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日ハム優勝とXファイル

 

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             地は政の本なり。朝は義の理なり。市は貨の準なり。黄金は用の量なり


             地者,政之本也。朝者,義之理也。市者,貨之準也。黃金者,用之量也。
             

                                                                                                 乗馬 / 管子

 

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                                                     管子 Guan-zi   720–645 BC

 

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  Oct. 29, 2016 at 10:44 am

【劇的!レアードのグランドスラム・ヒット 日ハム優勝】

こんなことが起きるのかという体験をする。8回、中田翔内野手の押し出し四球で勝ち越し、元ニ
ューヨーク・ヤンキースの日ハム内野手ブランドン・レアード登場。ネクストバッターズサークル
には大谷が登場(心理戦?)。そのとき、レアードが右中間に満塁本塁打が高々と打ち上げる幻影
が飛び込こみ、ホームランや!と思わず叫んだが、その10数秒後、制球が定まらない中継ぎの広
島のジェイ・ジャクソンから満塁本塁打を同じような円弧を描き放った。

こんなことがあるのか?!TVドラマシリーズの『Xファイル』を観ているような超常現象が吾と
吾が身に起こったのだ。

ゲームは、日本ハムが広島を下し通算4勝2敗で、東映時代を含め10年ぶり3度目の日本一に輝
く。日本ハムが先手を取った。第5戦でサヨナラ満塁弾を放った先頭西川が右中間を破る三塁打で
出塁。中島の四球で無死一、三塁とし、3番岡の遊撃内野安打で1点を先制。広島は2回、松山、
鈴木の連続安打で1死二、三塁。打者石原の際、日本ハム先発増井の暴投で1点を返した。さらに
石原の三塁ゴロにレアードの適時失策が絡み勝ち越しの2点目を奪い、広島に優勝させたかったが
(黒田投手の胴上げを観たかった)、日ハムが優勝する。お疲れ様でした!

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 ● 百名山踏破記:ラストチャンス 木曽駒ヶ岳にGO!

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腰痛も治まり、まだ完全復調とは言えないが、観光センター問い合わせ、氷点下を記録していとい
うことではある。ばたばたと身支度を開始。今期、ラスト・チャンスと弾丸登山を計画する。


【世界の朝食:今日はロシア】

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● Typical Russian Breakfast

ロシア料理は、ウラル山脈以西の伝統料理を元にして発達。古来の農民料理は、ロシアの気候や風
土や素朴な農民文化を反映、全体としては保存食を多用した煮込みや炙り焼き料理、スープが多い
が、今日のロシア料理は多面的な側面を持つ。特に、ベルリンの壁崩壊後欧米化が急速にしてきて
いる。

ロシア料理は、厳しい気候風土に暮らす農村住民のあいだから生まれた農民の料理。魚、家禽、野
生のジビエ、キノコ、ベリーや蜂蜜を組み合わせたもの。またライ麦、小麦、大麦、キビ等の穀物
は、パン、パンケーキ、粥、クワス、ビールそしてヴォトカの原材料に供され、風味豊かなスープ
やシチューは、旬の、あるいは貯蔵可能な食材、魚、そして肉を中心としする。冬が長く厳しく、
様々な野菜のピクルスや果物のジャムなど多くの保存食料が生まれる。ロシアの伝統的なオーブン
には焜炉が無く、調理法はロースト、パン、鍋にふたをしてオーブンで加熱した煮込み料理である。

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代表的な、主な朝食はといえば、カーシャ(Kasha)というロシア流お粥。ソバ、セモリナ、きびな
どの穀物、水、業乳の煮込み料理(ロシアのソバ消費量は日本の10倍以上の消費量)。現代では
牛乳をまぜるだけのシリアルタイプや電子レンジで温めるだけのカーシャが売られ様変わりしてる。
また、そば粉でつくった生地を薄く焼いたロシア流クレープのブルヌイ、あるいは、塩味のそば粉
ミニパンケーキブリニ、シルニキ(パンケーキ)そして、ロシア流オープンサンドのブーチェロブ
ローズ(Buterbrody)、ペストリーなどにジャム 蜂蜜、スプレッドやロシア流カッテージチーズの
ツボーレグ(Tvorog)、サワークリーム、イクラ、サーモンキャビアなどを塗り、載せ、包み、揚
げゆで卵、ゆでソーセージ、スモークソーセージ、魚の燻製などを添え頂くのが定番。また、伝統
の茶文化に近年のコーヒ文化が浸透してきているのも特徴である。日本が米なら、ロシアはそばと
ひとつのアジア食文化圏とみなせなくはない。

 

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【我が家の焚書顛末記 15:中国思想 管子】    

 立 政    ――施政の要領――

  一国の政治は、いつにかかって為政者の施政いかんにある。いくら誠意があっても施政の技術
 が悪ければ治政の効果はあがらない。いかにすれば短小の努力で汲大の効果をあげられるかを示
 そうとする。

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  ことぱ

 「事に臨みて民に信ぜられざる者は、すなわち大官に任ぜしむべからず」
 「徳厚くして而も位卑しきは、これを過と削う。拙防くして而も位なきは、これを失と謂う。
 むしろ君子に過つも、小人に失するなかれ」
 「卿相、衆を得ざるは、国の危うきなり。大臣、和同せざるは、国の危うきなり。兵主、畏るる
 に足らざるは、国の危うきなり。民、その産を懐わざるは、国の危うきなり」
 「賢を上ぐるに等を過さず、能を使うに官を兼ねしめず、有罪を罰するに独り及ぽさず、有功を
 賞するに専ら与えず」

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    予告してのち事を行なう

  新しい事業を始めるときには、君主はまず「これから……のことを行なう」と命令を出し、賞
 罰の基準を先に示しておく。
  事業の責任者は、いちいち計画にのっとって仕事を進め、きめられた通りに賞罰を行なう。さ
 て、事業が終われば、責任者はその事業のやり方を復命し、賞罰の状況を報告する。もし事業の
 やり方が命令に合致しなければ、たとえ功労があっても、「勝手なことをした」というかどで死
 罪に処す。
  このように、前もってきちんとした計胆と命令さえ定めておけば、事業はとどこおりなく完成
 するものである。

  政治はガラス張りに この早こそは、施政の極意をズバリと伝えているところである。国家的
  事業の始まりに、まず事実の大綱を予告するのは、ぬきうちに開始するよりずっと効果が上が
  るにきまっている。軍事的でない限り、「政治はガラス張りに」と説く哲子は、「民には秘密
  に」と説く孔子や孟子よりは、実際的な政治家であったといえよう。

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 凡將舉事,令必先出,曰事將為。其賞罰之數,必先明之,立事者,謹守令以行賞罰,計事致令,
 復賞罰之所加,有不合於令之所謂者,雖有功利,則謂之專制,罪死不赦。首事既布,然後可以舉
 事。

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※ 「予告」をこの時代に治世の根本に置いたのは事情に開明的で感心する。

    九つの邪説

 非戦論がはぴこれば、いかに堅固な要ぶがあっても役に立だない。
 兼愛思想がはびこれば、兵士は戦息を喪失する。
 無為長生の思想がはびこれば、廉恥心がなくなる。
 民本思想がはびこると、君主の命令は守られない。
 セクト主義がはぴこれば、賢人と愚者の区別がつかない。
 拝金主義がはぴこれば、爵位や家柄の価値は下がる。
 享楽思想がはぴこれば、みだらな人間がのさばる。
 情実万能の考えがはぴこれば、法律はまげられる。
 へつらいとごまかしがはびこれば、わる賢い人間がのさばる。

 ――この九つの邪説は、政治にとっては、有害無用のものであるから、これにまどわされないよ
 うに、役人や人民を指導せねばならない。

             《非戦論》宋銒、尹文の唱えた節。『荘子』天下篇に紹介されている。

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 寢兵之說勝,則險阻不守;兼愛之說勝,則士卒不戰。全生之說勝,則廉恥不立。私議自貴之說勝,
 則上令不行。群徒比周之說勝,則賢不肖不分。金玉貨財之說勝。則爵服下流,觀樂玩好之說勝。
 則姦民在上位。請謁任舉之說勝,則繩墨不正,諂諛飾過之說勝,則巧佞者用。

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※ 君主専制主義は転倒し、民主主義を封殺する典型例。



    乗 馬    ――経済制度――


  すぐれた経済学者であった管子は、独自の経済哩論を主張していた。かれは、国家経済の根本
 は土地にあると考え、有名な四民分業論を嘔えた。この笥は、かれの考えた経済明度を具体的に
 示してくれる。

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  ことぱ

 「地は政の本なり。朝は義の理なり。市は貨の準なり。黄金は用の量なり」
 「地、平均和調ならざれば、政は.正すべからず。政、正しからざれば、事は理むべからざるな
 り」
 「市はもって治乱を知るべく、もって多寡を知るべし。而も多寡をなすこと能わず」
 「貨尽きて而る後に足らざるを知るは、これ量を知らざるなり。事已みて而る後の余りあるを知
 るは、これ節を知らざるなり」

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  治政の五つの原理

  土地は政治の基本である。
  朝廷は社会秩序の中枢である。
  市況は物資の需給状況を示すものである。
  貨幣価値は経済動態の尺度である。
  諸侯の領土で、千乗の国というのは軍備の基準を示すものである。

  ――為政者たるものは、この五つの原理をきわめていなければならない。
     《朝廷は社会秩序の中枢》原文は「朝は義の理なり」。直訳すれば、ものごとにはみな
     一定の基準があり、これを統一してうまく処理するのが朝廷の任務であるという意味。

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  土地は政治の基本

 土地は政治の基本である。土地行政のいかんによって政治のありかたが左右される。土地の生産
 性にたいする評価が公正を欠けば、政治は乱れる。政治が乱れると生産は低下する。生産を直接
 に左右するものは土地と気象条件である。ところで、気象条件はなにによって決定されるか。

 春夏秋冬は陰陽の推移によって生ずる。昼夜の長短は陰陽の相互作用によって生ずる。昼夜の交
 替は陰陽の変化によって生ずる。つまり、陰陽二気のはたらきが気象条件を決定するのである。
 かりにそのはたらきが正常でなかった場合を考えてみよう。

 陰陽二気のどちらか一方が弛すぎるからといって、それをSめることもできないし.弱すぎるか
 らといって、それを強めることもできない。陰陽二気を割印することは、天地といえども不可能
 なのである。
 してみると、生涯力を保持し、政治を安定させるため、人力の介入する余地が残されていろのは、
 土地だけということになる。

 「土地の生産性にたいする評価を公正にせよ]というのはこのためである。
 公正に評価するとは、土地の外見にとらわれず、その収穫実績によって評価することだ。収穫さ
 え公正に把握できれば、地形の長短にこだわる必要もないし、面積の大小を考慮する必.髪もな
 い。土地にたいする評価が公正を欠けば行政に破綻が生ずる。行政がゆきづまると生産は低下す
 る。生産が低下すれば物資が不足する。生産が順調にはかどれば、物資は豊富になるはずであり、
 物資が豊富なのは生涯が順調な証拠である。物資が豊冨で生節が順訓にはかどっていれば、もは
 や他国に求めるもCほほとんどない、それでこそ「道を得たもの」といえるのだ。

 土地の生・躍性にたいする評価》原文は『珀、平均和調す」。後のほうにでてくる[地を正す」
 も同じ意味。賢子は、土地を国家経済の基本として考えていたので、土地の評価は面積によって
 機械的にすることなく、地味の肥沃度、生産条件、収極物の多少……など各方面を参考にして評
 価すべきだと考えていた。

  評価の基本は生産性 管子の説いた生廻転による土地の評価は、中国税法の忿帛としてその後
 長く伝わった。現代の土地改革でも、この方法は土地分配に際して有力な条件として、各地でと
 りいれられた。古代中国は、もともとn業を第一に重視していたので、課税の基礎は土地にある
 ことはわかっていた。しかし、即税碩の算出に当たっては、どうしても土地の而禎にとらわれが
 ちになる。この点、計数に明るく、経済の本質に精通していた管子は、「生産性」を評価の基本
 と考えた。これは、極めて合理的な考えである。

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 地者,政之本也。朝者,義之理也。市者,貨之準也。黃金者,用之量也。諸侯之地,千乘之國者,
 器之制也。五者其理可知也,為之有道。地者政之本也,是故地可以正政也,地不平均和調,則政
 不可正也;政不正,則事不可理也。
 春秋冬夏,陰陽之推移也。時之短長,陰陽之利用也;日夜之易,陰陽之化也;然則陰陽正矣,雖
 不正,有餘不可損,不足不可益也。天地莫之能損益也。然則可以正政者地也。故不可不正也,正
 地者,其實必正,長亦正,短亦正;小亦正,大亦正;長短大小盡正。正不正,則官不理;官不理,
 則事不治;事不治,則貨不多;是故何以知貨之多也?曰:事治。何以知事之治也?曰:貨多。貨
 多事治,則所求於天下者寡矣,為之有道。

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                                                                            この項つづく 

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