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大津から黒の革命

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                                            羯諦羯諦波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆

                                                                                                                         般若心経

                                  往き往きて、彼岸に往き   

                 全うし彼岸に到達した者こそ 

                 悟りそのものである、めでたし
                     
                     
                 ※ 真言の結び(唯識論の核心部分に相当)

 

                                                                                                                                    
                                                                                                           釈迦 abt. B.C 500 ? -

  

     

【我が家の焚書顛末記 17:中国思想 管子】      

  軽 重    ――管仲の経済政策――  

 「経済政策」といっても、もらろん二千数百年前のことである。ここに集録されているエピソー
 ドは一見、たわいない。だが、武力侵略と掠奪による富国策しか念頭になかった当時の背景を考
  えると、管仲の発想はなみなみならぬものがある。「まず物質的な基礎をつくる」ために、かれが、人間
  心埋、権力、客観情勢など一切のものを運用した点をくみとることができよう。

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  ことぱ

 「楚の黄金あるは、斉に菑石(しせき)あるに中るなり。いやしくもこれを操(と)りて工(た
 くみ)ならず、これを用いて、善ならざるあれば、天下、倪(げい)して是(み)んのみ」
 「国、塩なければ腫る、守圉の国は塩を用ること独り甚だし」
 「粟重ければ、万物軽し。粟軽ければ、万物重し。両者衡立せず]
 「下はすなわちその囷京実し、上はもって上に給し君のためにす。一挙して名実ともに在るなり。
 民なんぞなさざらんや」

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   泥棒を生む社会

 「ひとりの農夫が耕作しないために、人民の中に餓死者が出ることもある。ひとりの女が機を織
 らないために、人民の中に餓死者が出ることもある。
  逆に、二人前の仕事をする者は、たとえ収入が少なかろうと、自分の子供を売るようなことは
 ないだろう。三人前の仕事をする者は、衣食にこと欠くことがないだろう。四人前の仕事をする
 者は、租税を完納できるだろう。五人前の仕事をする者は、かなりの物が買えるようになり、死
 者を葬る余裕もできるだろう。
  ところが、人民は実際には二人前の仕事もできない状態にある。にもかかわらず、人民からき
 びしく租税をとりたてるなら、追剝が跋扈して独り歩きもままならず、余財を蓄えていても守る
 べくもない。このうえ法をきびしく適用しようものなら、それは人民を殺すに等しい。
  もし、一日に三合の穀物しか食べられないとしたら、"村"ごとに、食を求めて盗みをはたらく
 泥棒が出よう。一日に二合しか食べられないとしたら、"里"ごとに泥棒が出よう。一日に一合し
 か食べらりないとしたら、家ごとに泥棒が出よう。それが道理というものだ。ところが現在、人
 民はろくな収入もないのに、、普段の四十倍もする穀物を食べなければならない。これでは盗み
 をはたらくなというほうが無理である。
  このうえ、朝にに政令を発して、その日の夕方までに納税するよう命じたとしよう。蓄財のあ
 る者はすぐ納めるだろが、ない名は衣類を売り払わなければならなくなる。農夫は穀物を、市価
 の三割で売らなけれぱならなくなる。こんな不穏な政令が出されると、せっかく生産した織物も
 すぺて他国へ流れてしまう。それでも誅求を続けるなら、人民はもはや耐えきれず、国の威令の
 及ばぬ山中へ逃げてしまう。こういう君主の下では、兵士たらもまた、大切に扱われることはな
 く、家族が誰敗して、会うことができない。人民は山にかくれ、兵士は国外に逃亡する。これこ
 大戦もしないのに内部から国が崩壊するということなのだ」

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 管子曰:「農不耕,民或為之飢。一女不織,民或為之寒;故事再其本,則無賣其子者。事三其本,
 則衣食足。事四其本,則正籍給,事五其本,則遠近通,死得藏,今事不能再其本,而上之求焉無
 止,是使姦涂不可獨行,遺財不可包止,隨之以法,則是下艾民,食三升,則鄉有正食而盜,食二
 升,則里有正食而盜。食一升,則家有正食而盜。今操不反之事,而食四十倍之粟,而求民之毋失,
 不可得矣;且君朝令而求夕具,有者出其財,無有者賣其衣屨,農夫糶其五穀,三分賈而去,是君
 朝令一怒,布帛流越而之天下。君求焉而無止,民無以待之,走亡而棲山阜。持戈之士,顧不見親,
 家族失而不分,民走於山中,而士遁於外,此不待戰而內敗。」

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     独占の排除

  「一国の支配者たるものは、問季を辿じて生産計画を円滑に行なわせ、経済を豊かにさせろよ
 う配慮しなければならない。
  物資が載寫な国には、どんなに遠くからでも人民は集まってくるし、開発が進んだ国からは、
 逃げだす人民はひとりもいない。日々の暮らしにも事欠くものに礼儀を説いたとてなんになろう。
 生活にゆとりがでみさえすれば、道徳意識はおのずと高まるものだ。
  今日、わが国は主君みずから率先して開墾事業を進め、穀物の生産を増大させた。土地は、人
 民一人につき数畝にも達しているにもかかわらず、街には餓死する者がいる。それは穀物を独占
 してしまう看がいるからだ。
  また、わが君は多量の貨幣を鋳造した。その貨幣はひろく流通し、人民一人につき数十枚数百
 枚にも達している。にもかかわらず、金に困ってわが子を売る者さえいる。それは、貨幣が少数
 者の手に握られているからだ。
  されば君主たるもの、穀物・貨幣の集中を防ぎ、貧富の差をやわらげるべく手を打だなければ、
 いかに農業を奨励し、貨幣を発行しようとも、人民はなおも貧苦にあえがなければならない」

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 管子曰:「今為國有地牧民者,務在四時,守在倉廩。國多財,則遠者來。地辟舉,則民留處。倉
 廩實,則知禮節。衣食足,則知榮辱。今君躬犁墾田,耕發草土,得其穀矣。民人之食,有人若干
 灸畝之數,然而有餓餒於衢閭者何也?穀有所藏也。今君鑄錢立幣,與民通移,人有百十之數,然
 而民有賣子者何也?財有所并也;故為人君不能散積聚,調高下,分並財,君雖彊本趣耕,發草立
 幣而無止,民猶若不足也。」

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   夷狄掌握の法

  桓公が管子にたずねた。
 「四方の夷狄を支配下にねさめないと、かれらほ天下に害毒を流し、わが覇業をも失敗させかね
 ない。かれらを従わせるために、なにかよい方法はないか」
  管子はこうこたえた。
 「各地の特産物を利用することです。すなわち、呉や越には、真珠・象牙を、発や朝鮮には、虎
 や釣の皮・皮ごろもを、禺氏には、白璧を、そして、崑崙虛には、璆・琳・琅玕を納めさせるの
 です。
  真珠は、手のひら口の中にも隠れるほど小さなものですが、値は千金。呉や越に、これをわが
 国への貢物とさせ、それにたいして当方が千金をむくいるならば、かれらは八千里の道をも遠し
 とせず、入朝してくるでしょう。
  虎や豹の皮は、それで金を包むと、なかの金と同じ値うちがあります。発や朝鮮に、これをわ
 が国への貢物とさせ、それにたいして当方が千金をむくいるならば、かれらは八千里の道をも遠
 しとせず入朝してくるでしょう。
  白璧もまた、懐や腋の下に隠れてしまうほど小さいむのですが、やはり千金の価値があります。
 禺氏には、これをわが国への貢物とさせ、それにたいして当方が不全をむくいるならば、かれら
 は八千里の道をも遠しとせず入朝してくるでしょう。
  さらには、璆・琳・琅玕でかんざし、耳環をつくれば、それぞれに千金の価値をもつものです。
 崑崙虛にたいし、これら宝玉をわが国への官物とさセ、当方からは千金をむくいるならば、かれ
 らもまた、八千里の道をも遠しとせず入朝してくるでしょう。
  要するに、各地の特産物を買い入れて流通を促進し、かれらの当方にたいする依存度を深めて
 ゆけば、かれらは自然に入朝してこようというものです」

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 桓公曰:「四夷不服,恐其逆政,游於天下,而傷寡人,寡人之行,為此有道乎?」管子對曰:「
 吳越不朝,珠象而以為幣乎!發朝鮮不朝,請文皮毤。服而以為幣乎!禺氏不朝,請以白璧為幣乎!
 崑崙之虛不朝,請以璆琳琅玕為幣乎!故夫握而不見於手,含而不見於口,而辟千金者,珠也,然
 後八千里之吳越可得而朝也。一豹之皮容金而金也,然後八千里之發朝鮮可得而朝也,懷而不見於
 抱,挾而不見於腋,而辟千金者,白璧也,然後八千里之禺氏可得而朝也。簪珥而辟千金者,璆琳
 琅玕也,然後八千里之崑崙虛可得而朝也;故物無主,事無接,遠近無以相因,則四夷不得而朝矣。」

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ここは管子(管仲)の温故知新ですね。

                                      この項つづく

  

【大津から黒の革命:薄い黒鉛シートを開発】 

  Nov. 10, 2016 

黒鉛の材料メーカー「日本黒鉛グループ」が、バッテリーの電極に使う製品をてこ入れする。高性能を
売りに自動車向けに売り上げを伸ばしており、来年末に完成予定の新工場で生産量を十倍に増やす。黒
鉛を細かく粉砕する工程に改良を加え、黒鉛の層を百ナノメートルほどに薄く剥がし取った「薄片化黒
鉛」の生産に成功。電極に薄く黒鉛を塗ったシートを売り出した。硫酸などの化学薬品で溶かす他社製
品に比べ、生産工程は減らせる一方で性能は引けを取らず、環境への負荷を抑えられる利点がある。リ
チウムイオン電池向けに2012年から販売を始め、現在は塗工シートで年5トン、1千万円を売り上
げる。生産を拡大するために、現在の瀬田工場(同市栗林町)の隣接地に新工場建設に着手。17年末
の完成後は年50トンの生産を見込んでいる。

日本黒鉛工業(グループ)株式会社は、ブレーキ用材料や部品の成型に使う塗料など、自動車部品関連
の黒鉛を主力とする。ただ、伸長するハイブリッド車や電気自動車(EV)は、エンジン系をはじめ部
品が少なくなるため、部品メーカーは対応が急務になっている。そこで同社が目を付けたのは、EVに
欠かせないバッテリーだ。リチウムイオン電池の電極にも黒鉛が使われる。黒鉛を薄くできれば、導伝
率を高められるため、電池を大型化しなくても容量を増やすのと同じ効果が得られる。独自技術で勝負
できると、10年から開発を始めた。グループの販売会社、日本黒鉛商事の松尾滋久取締役営業本部長
は「小さなメーカーだが、黒鉛の粉末から塗料まで一貫して生産できるのは弊社だけ」と胸を張る。グ
ループの現在の売上高は70億円。シートが占める割合はまだわずかだが、松尾取締役は「今後、EV
が普及する10~15年後には、売上高を倍増させる大きな柱の製品に成長させられる」と期待をかけ
ている(中日新聞 「薄い黒鉛シートを開発 大津の材料メーカー」2016.11.10)。

ここでは、群薄片化黒鉛製造技術に関連する新規考案を俯瞰、掲載する。まずは、薄片化黒鉛製造装置
を積水化学工業株式会社の特許を参照(下図)する。


● 特開2014-118315 薄片化黒鉛の製造装置及び製造方法 積水化学工業株式会社



 
【概要】

原料としての黒鉛が貯留されている原料槽1と、25℃及び大気圧下で液体である第1の流体52を供
給する流体供給源22と、第1の流路2Aを構成している第1の流路構成部材と、第1の流路2Aの下
流側に接続されており、第1の流体52を150℃以上の高温及び5MPa以上の圧力となるように加
熱する機能を備えた加熱部2と、加熱部2に接続されており、下流端が第1の流路2Aに連ねられて連
続流路を構成している第2の流路2Bと、第2の流路2Bに接続されており、加熱された黒鉛を冷却し
かつ減圧することにより剥離する冷却槽3と、薄片化黒鉛を取り出すことを可能とするように第2の流
路2Bに接続されている取出流路29とを備える、薄片化黒鉛の製造装置で積層数が少なく厚みの薄い
薄片化黒鉛を容易に得ることを可能とする薄片化黒鉛の製造装置の提供。

次に、日本黒鉛工業株式会社の保有特許より、恣意的に参照する。

● 特開2015-098129  円筒状メッシュシリンダ及び円筒状メッシュシリンダの製造方法



【概要】

端縁に沿って複数の穴が形成されて設けられた接合部を有するシート状部材の端縁同士を突き合わせて、
薄膜状の連結部材を押圧体により押圧しながら超音波振動を用いて接合して円筒状を形成したのち、さ
らに連結部材とその周辺部を樹脂2で覆うことにより樹脂層8を形成する円筒状メッシュシリンダで、
従来技術では、連結部材で覆われている部分でも連結部材とシート状部材の接合が不十分であると、円
筒状メッシュシリンダを一定期間使用していると、毛細管現象等でその部分からもインキやペーストが
漏れ出すという問題があり、連結部材を用いた超音波振動による接合だけでは、長期間に亘っての十分
な印刷耐久性を得られない場合があった問題を解決するというもの。新規考案としては新規性は薄い事
案である。

● 特開2015-111554
  カーボンコート層、塗料、集電体、電池及びカーボンコート層の形成方法



【概要】

リチウムイオン電池用のアルミ箔、銅箔、ステンレス箔等の集電体に内部抵抗を低減する目的等で設け
られるカーボンコート層において、このカーボンコート層用の塗料に、使用温度を超えて高温になると
ガス発生する材料を添加し、この塗料を集電体上に塗工し、カーボンコート層を作成することにより、
リチウムイオン電池内が急激に温度上昇した場合、活材と集電体との間の通電を発生ガスにより遮断で
きるようにした、カーボンコート層又はその塗料に係るものである。リチウムイオン電池の安全性対策
として、電解液の温度が急激に上昇するとガスを発生し、活材層と集電体の通電を遮ることができるカ
ーボンコート層を提供技術である。

最近のリチウムイオン二次電池の市場は、ノートパソコン、携帯電話等の民生用から電気自動車、ハイ
ブリッド自動車さらに定置用蓄電池(Energy Storage System、ESS)にも展開されている。また、リチウ
ムイオン二次電池等では、集電体の処理について検討されているが、充放電を繰り返す中で、電極にデ
ンドライトが析出し、短絡若しくは過充電等による電池の内部温度が上昇することによって発火、破裂
または爆発が発生する危険性がある。充放電を繰り返す中で、電極にデンドライトが析出し、短絡若し
くは過充電等による電池の内部温度が上昇することによって発火、破裂又は爆発が発生する危険性があ
る。また、電池組み込み工程でも、コンタミが原因で熱暴走を起こし、発火を引き起こした事例も報告
され、電池の内部温度が上昇することによる発火等の危険性を未然に防止する有効な手段がなかったが、
本事案は、リチウムイオン二次電池の集電体上に、使用温度を超えて高温になるとガスを発生する材料
を含むカーボンコート層を設け、電池内温度が使用温度を超えて上昇した場合に、電池の導通を妨げる
ガスを発生させるようにしたことを最も主要な特徴としており、重要かつ新規性に富んだ特許である(
詳細は上表1をダブクリ)。


● 特開1995-147159  一次電池 日本黒鉛工業株式会社 



【概要】

正極活物質と導電性物質とを含有する正極合剤を備えている一次電池であって、導電性物質として、厚
さ1μm以下、平均粒径1~50μm及び比表面積5~50m2 /gの薄片状黒鉛粉末を含有している
ことを特徴とする。好ましくは、正極合剤中において、正極活物質100重量部に対して、薄片状黒鉛
粉末が0.5~10重量部含有されることで、正極活物質と導電性物質とを含有する正極合剤を備えて
いる一次電池で、導電性物質を変更することによって、一次電池の性能を向上させ、特に寿命を長くで
きるようにすることであり、一次電池の正極合剤に添加する導電性物質――薄片状黒鉛粉末を使用し、
従来の黒鉛粉末と比較し、極めて有効に電子を運ぶことができ、成形性も向上、一次電池の寿命が延び、
正極合剤の生産性も高く、不良品も発生しない。また、導電性物質の添加量削減を可能とする製法であ
る。

従来のリチウム電池に対し負荷特性、特に低温での連続放電特性及びパルス放電特性を改善するため、、
前述の日本黒鉛工業株式会社の特許―――正極合剤成形体を構成する導電炭素材として、所定のサイズ
及び比表面積を有する薄片状黒鉛粉末を含有させる製法技術を踏まえ次の特許技術が提案されている。

● 特開2009-295307 
  リチウム電池用正極合剤成形体及びリチウム電池 FDKエナジー株式会社



【概要】

リチウム電池用正極合剤成形体12は、リチウム電池10の構成要素であり、正極活物質及び導電炭素
材を主構成材料として含む。このリチウム電池用正極合剤成形体12は、正極活物質である焼成二酸化
マンガンと、導電炭素材である黒鉛粉末と、バインダとを含む成形用材料を成形して得られる。焼成二
酸化マンガンの平均粒径は35μm以上40μm以下である。黒鉛粉末の平均粒径は35μm以上、見
掛け密度は0.05g/cm3以下である。バインダの含有量は1重量%以下であることで、負荷特性
を向上させることができるリチウム電池用正極合剤成形体を提供するというものである。

従来においてリチウム電池用正極合剤成形体を製造するにあたり、所定の成形性及び成形体強度を得る
ためには、少なくとも数重量%程度のバインダ成分を添加する必要があった。しかし、バインダの増量
は通常電解液含浸の妨げとなり、放電特性にとってマイナスの影響を及ぼす。また、導電炭素材である
黒鉛の比率を高くすれば結着性を向上できるが、その反面で正極活物質である焼成二酸化マンガンの充
填容量が減少してしまい、同様に放電特性にとってマイナスの影響を及ぼす。

以上、足早に俯瞰してきたがこのナノグラファイト・ナノカーボン・ナノグラフェンの領域は急テンポ
で進化している、百ナノメーターを切るダウンサイジングの加工技術は未来を決定すると言っても過言
ではない世界が広がっている。 

 


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