僖公二十三年:晋の文公、亡命十九年 / 晋の文公制覇の時代
※ 前七世紀末、天下の覇者となった晋の文公(重耳:ちょう
じ)には、即位するまえ、長い雌伏の時代があった。すな
わち、父献公の寵愛する驪姫の姦計(驪姫の禍)により出
奔を余儀なくされたかれは、諸国を流浪する。父に追われ、
異母兄弟にねらわれての逃避行のすえ、本国に帰って即位
したのは、嬉公二十四年のことである。その間の人間模様
がここに一括して記されている。この条、経文はない。
※ 三舎を避(さ)く: 一行は楚国に着いた。楚の成王は盛
大な宴を催して、一行をもてなした。その席上のことであ
る。成王は重耳に、「あなたが本国にお帰りになったあか
つきには、返礼に何をくださるかな」と、たずねた。「美
女とか玉とか帛(きぬ)のたぐいは、いくらでもお持ちで
しょう。さりとて、鳥の羽、獣の毛皮、牙などは、みなお
国の持産物。わが国のほうがお余りを頂戴しているくらい
です。さて、何にしたものか」「それはそうでしょうが、
わたしとしては何か一つくらい頂戴したい」「では、こう
しましょう。もし、あなたのお力で本国に帰ることができ
たとします。そして将来わが晋と貴国とが、軍勢をととの
えて中原の地で相まみえるようなことになったとき、わた
しは九十里だけわが国の軍勢を後退させましょう。これで
ご納得いただけるかと思います。もしこれで納得がいかな
いとおっしゃるのでしたら、やむをえません。はばかりな
がらこのわたくし、弓をとってお相手つかまつりましょう」
そばできいていた楚の令尹子玉(しぎょく)は、これこそ
未来の強敵と思い、今のうちに重耳を暗殺するよう成王に
申し出た。しかし、成王は、「晋の公子は大きな理想を抱
きながらも、足取りは着実だ。派手にふるまっている一面、
決して礼にもとるようなことがない。従者たちにしてもそ
うだ。慎しみ深く仕えていながら、窮屈そうではない。
誠実に努力をつみ重ねている。それに引きかえ、今の晋侯
(恵公、名は両君、垂耳の異母兄弟)はどうだ。心を許せ
る臣下に恵まれず、国内はもちろん国外からも怨みを買っ
ている。晋は姫他の国、唐叔(とうしゅく)の後裔で、ど
この国よりも長く栄えると聞き及んでいる。重耳こそ、晋
の国力を盛り返す人物にちがいあるまい。天が復興させよ
うとしているものを、だれが押しとどめられよう。これに
逆らえば、必ず天罰がくだるだろう。こう言って、重耳を
秦国に送り届けた。
★〈九十里……〉 原文は「辟君三舎」(君を辟けること三舎)。
当時、軍隊の行程は一日三十里で宿営する慣わしであった。
三舎とは九十里である。「三舎を避ける」という語源。
〈恵公〉驪姫の禍によって、重耳と同様に亡命したが、父懐
公の死後、帰国して即位した。重耳をおそれ刺客をおくる。
〈唐叔〉周の成王の弟叔虞のこと。唐(今の山西省大原の北)
に封ぜられて唐侯といわれた。すなわち晋の始祖である。
Jun 6,2017
● カップヌードル そうめん 鯛だし柚子風味
トムヤンクンヌードルが発売されやみつきになり、スープを残さず飲むという健康には良くない?こ
とを続けている。家族のものからは敬遠されているのだがこれが切れるとわたしもキレてしまう。そ
んな日清食品株式会社から「カップヌードル そうめん 鯛だし柚子風味」が6月19日に発売されると
いう。曰く、カップヌードル」ブランドから夏期限定で販売している「そうめん」シリーズは、のど
ごしの良いそうめんを和風だしでさっぱりと食べられることから、好評だという。今年は、上質感あ
る「和」の味わいにこだわった「カップヌードル そうめん 鯛だし柚子風味」だとか。その技術的な
特質は、小麦粉の香りとしなやかな麺質にこだわり、熱湯で作る "温調理" は湯のびしにくく、氷で
冷やして食べる "冷調理" ではコシのある食感にあるらしい。スープは、昆布や鶏のうまみとしょう
がの風味を加えた味わい深い鯛だしに、爽やかな柚子の香りでアクセントをつけました。具材には、
白身魚のつみれ、たまご、ネギ、花形かまぼこ、柚子皮を使用し、彩り鮮やかに「和」を表現。パッ
ケージは、雄大な富士山が描かれた葛飾北斎の「東海道江尻田子の浦略図」(富嶽三十六景) をあし
らっている。面倒くさがり屋の現代人には好適じゃないのと嫌味を言う彼女に、俺のことかと問う場
面のあったが試食してみないとわからない。
● 観測史上最高を更新 日本付近の二酸化炭素濃度
Jun 5,2017
【自動車のシンギュラリティ・ボイント 2018】
● 電気自動車 2018年 従来車とのコストパリティを実現
スイスのチューリヒおよびバーゼルに本拠を置く世界有数の金融持株会社USBの調査によると、電
気自動車は来年までに内燃エンジン搭載車のコスト・パリティを達成する可能性が高い。電気自動車
は25年になるとエネルギーコストはガソリンよりを安くする。報告書によれば、電気自動車はまだ
ガソリン車(ICE)以上のコストがかかるが、電気自動車は、長期的にガス車/ディーゼル車と匹
敵する。この分析には、燃料コスト、維持費、およびその他の関連支出を基幹軸に測定しガソリン/
ディーゼル車と比較。グリーン車は、バッテリ容量、充電時間、環境に配慮技術に対する需要の急増
するにつれ量産効果が働きコスト逓減し手頃なものになる。現在は電気自動車は売り上げの14%程
度と想定している。今後数年間に複数の長距離電気自動車が市場に出回り本格化する。バッテリーの
コストは8年前の予想より価格下落し、自動車メーカーは走行距離320キロメートル以上クラスの
バッテリー搭載を想定する。
読書録:村上春樹著『騎士団長殺し 第Ⅱ部 遷ろうメタファー編』
34.そういえば最近、空気圧を測ったことがなかった
結局、翌週の日曜日の正午過ぎに、免色が二人を迎えにうちに来ることになった。私も一緒に
来るように誘われたが、その日の午後は用事があるのでと言って丁重に断った。私としてはこれ
以上、この件に深入りしたくはなかったからだ。あとのことは当事者だけに委ねたい。そこで何
が起こるにせよ、私はできる限り部外者でいたい。私はただ結果的に――もともとそんなことを
するつもりはなかったのだが――両者のおいたを取り持っただけだ。
美しい叔母と姪が二人で帰っていくのを見送るべく、私と見色は外に出た。秋川笙子は、プリ
ウスの隣に駐まった免色の銀色のジャガーをしばらく興味深そうに眺めていた。まるで愛犬家が
よその犬を見るときのような目で。
「これはいちばん新しいジャガーですね」と彼女は免色に尋ねた。
「そうです。今のところこれがジャガーの最新のクーペです。車はお好きなのですか?」と免色
は尋ねた。
「いえ、そんなわけでもありません。ただ亡くなった父が昔、ジャガーのセダンを運転してい
たんです。よく乗せてもらったし、たまに運転もさせてもらいました。だから車体の先について
いるこのマークを見るとつい懐かしくなるんです。XJ6っていったかしら。丸い四つ目のヘッ
ドライトがついていた車。直列六気筒の4・2リッター・エンジンでした」
「シリーズⅢですね。ええ、あれはとても美しいモデルです」
「父はあの車が気に入っていたようで、かなり長く乗っていました。燃費の悪さと、細かい故障
の多さには群易していましたが、それでも」
「あのモデルはとりわけ燃費がよくありません。電気系統に故障も多かったかもしれません。ジ
ャガーは伝統的に電気系統があまり強くないのです。しかし故障なく走っているときには、そし
てガソリン代さえ気にしなければ、一貫して素晴らしい車です。乗り心地にもハンドリングにも、
他では得られない魅力が溢れてます。もちろん世間の圧倒的多数の人は、故障と燃費のことをし
っかり気にかけますし、だからこそトョタ・プリウスが飛ぶように売れるわけですが」
「これは兄が私専用にということで貫ってくれたんです。私か自分で貫ったわけではありませ
ん」と秋川里子はトョタ・プリウスを指して、まるで言い訳をするように言った。「運転しやす
いし、安全だし、環境にも優しいということで」
「プリウスはとても優秀な車です」と免色は言った。「実は私も真剣に貫うことを考えました」
本当だろうか? 私は内心首を傾げた。トヨタ・プリウスに乗っている免色の姿はうまく想像
できなかったからだ。レストランでニソワーズ・サラダを注文している豹の姿が想像できないの
と同じくらい。
秋川笙子はジャガーの車内をのぞき込みながら言った。「たいへん不躾なお願いですが、この
車に少しだけ乗ってみてかまいませんか? 運転席に座ってみるだけですが」
「もちろん」と免色は言った。そして声を整えるように軽く咳払いをした。「いくらでも乗って
みてください。もしよかったら、運転なさってもかまいませんよ」
彼女がそれほど免色のジャガーに関心を示すのを目にするのは、私にとっては意外なことだっ
た。穏やかで清楚な外見からして、車に興味を持ちそうなタイプには見えなかったからだ。しか
し秋川笙子は目を輝かせてジャガーの運転席に乗り込み、クリーム色の革シートに身体を馴染ま
せ、ダッシュボードを注意深く眺め、ハンドルに両手を置いた。それから左手をシフトレバーの
上に載せた。免色はチノパンツのポケットから車のキーを取り出し、彼女に渡した。
「エンジンをかけてみてください」
秋川笙子は黙ってそのキーを受け取り、ハンドルの脇に差し込み、時計回りに回した。その大
きな描科の獣は一瞬にして目を覚ました。彼女は底深いエンジン音にしばらくうっとりと耳を澄
ませていた。
「このエンジンの音には聞き覚えがあります」と彼女は言った。
「4・2リッター V8のエンジンです。お父さんの乗っておられたXJ6は六気筒で、バルブ
の数も圧縮比も違いますが、音は似ているかもしれません。化石燃料を盛大に無反省に燃やして
いるという点にかけては、今も昔も変わることなく罪深い機械です」
秋川笙子はレバーを上げて右折のウィンカーを出した。独特のこんこんという明るい音が聞こ
えた。
「この音がとても懐かしいわ」
免色は微笑んだ。「これはジャガーにしか出せない音です。他のどんな車のウィンカーの音と
も追っています」
「私は若い頃、XJ6で密かに練習して運転免許を取ったんです」と彼女は言った。「パーキン
グ・ブレーキが普通とは少し追っているので、初めて他の車に乗ったときにはけっ号っ戸惑いま
した。どうしていいかわからなくて」
「よくわかります」と免色は微笑んで言った。「英国人というのは、なにかと妙なところにこだ
わるんです」
「でも車の中の匂いは、父の車とは少し追うみたい」
「残念ながら追っているかもしれません。使われているインテリアのマテリアルが様々な事情で、
昔とまったく同じというわけにはいかなくなったのです。とくに二〇〇二年にコノリー社が皮革
を提供しなくなってからは、車内の匂いはずいぶん変わってしまいました。コノリーという会社
そのものが消滅してしまったからです」
「残念だわ。あの匂いがとても好きだったのに。なんていうか、父の匂いの思い出と一緒みたい
になっていて」
免色は言いにくそうに言った。「実を言いますと、私はこのほかにも古いジャガーを一台特っ
ているんです。そちらならあるいは、お父さんの車と同じような匂いがするかもしれません」
「XJ6をお持ちなんですか?」
「いいえ、Eタイプです」
「Eタイプって、あのオープン・力ーですか?」
「そうです。シリーズーのロードスター、六〇年代半ばに作られたものですが、まだしっかり走
ります。これもやはり六気筒の4・2リッター・エンジンを積んでいます。オリジナルのツー・
シーターです。さすがに幌は新しくしましたので、正確な意味ではオリジナルとは言えないので
すが」
私は車のことはまったく詳しくないので、何の話なのかほとんど理解できなかったが、秋川笙
子はその情報にある種の感銘を受けたようだった。いずれにせよ、二人がジャガー車という共通
の――おそらくはかなり狭い領域の――趣味を持っていることが判明したおかげで、私はいくら
か気が楽になった。初対面の二人の会話のために話題を見つけてやる必要が、これでなくなった
わけだから。まりえは自動車に開しては私以上に興味を持っていないらしく、二人の会話をいか
にも退屈そうに開いていた。
秋川笙子はジャガーから降りてドアを閉め、車のキーを免色に退した。免色はキーを受け取り、
チノパンツのポケットに戻した。それから彼女とまりえはブルーのプリウスに乗り込んだ。免色
がまりえのためにドアを閉めてやった。ジャガーとプリウスとでは、ドアの閉まる音がまったく
違うことに私はあらためて感銘を受けた。音ひとつとっても世界には実に多くの差違がある。ダ
ブルベースの同じ開放弦を一度だけぽんと鳴らしても、チャーリー・ミンガスの音とレイ・ブラ
ウンの音が確実に追って聞こえるのと同じように。
Ray Brown
「それでは来週の日曜日に」と免仏は言った。
秋川笙子は免仏に向かってにっこりと微笑み、ハンドルを握って去って行った。トヨタ・プリ
ウスのずんぐりとした後ろ姿が見えなくなってしまうと、私と免仏は家の中に戻った。そして居
間で冷えたコーヒーを飲んだ。我々はしばらくのあいだ口をきかなかった。見仏は身体全休から
力が抜け落ちてしまったみたいだった。過酷な長距離レースを走り終えてゴールインしたばかり
のランナーのように。
「美しい女の子ですね」と私は少ししてから言った。「秋川まりえのことですが」
「そうですね。大きくなったらもっときれいになるでしょう」と免仏は言った。しかしそう言い
ながら、頭では何か違うことを考えているみたいに見えた。
「彼女を近くで見て、どう感じました?」と私は尋ねた。
免色は居心地悪そうに微笑んだ。「実を言うと、あまりよく見ることができなかったんです。
緊張していたものですから」
「でも少しは見たでしょう?」
Charles Mingus
免色は肯いた。「ええ、もちろん」。それからまたしばらく黙っていたが、急に顔を上げて真剣
な眼差しで私を見た。「それで、あなたはどのように思われましたか?」
「どのように思うって、何をですか?」
免色の顔にまた少し赤みが差した。「つまり、彼女の顔だちと私の顔だちとの間には、何か共
通点のようなものはあるのでしょうか。あなたは画家だし、長く肖像画を専門的に描いてきた方
だから、そういうことはおわかりになるのではありませんか」
私は首を振った。「たしかにぼくは顔の特徴を素早く掴む訓練を積んでいます。でも親子の見
分け方まではわかりません。世の中にはまったく似ていない親子もいれば、そっくりな顔をした
赤の他人もいます」
免色は深いため息をついた。身体全休から絞り出されるようなため息だった。彼は両手の手の
ひらをこすりあわせた。
「私は何も鑑定をお願いしているわけではありません。あくまで個人的な感想をうかがい
たいんです。ごく些細なことでかまいません。もし何か気にとめられたことがあったら、教えて
いただきたいのですが」
私はそれについて少し考えた。そして言った。「ひとつひとつの具体的な顔の造作について言
えば、あなたがた二人のあいだに似通ったところはあまりないかもしれない。ただ目の勤きには、
何かしら相通じるものがあるように感じました。しばしばはっと、そういう印象を受けました」
彼は薄い唇を結んで私の顔を見た。「私たちの目に共通したところがあるということですか?」
「感情がそのまま率直に目に出るところが、あなたがた二人の共通点かもしれない。たとえば好
奇心とか、熱意とか、驚きとか、あるいは疑念とか、抵抗感とか、そういう微妙な感情が目を通
して外に現れます。表情は決して豊かとは言えないのに、両目が心の窓みたいな働きをしていま
す。普通の人とは逆です。多くの人は表情はそれなりに豊かでも、目はそれほど生き生きしてい
ません」
免色は意外そうな顔をした。「私の目もそのように見えるのですか?」
私は肯いた。 「そんな風に意識したことはなかったな」
「自分でコントロールしようと思っても、きっとできないものなのでしょう。あるいは意識して
表情を抑制しているぷん、感情が目に集中して出てくるのかもしれません。でもそれもよくよく
注意深く観察していないと読み取れない程度のものです。普通の人ならまず気づかないかもしれ
ない」
「でもあなたにはそれが見える?」
「ぼくは人の表情の把握をいねば職業にしています」
免色はそのことについてひとしきり考えていた。そして言った。「私たちはそのような共通点
を特っている。しかし血を分けた親子かどうかということになると、それはあなたにもわからな
い?」
「ぼくは人を見ていくつかの絵画的印象を特ちますし、それを大切にします。しかし絵画的印象
と客観的事実とは別のものです。印象は何も証明しません。風に運ばれる薄い蝶々のようなもの
で、そこには実用性はほとんどありません。それで、あなたはいかがですか? あなた自身は彼
女を前にして何か特別なものを感じなかったのですか?」
彼は何度か首を握った。「一度短く顔を合わせたくらいでは何もわかりません。もっと長い時
間が必要です。あの少女と一緒にいることに慣れなくては……」
それから彼はもう一度ゆっくり首を握った。何かを深すようにジャケットのポケットに両手を
突っ込み、またそれを出した。自分か何を深していたか忘れてしまったみたいに。そして続けた。
「いや、回数の問題ではないかもしれません。会えば会うほどむしろ混乱が増していくだけで、
どのような結論にもたどり着けないかもしれません。彼女はひょっとしたら私の血を分けた娘か
もしれないし、あるいはそうじやないかもしれない。でもどちらでもかまわないのです。あの少
女を前にして、そういう可能性に思いを巡らせているだけで、この指で仮想に触れているだけで
一瞬のうちに新しい鮮やかな血液を身体の隅々に行き渡らせることができます。私は生きること
の意味を、これまで本当には理解できていなかったのかもしれない」
私は沈黙を守った。免色の心の勣きに関して、あるいは生きることの定義に関して、私に口に
できるようなことは何ひとつない。免色はいかにも高価そうな薄い腕時計に目をやり、もがくよ
うにぎこちなくソファから立ち上がった。
「あなたに感謝をしなくては。もしあなたが背中を押してくれなかったら、私一人ではおそらく
何もできなかったでしょう」
それだけを口にすると、彼はおぼつかない足取りで玄関に向かい、時間をかけて靴を履き靴紐
を結び直し、それから外に出た。彼が車に乗り込み、立ち去っていくのを、私は玄関の前から眺
めていた。ジャガーの姿が見えなくなると、あたりは再び日曜日の午後の静寂に包まれた。
今回も、隠喩(いんゆい)が遷化(せんげ)する。実に面白い。
All the world's a stage,
And all the men and women merely players;
They have their exits and their entrances
—William Shakespeare, As You Like It,
この項つづく