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解散風に冬将軍 

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● 国会解散風 読むに読まれぬ錦旗

GDPが伸びず(予定通り?!)が12月14日投票という情報が入ってきたが、消費税を1年
半延期するというが、「凍結」「引き下げ」ではない。したがって、大義名分がなく、投票
率は50%より低くなる可能性もある。また、「4月1日の増税の意味は何だったのか?」が
問われるから「三党合意が間違っていた、だから、ごめんなさい」解散ならインパクトがあ
り、さらに「内需拡大のため切れ目なく投資します」となら堂々と解散できる・・・と三橋
貴明経済評論家がそうコメントしている(上・下図クリック)。
 

 

 

【オールソーラーシステム完結論 30】 


● 東芝-川崎市 究極のエネルギーステーション

東芝は13日、水と再生可能エネルギーで無尽蔵に水素をつくり出す“究極のエネルギーステ
ーション”の実用化を目指した実証実験を川崎市と始めると発表。実証システムを市内臨海
部に設置し、2015年4月から運転。水素をガスや電力に頼らずに“二酸化炭素フリー”で作
る世界でも例のない取り組みだというが(下図参照)、国内的には本田技研工業などでも研
究開発されてきたが、やっと、目に見えるかたちになってきた。

 

なお、実証システムは太陽光パネル、水を電気分解して水素を製造する装置、燃料電池、蓄
電池で構成。太陽光パネルが発電すると電解装置が稼働して水素をつくり、タンクに貯蔵。
燃料電池に水素を送って発電し、排熱で給湯もできる。計画では、川崎市臨海部の「港湾振
興会館(川崎マリエン)」に設置し、2020年までに実証を終える計画――太陽光パネルは出
力25キロワット。タンクには 275ニュートン立方メートルの水素を貯蔵。燃料電池と蓄電池
は出力30キロワットで発電し、温水を毎時60リットル供給できる。太陽光パネルが発電しな
い雨天や夜間は蓄電池から電力を供給する。 太陽光パネル以外の機器はすべてコンテナに収め、
災害時に必要な場所にトラック輸送――である。東芝の田中久雄社長によれば、今回はあく
まで災害時対応のシステム。理論的には大規模化して水素ステーションにできる、とのこと。
説明。実証を通して電気分解の効率化やコストダウンなどの技術課題を解決し、大規模化を
目指すという。

実証システムは(1)太陽光パネル、水を電気分解して水素を製造する装置(2)燃料電池
(3)蓄電池で構成。太陽光パネルが発電すると電解装置が稼働して水素をつくり、タンク
に貯蔵。燃料電池に水素を送って発電し、排熱で給湯もできる。再生エネの発電が増えて余
剰電力が発生したタイミングで水素製造を始めれば電力需給をバランスできる。再生エネの
発電が低下したら燃料電池から電力供給して需給を安定化することができる。実証システム
も技術的には系統安定化への貢献が可能だ。また、東芝は災害対応として実証システムを、
2015年に製品化する予定という。



● 熱暴走のないリチウムイオン電池

それでは、いつものごとく関連新規考案をみてみよう。


※ 4a:電流遮断部

二酸化炭素の排出量が少ない電気自動車が注目を集めているが、高エネルギー密度を有する
リチウムイオン電池。特に電気自動車などの応用には、更なる高エネルギー密度と耐久性が
要求され、それに伴い安全性の確保が課題になっている。特に電池が曝される危険な状態の
1つが過充電で、この状態が進むと最悪の場合、電池は熱暴走し、破裂・発火を引き起こす。
そこで、対策に過充電の進行を阻止する方策がいくつかなされている。過充電時に起きる発
熱やセルの膨張等を利用した(1)CID(電流遮断装置)が、その差を検地するのは難し
く、誤作動を起こす可能性がある。(2)また、過充電防止に添加剤を電池の電解質に加え
過充電の防止法もあるが、過充電の進行を阻止する事は可能だが、添加剤によって電池性能
が低下し電池の充放電サイクル寿命が短くなるという問題がある。

上の東芝のリチウムイオン電池の新規考案は、第1の二次電池Aと、第2の二次電池Bと、
電流遮断装置とを含む電池パック1が提供される。第1の二次電池Aと第2の二次電池Bは、
並列接続されている。電流遮断装置は、第2の二次電池Bの過充電時の膨張により作動し、
過充電が防止され、かつ充放電サイクル寿命の長い電池パックの提供――第1の二次電池A
と、第2の二次電池Bと、電流遮断装置とを含む電池パック1が提供される。第1の二次電
池Aと第2の二次電池Bは、並列接続されている。電流遮断装置は、第2の二次電池Bの過
充電時の膨張により作動――である。

JP 2014-122399 A 2014.7.3

● 水素電力供給システム

上図の東芝の水素電力供給システムは、再生可能エネルギー発電ユニット13、蓄電ユニッ
ト14、水供給ユニット16、水電解ユニット15、水素貯蔵ユニット17、酸素貯蔵ユニ
ット18、水素発電ユニット19、水回収ユニット20、蓄熱ユニット21、電力供給ユニ
ット11、水素供給ユニット12、管理ユニット24を備える。管理ユニット24は各ユニ
ットにおける電力、水素、熱の需給状況を監視し、監視した需給状況に基づき今後の不足分
を補うよう各ユニットの運転を制御するシステムで、水素自動車および燃料電池自動車に対
し、再生可能エネルギーを利用して安定的にかつ高効率に自立してエネルギーを供給する方
法が提案されている。

● 水素電力貯蔵 

下図の新規考案(特開2014-095118 水素電力貯蔵システムおよび方法)は、今回取り上げた
システムではなく別の方法である。時間帯によって生成電力又は消費電力に変動があるので、
発電の際は、電力に余剰がある時に余剰電力を貯蔵し、電力の不足する時に放電する電力貯
蔵のシステムが求められているが、余剰電力で分解用水を電気分解して水素を生成し、電力
の不足時は生成した水素を酸化して電力を取り出す水素電力貯蔵システムとして、電気分解
とび発電を可逆的に実行する反応部の電解質に、固体酸化物を用いるものが知られているが、
この固体酸化物は、メタン燃料の燃料電池等と比べて電力の貯蔵効率が低く、よって、シス
テムには、発電の際の反応熱を蓄熱する蓄熱部が設けられるなどして、貯蔵効率を高める種
々の工夫がされているが、これはその1つである。





特開2014-095118

【要約】

水素電力貯蔵システム10は、発電所で得られる電力Ein(供給電力Ein)を用いて分解用
水を酸素および水素に電気分解する反応部11と、水素を貯蔵する水素貯蔵部12と反応部
11を接続して水素を送る貯蔵系統13と、反応部11に送られる分解用水を熱源28との
熱交換により昇温させる第1熱交換部14と、酸素を反応部11の外部へ排出する排出系統
15に接続されて酸素の余熱を第1熱交換部14に返還する返還系統16と、を備えること
で、エネルギ効率を向上させた水素電力貯蔵技術である。

 


● 満中陰と御霊供膳

機能は忌明け法要を滞りなく済ませた。会食は近くの日本料理の『水幸亭』で行った。慣行
上、御霊供膳(おりょうぐぜん)は店側で準備していただいたが、今日になって遺影写真を
忘れてしまったことに気付く。なにか1つや2つ手違いが起こってしまうのだと二人で話し
あう。

                                                                             合掌
                                  


 


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