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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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トレッキングと修景 Ⅱ

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          “問う”ということがあれば、答えは半分やってもらったようなもので、“答える”ことが易しくなる
           んです。桁違いになれば、桁違いなんだから考えなくていい。最初から大きなことで混乱して論議する
           というのは、僕みたいな簡単主義者からすると、滑稽ですよ。

          自分に解けない難問が出てきたら、飛び越しちゃう。で、その続きは何なの?と問われる間もなく、飛
           び越す。とにかく飛び越すところに自分の身を置くんです。

                                           『吉本隆明が「人はなぜ?」を語る。』( BRUTUS 2010.02.15)      

  
               ※ そうなのか!? そこから(あるいは、その勇気あるチャレンジから)、彼の過剰感が生
            まれてくるのか?!と、思わせるような発言である。   

                                                                            

                                  Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012   

 

  

● 熊本地震速報

 

震度及び発生頻度の数値を見る限り収束に向かいつつあるのかのようにみえるが、地震学者の島村英紀武蔵野大教授は「
熊本で起こった14日の地震は、日本人が中央構造線で初めて体験して被害を生じた――日本人が住み着いたのは約1万
年前、記録を残しているのはせいぜい1000~2000年ほどなので、この大断層が地震を繰り返してきた時間の長さに比べて、
あまりに短い間でしかない――地震だ。」と指摘している。その上で、2014年に起きた長野県・白馬村の地震と似て
いる。この地震はM6.7。こちらは「糸魚川-静岡構造線」という、やはり長大な活断層群で起きて、日本人がはじめて大
きな被害を受けた地震だった。この地震は神城(かみしろ)断層という糸魚川-静岡構造線の一部の活断層が起こした。
このような長大な活断層群では、日本列島全体がいくつかのプレートに押されることによって、それぞれの小部分ごとに
地震を起こすエネルギーが溜まっていっている。そして、岩が耐えられる限界を超えると地震が起きる。つまり地震が起
きることによって、溜まっていたエネルギーが解放されるのであるという(『日本人が初めて体験した巨大地震 阿蘇山
の「連動噴火」は起こるか』「iRONNA(いろんな)」(http://ironna.jp))。

※ 「地球物理学者の島村英紀氏「火山・地震国の日本で原発は無謀」 | 日刊ゲンダイDIGITAL」2015.07.06 

  

  海底地震計開発の歴史


中学生のクラブ活動で地学部だった体験があり、昨日の土曜日の放送の録画を観ても、わかりやすく解説されていた。中
央構造帯が動いたといことは、福井地震を経験をた人たちから聞かされたこともあり内心、何があってもおかしくない。
わかっていることは、現世代の命はいいとしても、次世代の命も危険さらされことも"了解"させるものである。そのため
の緊急対策が政府内のどこかの部署で想定研究されているものだと信じたいが、これはどうも"確信"がもてない。

                                                                                                    

● 地震は自然現象、震災は社会現象

 http://diamond.jp/articles/-/21150

 阪神・淡路大震災で倒壊率が高かったのは81年以前に建てられた建物でした。ならば、老朽化した木造家屋は新しい
 家に建て替えたり、耐震補強をしておく。あるいは液状化の危険がある地域では、あらかじめ液状化対策の工事を施
 しておく。警察や消防などの救援隊が来るまでには想像以上の時間がかかるため、普段から住民同士で助け合うシス
 テムを構築しておく。そのような努力をしておくことで、被害は小さくなるはずです。

 

                           

【トレッキングと修景 Ⅱ】

先週につづき土曜日に、観音寺城趾から観音正寺から石寺の日吉神社に下山し、箕作山城趾に再登頂し稜線沿いに箕作
山々頂を経て太郎坊宮、下山し近江鉄道の太郎坊前駅のコースの下調べに出かける。繖山から観音寺城趾(別名:佐々
木城)から観音正寺は30分程度、安土駅を仮に午前8時に出発して、安土城経由し繖山々頂まで3時間(目標)昼食を
とり13時に観音正寺 でトイレ休憩し石寺の日吉神社には13時30分に到着できるだろう。

  食い違い虎口跡

  観音寺城

 

 観音正寺トイレ

参道をはじめとして至る所にお自動さんがありそこには賽銭箱(御布施)がおかれて
いる。ワンコイン(5百円硬貨・百円硬貨など持って行くとこまらない。特にトレッ
キングするものとってトイレは有料であってもかまわないと思えるがどうだろう。



● 西国三十三所草創1300年とは
 

平成30年(2018)は、かつて大和国長谷寺の開山徳道上人が病にて仮死状態になられた際、冥土で閻魔大王に会い、
「生前の悪い行いにより地獄へ送られるものが多い故、観音の霊場へ参ることにより功徳が得られるよう、人々に観音菩
薩の慈悲の心を説け」とのお告げを受け、起請文と宝印を授かって現世に戻され、その証拠でもって人々に観音信仰、及
びその霊場へ参ることをすすめた養老2年(718)より、数えて1300年になる。徳道上人か極楽往生の通行証とな
る宝印を配った場所が、観音菩薩の衆生を救う霊験所や寺院がはじまりとされ、やがて観音霊場を巡る西国三十三所とい
う信仰となり、西国三十三所は日本最古にして巡礼の元祖となる。

この徳道上人の徳行を讃仰(さんごう)し、西国三十三所札所会では西国三十三所草創1300年「いまこそ慈悲の心を」
として全札所寺院において平成28年(2016)3月より同32年(2020)にかけてさまざまな事業を催される。
そもそも、この三十三という数字は「法華経」普門品第二十五(観音経)に良かれ、観音菩薩か33の姿に身を変えて人々
の心の悩みや苦しみを救うとあり、いつ、いかなる困難に出会っても、観音菩薩は慈悲の心でもって常に人々を見守り、
一心にその名前を称え、「念彼観音力」(ねんぴかんのんりき)を心に念ずれば、ただちにその声に応じ衆民が救済される。


物の豊かな時代にあって、さまざまな歴史や文化を背景とした異なる価値観が交差し、急速に変わりゆく現代社会の中で、
忙しく毎日を生きつつ、人間である限り、国や時代を問わず、幸せを願いなから悩みや苦しみ、不安な気持ちをかかえて
過ごしている。このような時、西国三十三所の観音菩薩にお参りし、手を合わすことにより、心の中に波立つさまざまな
苦しみや悩みがしずまり、自分自信を見つめ直し、人を思いやる慈しみの気持ちを持つようになり(現世安穏)、そして、
観音菩薩の御前で心をひらくことにより、それぞれの人生をふりかえり、心を洗い清めれば、極楽往生の一歩となる(後
生善処)――これが現代の西国三十三所巡礼、総距離千キロメートルを超える道のりが、、1300年もの間、老若男女
を問わず、多くの人々の歩いた道であり、一人一人が観音菩薩とともに充実した人生を歩んだ心の巡礼の意義ではないか
と問いかけ、賛同、協力を呼びかけている。

"1300 years since the inception of the pilgrimage to Saikyo Sanjusansho―Now is the time for a spirit of compassion"

 

  観音正寺参道・日吉神社

   
近江市五個荘山本町貴船神社の登山口

日吉神社を下り五個荘清水鼻町の林道腰越線を通り、国道八号線・新幹線を交差し東に折れ、平坦な道を五個荘山本町貴
船神社の登山口まで歩き野獣防護柵の入り口の扉を開閉し、箕作山城跡まで登る。やっかいなのはイノシシが出るらしく
熊よけ用などのベルなどを装着し、人間がいることをあらかじめ警告するようにした方がよい(できれば、下記のような
野獣撃退用催眠スプレーが市販されているので、準備しておく)。出くわしても慌てずイノシシを興奮させないこと。所
持している食料品がターゲットになるならそっとおいて、静かに退散するのが良いとネット上の情報では解説されている。



この日は、箕作山城には登らず、十三仏から太坊宮前を通り、林道延命線を登り瓦屋寺に向かう。なお、林道腰越線は地元のに
ひとに訪ねるとイノシシだけでなく森林火災があったため現在通行止めとなっているとのことである。

瓦屋寺を訪れトレッキングのメインコース入れるべきか考えたが、「みつくり山ハイキングコース」がオプションとして
ふさわしいと考え、箕作山山頂を経由し太坊山を通り太坊宮でトイレ休憩し下山。最寄りの近江鉄道の太坊宮前駅
で一日の日程とした。観音正寺下山(日吉神社)から太坊宮まで2時間30分としてして、16時到着のトイレ休憩を
入れ、ゴールの太坊宮前駅17時着となるが、これのコースはハードではないかと思われるがどうだろう。それにして
も、小銭(約2千円)はすっかりなくなっていた。

   瓦屋寺

右奥につづく道が箕作山遊歩道入口

以上、足早の下調べとなった。次回は竜王山に向かう(予定は5月7日)。 


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