ゴミだけでも年間250万
トン、2020年には加速度的に増え一億トンに達する可能性もあるという。しか
し、現状では・1日当たりのゴミ処理能力は30万トンしかない。合わせての問題は「
処理」の仕方だ。
このゴミの内容物や種類は実にさまざまだし、出す側も家庭、企業とある。問題は
ゴミ処理施設の整備が進んでいないことにある。最大の出し手である家庭からのゴミ
は一応ゴミ収集車によって、街から出ていく,ところがその後が問題で、一部の地方
では焼却し、その熱を地域暖房や工場の補助的な熱源や発電に使うところもある。だ
が大部巾では処理が追いつかず、別の方法で処理するのが一般的である。
人口700万人規模のある省都近郊の村には巨大なゴミ受け入れ施設がある。毎日
さまざまなトラックや収集嘔で運ぱれてくるゴミを受け入れるのは民間の企業だ。そ
の企業は一般の見学を受け付けない厳格な管理下にあるという。わたしはあるツテを
たどってそこをじっくり見学する機会を得ることができた。
じっくり見学とはいっても、生ゴミ、紙くず、金属くず、使われなくなった農薬や
化学肥料、またその空き甑や袋類、布きれ、ビニールゴミ、さびた空き缶、壊れた傘
やカバン煩など、見分けがつかないゴミの山を平らにならそうと、黒い排ガスをまき
ながら走るブルドーザの悪臭と砂じんで、とても長居できる場所ではなかった。
このように地中に埋めてしまうゴミ処理が、中国では全体の約80%に達しているの
だ。
そのゴミ処理施設は甲子園球場ほどの面積の長方形の穴だった。深さ約10メートル
はあろうかと思われる。その穴に、運ばれてきたゴミを平らにして埋めるだけのこと
なので、厳密には処理施設とはいえずゴミ捨て場なのだが、そうするしか毎日出る大
量のゴミを処理することはできない。処理ではなく、ただ目には見えなくしているだ
けのことなのだ.
ゴミ処理施設は、何度も何度もブルドーザで踏み固められ、やがてこれ以上は捨て
られないほどのゴミで満杯になると、役目を終える。その後、ゴミで埋まった表面に
は大量の上がかぶせられ、ゴミは完全に覆い隠される。そこに植林をするのだ。そう
すると、何年か後には雑草や雑木が生い茂り、その場所がゴミ捨て場だったことを知
る者は、この企業だけになる。
やがて、ゴミが埋まった底から淮み出てきた汚染水が地下に向かって流れ、地下水
を汚染する。ゴミから出た汚染水が、かつてゴミ捨て場だった場所の端の方から淮み
出ている様子が見えるところもある。こうしたゴミ処理施設は各地にあり、どこも似
たような問題を抱えている。環境問題でもあるが、地下水依存を強める中国にとって
は深刻な重金属問題の発生源でもある,
2011年に、武漢巾の同じ形式の処理施設から出たとしか思えないカドミウム、
水銀、マグネシウム、ヒ素などの重金属が、基準値をはるかに超えて検出されて問題
になったことがある。
一方で家庭ゴミを焼却する施設は非常に少ないが、施設があっても、グイオキシン
や重金属を大気にまき敗らす,ゴミ焼却炉から出てくる汚染物質を取り除く濾過技術
が未発達なためだ。この点については、一部日本の環境技術が入っているがまだ十分
とはいえない。
○鉱山汚染
採鉱の際に出る水、上や商品化ができない鉱物などから排出される重金属は河川や
地下水脈を通じて、農業用水を汚染している。
中国には54種類の金属鉱物が各地に分散するように埋まっており、その採鉱に伴っ
てさまざまな重金属汚染の原因が生まれている。主な鉱物資源はカドミウム、マンガ
ン鉱石、クロム鉱石、チタン、バナジウム、銅、ナマリ、亜ナマリ、マグネシウム鉱
石、ニッケル鉱石、コバルト鉱石、水銀、アンチモン鉱石、リチウム鉱石、ストロン
チウム鉱石、セシウム鉱石、希土類元素、セレン鉱石などで、重金属汚染の原因とな
るものである。
これらの鉱山が農地に重金属汚染をもたらすルートはさまざまだ,ひとつは鉱山を
採掘する際には水脈に当たることが多く、そこから出る水が鉱外に排出される場合に
は地ドに蓄積する重金属が同時に流れ出る。その水は中小河川などに入り込み、地下
水を汚染し、直接農地に使われる。また、鉱物資源を洗浄した汚染水が農地に流れ込
む場合も多い。中国には日本では想像できないことが山ほどある。
採鉱は目的の鉱物だけが採れることは少なく、多くの場合、土砂に混ざっている。
レアアースはその典型で、土砂から採り出せるレアアースの割合は10%もないことが
普通である。金・銀はさらに効率が悪いことはよく知られている。これほどではない
にせよ、鉱物がむき出しになっている例はなく、鉱物資源を採り出すことは不要な土
砂と水を取り出すことに等しい。
重金属を含む中国の主要な鉱物資源は図制のように分布し、全国のどこでも採れる
鉄を除くと一定の地域性があることがわかる。
重金属のうち、とくに人体と農林畜水産物に悪影響を与える鉱物を産出する主だっ
た省・自治区を挙げると以下の通りである。
水銀:甘粛、青海、映西、重慶、貴州、雲南、広西、湖南
ナマリ:黒屯江、内モンゴル、遼寧、河北、山東、江蘇、浙江、江西、湖南、広
東、四川、雲南、新疆ウイグル
クロム‥内モンゴル、廿粛、チベット、新疆ウイグル
カドミウム:内モンゴル、遼寧、北京、江蘇、甘粛、院西、河南、安徽、浙江、
咄咄、江西、峨慶、広西、広東
ヒ素:内モンゴル、新疆ウイグル、青海、四川、雲南、貴州、湖南、広西、広
東、江西、安徽
銅:黒竜江、内モンゴル、遼寧、山西、安徹、湖北、江西、福建、広東、雲南、
チベット、新疆ウイグル
ニッケル:a口粛、四川、雲南、新疆ウイグル
石炭は重金属ではないが、土壌や水汚染と深くかかわっているので掲載した。主な
産地は黒屯江、遼寧、河北、山西、山東、内モンゴル、江蘇、河南、安徽、西川、
貴州、江西、院西、寧夏である。
各鮪鉱山が分布する地域の農林畜水産物の生産は重金属汚染の危険にさらされ、あ
るいはすでに被害を受けている,特に内モンゴル自治区、甘粛省、青海省、寧夏回族
自治区、映西省、安置省、江西省、湖北省、福建省、雲南省などで深刻な被害が出て
いるという,
加えて、燐酸肥料を多く使う地域ではカドミウム汚染が深刻になっている。特に南
部を主とする8省・自治区(浙江省、江西省、広東省、広西チワン族自治区、湘南
省、貴州省、四川省、遼寧省)の稲作地帯で目立っている。しかし、燐酸肥料を多く
使う野菜産地でもカドミウウム汚染は広がりを見せている。これらの地域は二重の重
金属汚染を受けているといえる,
ナマリ、カドミウム、ヒ素、銅の産地
「2012中国癌登記年報]によると、中国人は1年当たり312万人がガンにな
り、多い順に肺ガン、肝ガン、胃ガン、食道ガン、直腸ガンと続き、発生率の高い地
区は、肺ガンが遼寧、古林、黒竜江、雲南、肝ガンが浙江、広西、江蘇、古林、内モ
ンゴル、胃ガンが山東、遼寧、福建、甘粛、青海、寧夏、古林、江蘇、上海、食道ガ
ンが河南、河北、山西などだという。
ガンの最大の要因としてこの年報が指摘しているのは食生活、食文化のあり方であ
る。ただし、この資料の中には重金属との関係を意識した叙述はとくには見当たらな
い。しかしガンはカドミウム、ヒ素との関係が強いことが癌症村の事例からも明らか
となっている。たとえば広東省は、ナマリ、カドミウム、ヒ素、銅などの産地だが、
ここは大勢の農民が尊い命を奪われた癌症村の舞台となったところである。日本の学
界でもナマリ、カドミウム、ヒ素は発ガン性があることは知られている。
そうした危険性がある重金属を忿む食品が、生食あるいは加工食品として日本にも
輸出されているとしたら怖い話である、そんな心配は不要だという声もあるが、だか
らといってに川するに尼るたけの眼拠はほとんど..小されていない.本書の中で疫
学的な関係を実証することはできないが、これまで指摘してきた重長居汚染のL壌に
ガン患が‥か多いというj実を良重説を.小していただけたら人変にありかたい。
第6章 日本の食品は安全といえるか
日本の食品が安全だというのは、真っ赤な嘘とはいわないまでも少なくとも疑わし
い,わたしが水虫‥で提起したい論点は次の3つである,
1.輸入食品は厳格に検査しており汚染食品はいっさい流人していないという
が、これはに用できるかどうか,
2.中囚人自身、中国産食品が安全だとt張する者は非常に少ないか皆無なの
に、目本の識鳶の中に中国産食品は安全だとする主張があるが、この意見は信
川できるかどうか.
3.日本心食品は安全だという主張は信用できるか。
以上Lをふまえて、輸入品、日本産を問わず汚染良品をなくすためにはどうすべきか
提案したい,
輸入食品の監視体制
食のグローバル化か進展する中で、食料自給率が低い目本にとって、輸入食品の適
正な監視体制の構築は、増々屯要になってきている。現実的な評価を下すと、非常に
多くの問題があるといわざるを得ない,まず、監視体制の実態をみてみよう,
政府による輸入食品の監視体制は、ア輸出国における生産・製造・加工等の適匝な
管理体制の要請、イ目本におけるさまざまな汚染食品の流人防止と検査体制の整備、
ウ汚染食品流人後の措置と罰則などを柱に、厚労省が毎年作る「輸人食品監視指導計
画 に従っている,
2013年度の監睨指導計画をみると、次の10の取り組みがなされることになって
いた。
①日本の良品安全規制について輸出国の理解を得、それに対応する取り組みの推進
②食品衛生上において必要があると判断したときは輸入禁止揚置をとる
③違反を繰り返す輸入業者に、場八日により営業禁処分等の処分を行う
④違反事例を公式する
⑤輸入された食品については輸入届出等を義務付け、当該食品の規格や基準を日本
の規格等と照蒔、確認する
⑥6輸入食品の安全性を検査する検疫所はモニタリング検査により状況を監視する
⑦検疫所は輸入規格違反が多い輸入食品について検査を命ずる
⑧検疫所は安全管理の推進のための講習会等を開催する
⑨検疫所は違反が生じた際は当該食品を廃棄し、再発防止指導を行う
⑩輸人後の国内流通過程でも都道府県や保健所を設置する市等が独自に監視指導を
行い、違反発見時は回収等の適確な措置をとる
日本の監視体制を採点する
この監睨指導計画が、汚染食品の輸入を水際でとどめるための公的な取り組みとな
る。だから、この取り組みがt分かどうかという点が、輸入検査が信用できるか否か
の判断の分かれ道となる.判断を正確に行うためには、検査制度をもう少しくわしく
理解する必要がある,最も基本的かつ重要なカギは、輸入食品の検査が信頼に足るも
のであるかどうかだ,結論を先にいってしまうと、信頼性に乏しい。じつは、当の政
府が、状況としてそのことを認めているのである。
「⑩輸人後の国内流通過程でも都道府県や保健所を設置する巾等が独自に監視指導を
行い、違反発見時には回収等の適確な措置をとるIという一項は、国が検査の危うさ
を自ら認めていることにほかならない。もし、国レベルでの検査が針の孔ほどの隙間
もないという自信があれば、流人後に地方自治体レベルの汚染食品の監視を期待する
必要はなかろう。いや、これは国民の安全性を守るため、念には念を入れた対策であ
り補完的な対応だ、というかもしれない。
しかし、これは泥弁に近い。たとえば地方自治体レベルの検査で、国レベルでは問
題がないとされた輸入食品が実は違反案件だったことを発見した乍例がいくつもある
からだ,たとえば、2011年度に血京都M陸保健局が行った検査によると、違反品
日数106品目のうち19品目が輸入食‥皿であった。検出された違反品目は冷凍食品、
乳製品、野菜類・果物及びその加11品、清涼飲料水、缶詰・瓶詰、調味料などであっ
た。また大阪府が2013年に行った抜き取り検査では、輸入ウーロン茶の中からフ
ィプロニルという心性の強い残留農薬が検出された。これらの検査結果には輸出国は
明記されていないが、品目からみて中国産食品が相当の割八日を占めることは想像に
かたくない
地方自治体が行う輸入食品についての抜き取り検査は、それぞれ都道府県や政令指
定都市などが仙自に行っている,わたしが調べたのは東京都、大阪府、京都府、神奈
川県、新潟県だが、そのうち2つの大部巾から違反した輸入食品が発見されているこ
とが判明した。
この事実は、本来は国の検査で発見されるべき違反輸入食品が、厳格なはずのその
検査.をすり抜けて、国内に流人していたことを証明している。この一事を以てして
も、国の検査体制にはけっして無睨できない欠陥があることが明白である。国の輸入
食品についての検査体制は万全だという強弁は成り立たない,
この項つづく