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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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ヤマトの柿の葉寿司

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      自分で自分を評価してゼロではないという人は、やはりゼロという人と真っ正直に正面からぶち当たって
      対立してそして対立していることを公然と言ったほうがいいと思います。 

     “偉大な人たちの存在する領域の向こうにもっと偉大な無名の領域がある”シモーヌ・ヴェイユは、偉大と
      いう意味を知っていたと思います。

                                    「国家と宗教のあいだ」 2015.05


                                                                                                               

                                     Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012  

 ● 熊本地震速報 



● 地震予測サマリー

〇概況

・週間異常変動(H)で4cm超が見られた点は11点、その内5センチメートル超は2点。 今回の特徴は東北地方に5点、
 四国に4点と東北と四国に集中。
・X,Y,Zの週間異常変動は熊本県の千丁で(Z)の異常変動。
・隆起・沈降は、ほぼ沈降傾向。 熊本地震の影響によって大きく隆起および沈降した点がR3データで顕著(地震予測の
 九州を参照)。

〇レベル4(震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高い)

九州/南関東地方(相模湾、駿河湾、東京湾に面する地域・伊豆諸島・小笠原諸島)/東北・関東の太平洋岸、奥羽山脈
周辺

〇レベル3(震度5以上の地震が発生する可能性が高い)

北信越地方・岐阜県/南海・東南海地方/釧路・根室・えりも周辺

〇レベル2(震度5以上の地震が発生する可能性がある)
鳥取県・島根県周辺/南西諸島

〇レベル1(何らかの異常変動があり、今後の推移を監視する)

山形・福島・茨城のL字型エリア/北海道道南・青森県/北海道中央部

● 特集:2016年熊本地震2

先週、熊本地震に見られた地殻変動について「水平ベクトル&隆起沈降段彩図」「東西異常変動図」「北南異常変動図」
を示した。地震による地殻変動は地震直後も大きく変動するがその後も大きく変動する。先週の特集では、前震と本震を
含む4月110~16日の週と約1か月前と比較した変動を図示、 今週は1週間後の4月17~23日の週と約1か月前
と比較した変動を図示する。



※ わたし(たち)地震予測は漠然とできると考えている。例えば、地上のリアルタイム3次元変動地図に特殊な3次元
  圧電センサ(地中温度センサ兼用)を開発し、例えば、それを地下30キロメートルに5キロ間隔に埋設配置し、リ
  アルタイムに3次元変動地図を加え画像化させながら特徴独立変数項として有向量(空間ベクトル)として追加し判
  定すれば、現在より格段に予知確度は向上する――もっとも、センサ開発や計測方法の新規考案はできないことはな
  いが、主体化する予定はない――と考えている。 

 

 

【最新太陽電池製造講座 3:光と電子の融合】

ここで少しお復習いを。「ネオコンバーテック創業論」でおなじみの「ナノテクノロジー」の概念は、59年、ノーベル
物理学賞受賞者のファインマンが、「底(極微の世界)にはたっぷり空きがある」の発表に始まり、74年、山梨大学や
東京理科大学教授の谷口紀男により「ナノテクノロジー」という言葉が創り出されたのがそのはじまり、今世紀に入りク
リントン大統領が国家戦略に位置づけるようになる。技術的には、構造形態の1ナノメートル次元サイズで発現する機能
を利用もので、物質の種類、構造形態、サイズが相互関連し、製法影響が大きい複合技術で。原子や原子間隔が0.1ナノ
メートル次元の物質の取扱い極限サイズであり、あらゆる技術を収斂する究極の生産技術――期待効果として(1)ダウ
ンサイジング(=ダウンスペーシング)、(2)大きさの2乗に反比例する表面効果、(3)大きさの激変による物質固
有特性の変化――と位置づけることができる。

例えば、(1)の効果はすでに、半導体、ディスプレイ、ストレージ等において電子工学分野で実用化されている。(2)
(3)の効果として、環境・エネルギー分野、生化学・医学分野、電子工学分野、工業材料分野――(2)の効果として、
自動車排出ガス清浄化の白金族貴金属ナノ粒子が、シリカ、アルミナ、セリア(CeO2)等を主成分とする耐熱性酸化
物担持体表面に触媒活性点として分散されている。また、リチウムイオン二次電池のエネルギー密度増加に、炭素質材料、
金属酸化物、固体電解質等のよ無機材料で被覆されたシリコンナノ粒子が負極活物質として、あるいは、色素増感型太陽
電池の光電変換効率向上に、表面プラズモン共鳴効果を利用する金属ナノ粒子を、光電極の多孔質のTiO2膜表面に担
持され、さらに、複合材料の半導体パッケージ材料であるエポキシ樹脂物性向上に、シリカ(SiO2)ナノ粒子――で
研究開発されている。


この中で量子ドット太陽電池は、11年4月には、新規構造導入で、従来63%とされてきた理論変換効率が、75%に
まで達する。従来の単接合型半導体系太陽電池は、単一のバンドギャップしか持たず、このバンドギャップを越えること
のできない赤外以下のスペクトルが利用できない。表1のように光子の持つエネルギー量は波長により決定され、バンド
ギャップを超えることのできない光子は太陽電池に吸収されない。この対策の1として 複数のバンドギャップをもつ多
層構造の半導体を形成する方法――現時点では3層構造で40%近く変換効率――があるが、層の数が増えれば増えるだ
け製造コスト高になる。

量子ドット太陽電池は、PN接合半導体を用いて、その接合部にナノメートルサイズの微小なドットを規則正しく配置し、
接合部に発生するバンドギャップに、中間バンドと呼ばれる位置(エネルギー準位)を発生――緻密設計で、複数の中間
バンドを意図的に配置できる――させることも可能となる。63%から75%への変換効率向上は、中間バンドを4つに
増やすことにより達成された。中間バンドが4つあれば、価電子帯(電子の満たされ動かない状態)から各中間バンドま
での4つと、各中間バンドから伝導帯(電子が自由に伝導する状態)までの4つの新たな値のバンドギャップが発生し、
計9つのバンドギャップが得られる。この用に量子ドットは、ナノレベルの物理的な構造を通じて、電子などの量子の性
質をコントロールする技術だが、最適材料を計算から得られた通りの理想的な構造に、高精度に加工製造する必要があり、
この材料技術と加工技術の融合こそが、今後のブレイクスルーの重要ポイントになる。

融合と言えば、電子(あるいは電荷:エレクトロニクス)と光(フォトニクス)を融合した「ナノホトニクス技術」も量
ドット太陽電子や波長変換素子の共通領域にある(下図クリック)。その波長変換技術の原理は次のようになる。

   浜松ホトニクス 

伝播光は波長の周期で一定に波打つが、近接場光は微粒子化した色素の近傍に局在する光。近接場光の源であるナノ色素
が光の波長より小さくなると、波長周期よりも急激に空間変化する電場を作り出す。この影響でナノ色素内の分子は光が
持つ電場振幅を均等に感じず、分子の揺すぶりが大きな所と小さな所に分かれ、分子内に歪みが生じ、格子振動(フォノ
ン)というエネルギーを生み(振動=熱)、元の光の光子エネルギーに加えられ、光吸収されるエネルギーに到達する。
この熱エネルギーは微小な色素が閉じ込められている巨視的な場から得ているので、見かけ上、近接場光が発生している
ミクロ的な場ではエネルギーの保存則が成立しないように見えても、全体ではちゃんと成り立っている。このように波長
変換技術は物質と光反応を利用しているので、赤外光を可視光に変換すると赤外に不感なシリコン検出器でも、原理的に
赤外光検出ができるというものである。
以上、お復習いをを踏まえ、2つの最新太陽電池製造技術を掲載する。

● 積層体を等方圧加圧形成しキャリアの高移動度、長拡散長する高変換効率有機半導体の製造

基材と該基材の上に形成された結晶性材料膜を有する積層体を、厚さが0.1~40μmのシートで構成された袋体内に収
容し、袋体内のガスを排気して封止し、袋体を介して積層体を等方圧加圧することにより有機半導体素子を製造する結晶
性材料膜の密度が高く、高いキャリア移動度や長いキャリア拡散長の有機半導体素子の製造方法と、優れたデバイス特性が
得られる有機半導体素子である。

 
特開2016-051693 有機半導体素子の製造方法および有機半導体素子

● 不純物がなく、粒子径分布の狭い、3次元成長したナノ粒子を粒子径と堆積量を自由に物理蒸着法で金属、金属酸
  化物、セラミックスなどのナノ粒子の製造



【符号の説明】

1 物理蒸着槽 2 イオン源 3 蒸着源 4 シャッター 5 スリット 6 モーター 7 蒸着物質 8 被蒸着基板 9 不活性ガス導入系 10 真
空排気系 11 粉体 12 スクリュー 13 モーター

特開2016-047940 ナノ粒子の製造方法

  

 

● ヤマトの柿の葉寿司

 

 柿の葉すしの歴史

朝、体調がすぐれなかったものの予定通り、叔母の見舞いと墓参りに吉野へいつもとはことなるコース――名神吹田から
近畿道を高速を走り橿原市に入り明日香を経て3時間で到着する。叔母は黄斑加齢変性で最近は認知症も出てきていると
いう。過去2万人もいた人口は1/3に減少、過疎化が進行に歯止めがかからないと言う。話すこと、見ることの変化を
この短い帰郷で体験するのだから、話言葉も通常の会話も混乱し戸惑う自分がいる。それでも従兄弟の住まいの様子のあ
らかたを知ることができのだから人間ってある意味凄いなと思う。午後10時にでて午後17時に帰宅する。その間口に
したものは、お茶とリポビタンDだけで、すぐさま夕食に。「白の金麦」を飲みながらおみやげに頂いた「ヤマトの柿の
葉寿司」を頂く。「倭(やまと)は 国の真秀(まほ)ろば たたなづく 青垣(あをかき) 山籠(やまごも)れる 
倭し麗(うるは)し」(大和は国のなかでももっともよいところだ。重なりあった青い垣根の山、その中にこもっている
大和は、美しい)である。なにかひとつつかえていたものが取れたように、疲れと気が楽になる心地よさを一緒にあじわ
うことになる。「やまとは 国のまほろば やまとの美味し寿司は」と、疲れていてもすっと胃袋におさまる昔懐かしい
日本一の寿司である。いや、鮒寿司と並び立つ郷土料理である。

  橿原神宮

 


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