Quantcast
Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

間違えたランニングシューズ

$
0
0

 

 

● 台風情報比較論 

 

 

● ランニングシューズを間違える

家でルームランニングをはじめ、暫くすると右足のいわゆる履き口(トップライン)の市革(バック
スティ)にあるパッドが飛び出しこれが、踵骨(しょうこつ)とアキレス腱の間に当たる支障にあい、
やはり、安物はだめだということで、安全性(堅牢性)は付加価値であることを体験したわけだが、早速、買い
換えるためネットで下調する(上図のギリシャ型に該当)。なるほどランニングシューズも進化していることを改
め認識するが値段は8千円〜1万6千円と3倍から6倍と跳ね上がる。ところで、走る目的、走り方、足の強
さは千差万別。昨今はランニングシューズと一口に言っても、多種の目的に応じた、多様な形のもの
が発売されている。(1)ふくらはぎや足裏を鍛える・故障しないフォームを習得、(2)より地面
を足裏で感じる、(3)地面の衝撃から足裏を守る、(4)地面からの反発力を効率良く活かす等の
目的に適したものの選択。以下、大まかに3種類に分類されている。


1.裸足(ベアフット・ナチュラル・ミニマリスト)系シューズ

商品説明で記述される「0ミリメートルドロップ」とは、靴底が踵側が高く(厚く)、つま先側が低
い(薄い)靴が一般的であるのに対して、前後の高低差がない(=素足に近い)ものを言う。地下足
袋回帰タイプ。Vibram FiveFingers BIKILA EVO(ビブラムファイブフィンガーズビキラエボ 。“ク
ッションや無駄の一切ない最小限のランニングシューズを履いているユーザーにとって、中距離のラ
ンニングはチャレンジとも言えるもの。薄いソールに慣れていくにはどうしても時間がかかるが、こ
のBIKILA EVOはそういった裸足ランニングを目指し、デザインし直され、若干のクッションがロー
ドでの中距離ランニングをサポート。使われているクッションはとても薄く、裸足ランニングでの自
信につながるという。



今回購入するなら、下図のミズノのB2をと考えている。
 

2.厚底(マキシマリスト)系シューズ

“地面から離れれば離れる程スタビリティー(安定性)は損なわれて行くが、クッションシューズの
唯一の弱点はその不安定性。アルトラ社はその問題を独自のコンセプトで解決。中足骨の両側と踵の
外側に安定の高いポッドを配置し、足部接地後に起こる「プロネーション」や「スピネーション」と
言われる「ねじれ」を最小限に抑え、クッションシューズでの正しい走り方を自然に行えるようにデ
ザイン。初めてMAXクッションシューズに挑戦するランナーや、ウルトラレースを走り始めようとす
るランナーのみならず、ウォーキングにも最適だとある(下図)。
 

ALTRA REPETITION(アルトラ レペティション)

3.独創的ソール採用シューズ
下図の“アディダスが誇る新たなイノベーション。ロイター板からインスパイアされた独特なブレー
ドソールが一歩を変え、ランナーはハンパない反発力を体感する。一番の特徴は16枚の高弾性ブレー
ドで構成されたミッドソール。独自のハイテクポリマー素材(TPU)で形成された16枚の高弾性プレー
トのそれぞれが、着地や足の運び、また、他のブレードの機能を考慮し、配置により異なる長さや硬
度、角度、厚さに設定されている。

  

 

 

●頑張るガラス製造技術 

旭硝子は、2014年FIFAワールドカップブラジル大会へAGC製品の提供に関するブランドライセンス契
約を2012年に締結しているが、対象製品は Official Licensed Glass Roof of the 2014 FIFA World Cup Pla-
yer Benches(2014FIFAワールドカップ競技者用ベンチ向け公式認定ガラスルーフ)で、2013年のFIFA
コンフェデレーションズカップ及び2014年のワールドカップブラジル大会に製品を提供する。素材型
のBtoB企業として初めて、マーケティング権をワールドカップにて行使したことになる。大会の舞台
となるブラジルでは、既に旭硝子が建築用及び自動車用のガラスの現地生産を含む本格的な市場進出
を決定。この重要な成長市場であるブラジルで、ブラジルと共に成長し、また世界中のサッカーファ
ンと共に2014年FIFAワールドカップを盛り上げたということで薄膜強化ガラス技術に注目する。

その旭硝子は、ITバブルが崩壊した2000年代初頭から、国内の工場閉鎖を伴う大規模なリストラ策を
間断なく実施。製造ラインの選択と集中が功を奏し、薄型テレビ用のTFTガラス基板が東アジアで高
成長を遂げた。リーマンショック時にも最終赤字に転落しない筋肉質の収益構造が自慢だった。2011
年の東日本大震災をきっかけにして外部環境が一変。利益率は続落の一途をたどった。液晶ガラス基
板の価格は下げ止まらず、円安による燃料や部材の調達コスト上昇も重なった。国内唯一の収益柱で
あるTFT液晶ガラス事業だけでは、赤字が拡大している建築用ガラスなど、ほかの国内事業を支え切れ
なくなっていた。足元の株価も600円前後まで落ち込んでいる。旭硝子はこうした外部環境の厳しさを
直視して、研究開発費や減価償却費の抑制のほかに、2年間で100億円の全社的な経費削減目標を期初
に発表。だが、こうした施策では海外を含めたグループ全体の事業基盤を守り切れないと判断。国内
の採算向上に効果が大きい人的リストラを断行することをスプークさせているが(東洋経済 オンライ
ン, 2014.07.10
)、いずれにしても厳しい現場のリスクにさらされてはいるが、技術開発の成果は着実
に実を結んでいる。下記に、ワールドカップ競技者用ベンチ向け公式認定ガラスルーフの技術を掲載
しておく。 

※ DragontrailTM : Novel Damage-Resistant Glass for Chemical Strengthening Res. Reports Asahi Glass Co.,
      Ltd., 61(2011), 2011.10.18

 

 

 

【遺伝子組み換え作物論 19】 

 

                                       第6章 バイテク産業の汚れた策略 その?

   The Future of Food From Wikipedia, the free encyclopedia 

   裁判官を抱きこむ

  裁判官に影響力をもつことも、非常に効果的である。2001年12月に、米国連邦最高萩の
 判事は六対二の賛成多数で、植物に特許権を認める判決を下しか。これによって、遺伝子組み換
 え技術を推進する企業が、食品の流通を支配する連が聞かれた。すなわち、バイテク企業が農家
 に対して特許料を請求する仕組みが築かれたのである。ちなみに、この判決を促したのがモンサ
 ント杜から多額の献金を受け取っていた司法長官ジョン・アシュクロフトであり、判決文を害い
 たのがモンサント社の顧問弁護士だった最高裁の判事クラレンス・トーマスだったのである。
  
  モンサントの本社があるミズーリ州セントルイスの連邦地方裁判所の判事ロドニー・シッペル
 もモンサント社が農家に対して起こした訴訟では、常にモンサント社の主張を支持してきた。農
 家のケム・ラルフに、「遺伝子組み換え種子を保管していた」という理由で170万ドルを超え
 る損害賠償と、8ヵ月の実刑判決を下したのもその一例である。ケム・ラルフの弁護士は、「判
 事は、栽培許可害に記載された被告の署名が偽造であるといった、彼の無罪を証明するすべての
 証拠につて提出を認めなかった」と批判する。被と同様の訴訟を起こされ、同様の主張をした被
 告は他にも存在する。

  1999年には、独占禁止法違反に取り組む多数の第一線の弁護士たちが、モンサント社など
 の種子企業を提訴した。ところがこの時も、シッペル判事は種子企業を擁護して訴えを退けたの
 である。
  2003年9月には「米国で遺伝子組み換え作物が生産されたために、海外市場を失った」と
 主張する農家たちが、賠償請求を求めた。しかしこの時も、シッペル判事は、種子企業の行為が
 独占禁止法に抵触する可能性を認めながら、農家の訴えを棄却した。「種子価格は、多岐にわた
 る複雑な要因によって決定されており、企業が種子価格を固定して多くの農家に損害を与えたこ
 とはない」という種子企業の主張を認めた結果だった。

  なぜ、ロドニー・シッペル判事はいつもモンサント社に有利な判決を下すのだろうか。その理
 由は、彼の経歴を調べればわかる。彼は判事になる1998年まで、セントルイスにあり、現在
 は「ヒュッシュ・アンド・エッペンバーガー」という名称の法律事務所に勤務していたが同時期
 に、共和党の下院議員リチャード・ゲパートの事務局として仕事をしていた。そしてこの下院議
 員ゲパートは、1994年の選挙でモンサント社から2万4675ドル、1996年にも600
 0ドルの献金を受けているのである。さらに、「ヒュッシュ・アンド・エッペンバーガー」法律
 事務所は、モンサント社をはじめとするセントルイスの主要企業の仕事を請け負っていた。だか
 らこそモンサント社は、全国の農民に対する特許権侵害訴訟を、セントルイスの連邦地方裁判所
 で起こしているのである。

   ? EUに対するロビー活動

  バイテク産業は事業資金の不足に直面しても、政治的な宣伝活動だけは積極的に展開している。
 EUの専門家スティーブ・マクジフィンは、彼らの活動を批判する。
 「バイテク企業のロビーストたちは、EU議会でも公然と執拗に嫌がらせを行なっており、躊躇
 することなく聡知らずな宣伝活動を続けている。しかも彼らの活動範囲は、EU議会があるベル
 ギーのブリュッセルや各国の首都だけではない。議員だけでなく、多くの一般市民に対しても、
 明らかに事実と相反する嘘やデマを流して、遺伝子組み換え作物を推進するキャンペーンを展開
 しているのだ」

   ? 国際機関に対する支配

  多国籍企業は、自由貿易の障壁を取り除くために、国際的な規制を担当する機関に対しても、
 積極的にロビーー活動を実施している。遺伝子操作の問題を監視する英国のNGO「ゾーン・ウ
 ォッチUK」は、モンサント社が2000年に作成した部外秘の「内部資料」を入手した。その
 資料には、モンサント社が各国の規制に対処するために展開している活動が記されていた。
 「内部資料によれば、モンサント社は世界的なキャンペーンを展開して、遺伝子組み換え食品の
 普及に取り組んでいた。国際会議に参加する専門家に影響を与えつつ、彼らの判断をあくまでも
 個人的な見解であると見せかけて社会に広めること、それが彼らのやり目だった」

 「ジーン・ウォッチUK」の事務局長スー・メイヤーはこう語る。
 「人手した資料から明らかになったのは、モンサント社は自分たちにとって都合のいいように、
 遺伝子組み換え食品に対する規制を世界中で巧みに操作していることだった。彼らは鍵となる重
 要人物からの支持を得て、推進派の専門家を委員会のメンバーにさせることで、世界中で行なわ
 れている科学的な議論を妨害しているのだ」


  The Future of FOOD How to feed our growing planet 



   世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)への浸透

  この内部資料には、モンサント社が「世界保健機関(WHO)」と「国連食糧農業機関(FA
 O)」 を通じて、遺伝子組み換え作物に対する規制を止めさせるためにどのような圧力をかけ
 てきたのか 具体的に記述されていた。食品関連企業やバイテク企業は、世界保健機関と国連食
 糧農業機関の委員会の中に、業界に好意的な科学者を送りこんでいたのである。さらに、国連機
 関で公式に発言権をもつNGOや、バイテク業界を支持する研究や政策提言を行なう団体にも、
 資金を提供していた。
  あるいは、新聞などを通してあらゆる規制に反対するイデオロギー的な主張をしている人物に
 も資金を提供していた。同様の手法は、かつてのタバコ産業も行なっていたし、食品業界も世界
 保健機関に圧力をかけて、政策に影響力を行使してきた。公衆の健康を守るために減少させるべ
 き脂肪や糖分、塩分の必要摂取量を、世界保健機関が高めに設定して公表してきたのもそのため
 だった。
  
   世界貿易機関(WTO)に対する圧力

  2003年8月に国際環境NGO「地球の友インターナショナル」が発表した報告書によれば、
 モンサント社と「米国農業会連合(AFBF)」盾号胆壮超評匹‰詰】は米国政府に対し「世界
 貿易機関(WTO)を通して、EUが遺伝子組み換え食品を受け入れるように強制せよ」と圧力
 をかけていたと報じている。

 
   「カルタヘナ議定書」へのロビー活動

  1997年5月、カナダのモントリオールで「カルタヘナ議定書」(遺伝子組み換え生物等の
 規制による生物の多様性の確保に関する法律)の実現に向けた協議が開催され、そこでは、農業
 化学企業やバイテク企業、およびその関連の28団体が激しいロビー活動を展開した。そのうち、
 22団体は米国とカナダの企業であり、モンサント社も六人のロビーストを送りこんでいた。
  続いて2000年1月には、1992年の「地球サミット」で採択された「生物多様性条約」
 を批准した国々がモントリオールに集まり、「第一回生物多様性条約締約国・特別会議」が開催
 された。ここでも31の業界団体がロビー活動を展開したが、この会議ではこれまで先進国が独
 占してきた国際協定の交渉内容に対して途上国が初めて反対した。そのため、いくつか重要な課
 題はあったものの、2003年に発効した「バイオセーフティに開するカルタヘナ議定古」には、
 人々の予測を上回る内容が盛りこまれることになった。

    ? 政府を脅かす企業

  ロビー活動のような間接的方法でも効果がなければ、多国籍企業は直接、政府を脅しにかかる。
  2004年に、ドイツの化学企業「BASF社」は、ドイツ政府に対して「遺伝子組み換え作
 物の研究開発を制限するのなら、他国に事業を移転する」と圧力をかけた。こうした脅しをかけ
 ることで、多国語企業は思いどおりの要求を政府に飲ませてきたのである。
  モンサント社も、アルゼンチン政府に対して、投資を中止したり、生産施設を撤退すると脅す
 ことで、繰り返し要求を飲ませてきた。
  その他にも、多国籍企業による尊大で脅迫的な行為を象徴する事件がある。1997年にノバ
 ルティス社(現在のシンジェンタ社)は、アイルランド政府に対して、「遺伝子組み換え種子を
 承認しなければ、非遺伝子組み換えの甜菜の種子を供給しない」と脅したのである。甜菜はアイ
 ルランドにとって主要な農産物であり、ノバルティス社の種子占有率が高かったことを利用した圧力だっ
 たのである。

                   リーズ、アンディ 著 『遺伝子組み換え食品の真実』

                                     この項つづく 

 

 

 

  ● 今夜の一曲

今夜は趣向を変え、能楽喜多流による「敦盛」(正確には幸若舞)。直実が出家して世をはかなむ中
段後半の一節、「思へばこの世は常の住み家にあらず/草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし
/金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に誘はるる/南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の
雲にかくれり/人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり/一度生を享け、滅せぬものの
あるべきか/これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ」は、織田信長が特に好んで
演じた。明日は嵐の中の同窓会となるが、よくぞここまで生きたと、風呂の中でうろ覚えながらこれ
を詠う。
 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

Trending Articles