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再エネが一番安い時代 Ⅱ

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  ● 成長戦略『双頭の狗鷲』


● 景気条項とはなにか? 


 

 この法律の公布後、消費税率の引上げに当たっての経済状況の判断を行うととも
 に、経済財政状況の激変にも柔軟に対応する観点から、第二条及び第三条に規定
 する消費税率の引上げに係る改正規定のそれぞれの施行前に、経済状況の好転に
 ついて、名目及び実質の経済成長率、物価動向等、種々の経済指標を確認し、前
 二項の措置を踏まえつつ、経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行の停止
 を含め所要の措置を講ずる


上の景気条項とは消費増税附則18条である。そこにはと書かれている。この「措置を
講ずる」というのは、政府としては新たな法案を国会に提出することだ。それが実効
性を持つためには、国会で成立しなければいけない。この条項は増税阻止のきっかけ
になっても、その決定打にはならないと、先日のブログ引用した高橋洋一が、現代ビ
ジネス(2014.11.24)で指摘し(衆院解散「大義なし」批判は財務省からのアメを失
った増税派の遠吠えにすぎない!
ニュースの深層)、消費増税ストップ法案は国会で
否決されるどころか、提出もできなかったのは、誰でも知っている事実だ。というの
は、財務省が増税すれば予算措置のアメを与えると国会議員の大半を籠絡していたか
らだと、自らの経験を交え「

そこで、安倍総理は、衆議院議員を全員クビにして、つまり解
散して、総選挙で財務省ではなく国民から意見を聞いてこいといったわけだ」と警告
しているが、痛烈なのは、つぎの箇所だ。


 そもそも、今回の消費増税の根拠になっている消費増税法は、民主党政権の選挙
 公約になかったのに、財務省が政権運営に不慣れな民主党幹部を籠絡して、同時
 に野党の自民党も抱き込んで、国会で成立させたものだ。財務省は、国民ではな
 く国民に選ばれた議員による間接民主主義の弱点を知悉(ちしつ)している。国
 民すべてを騙すのは難しいが、少数の国会議員なら騙しやすいのだ。(中略)消
 費増税については、財務省の国会議員、マスコミへの「ご説明」が行き届いた状
 態であった。「ご説明」だけではない。国会議員は、増税後の予算のアメ、地方
 議員や地方の首長も増税後のアメ、経済界は増税後の減税、マスコミは増税後の
 軽減税率、エコノミストは親金融機関への財務省の便宜供与、学者・有識者はそ
 れぞれ増税後のステータスなどで、増税支持を既に明確にしていた。


わたしをはじめ、多くの勤労国民は、公約になかった増税を提案したため、反民主で
でなだれ込んだ(?!)選挙の結果として安部内閣が誕生したのは当然だが、高橋洋一は
こう結んでいる。


 確実に起こった影響は、安倍首相が解散を言ってから、少なくとも増税派(予算
 をばらまきたい財務省、そのおこぼれをもらおうとする国会議員、地方議員、首
 長、経済界、マスコミ、有識者、学者など)から表立っての増税論はなくなった
 ことだ。ただし、この増税派は反省してもらいたい。昨年夏から、増税しても景
 気は大丈夫というウソをつき、その結果、増税後に景気は悪くなった。それを、
 天候不順、なかには、エボラ熱、デング熱などが原因という「お笑い」までが官
 邸のホームページに出てきた(→こちら)。いかに〝ポチ・エコノミスト〟がデタ
 ラメかということが誰にもわかる。

財務官僚組織から、えん罪という苛烈なバッシングを経験したことのある彼ならでは
の発言でもあるが、いつのまにか増税うんぬんの問題が、人権がいとも簡単に粗末に
扱われ良いものかと反省させられることになり、なんとも醜いものを覗くような仕儀
となった。

 

【オールソーラーシステム完結論 36】  

● ドイツ・ヘリゴランド島発のエネルギー革命

先進諸国のなかで、ドイツほど地球温暖化ソリューションを真剣に模索し推進してき
た国は少ない。本土から60マイル(約百km)も離れた北海のただ中にあるドイツの風
力タービンは、およそ60階建てのビルの高さで立ち並んでおり、一基あたりの経費は
最高3千万ドルにものぼるというが、このドイツの野心的なプロジェクトは、驚くべ
き成果を上げ、電力の30パーセントが再生可能エネルギーで供給される。この数字を
超える小国も多くあるが、ドイツの達成率はこの水準に達した工業国のなかで突出し
米国の2倍以上となっている。(Sun and Wind Alter Global Landscape, Leaving Utilities
Behind - NYTimes.com  SEPT. 13, 2014)

ドイツの事例は、電力システム再構築の新たな節目の出来事となり、再生可能エネルギーに
向けた徹底した取り組みの影響は、ドイツ沿岸をはるかに超えた地域にまで及び、風力ター
ビンや特にソーラーパネルの巨大な需要が生まれたことで、中国の大手製造業者の市場参
入が促され、それらの要因が相乗効果となって、コストがほんの数年前に可能だと考えてい
た以上の速さで逓減している。米国のワシントンの議会がスムースに対応しないこと
に業を煮やしたいくつかの州では、2020年までに、できるだけ早く20~30パーセント
の再生可能エネルギーを目指す独自目標を設定しているという。ドイツは、ソーラー
パネル、風力タービン、バイオガス工場、その他の再生可能なエネルギー源の設置を
望む農民や住宅所有者、企業、地域の共同組合などにリターンが保証されていること
をちらつかせながら、このプログラムに1400億ドル以上を投じたが、この計画の財源
は、ドイツ人家庭の年間約280ドルになる電気料金に課された追加料金で賄われている
がその一部は、再生可能なエネルギーが電力卸売価格を押し下げたことで相殺されて
いる。

 

● 電力会社への脅威

再生可能エネルギーのコストが低下するということは、電力供給会社にとっての潜在
的な災難となり、1日のうちで電力の需要が大きい、つまり電気料金が高い時間帯に
多くの金を儲けているが、太陽光発電は、たとえ少量であっても、それらピークの時
間帯の卸売価格を下げるため特に破壊的になりかねないというもの。太陽光発電は急
速に伸びているが、米国の発電量は1パーセントに満たないが、悪影響は大規模には
見られないが、異なる電力源の割合の変化に伴い、破綻を怖れる電力会社のなかには、
ソーラーパネルを促進する諸規則を攻撃しはじめているところもある一方、逆の路線
をとり、自らソーラー市場に飛び込んでいる電力会社も見られる。例えば、カリフォ
ルニア州では、2020年までに33パーセントの再生可能エネルギーを目指し、目標達成
の可能性が次第に高まっているという。太陽光発電が7パーセント、風力タービンが
約10パーセントを供給するドイツでは、収益性が高かった1日の時間帯における電力
卸売価格が値崩れし、大手電力会社は今春、年間38億ドルの損失を発表した際に、再
生可能エネルギーの市場への参入が遅かったことを認めている。


● 技術革新がさらに再エネを担保する

新しい技術により、多様なアプローチが可能になっている。例えばアップルやグーグ
ルは、住宅所有者がデジタル・サーモスタットのような機器を使って、自宅の電力管
理をおこなえるなどの新しい機会から利益を得るようなビジネスに何十億ドルという
投資をしている。また、電気料金を月平均にするのではなく、希望する顧客に対し、
理論上はリアルタイムで変化させることも可能となる。電気料金が高くなれば節電が
促される。また、逆に皿洗い機や湯沸かし器などの家電に内蔵されたスマートチップ
で、電力が豊富で価格が安い時間帯にそれらを作動するようにもできる。さらに、別
方法――より高電圧の電線と離れた場所にある風力発電所と太陽光発電を接続し、変
動を抑制管理できというが、これらの多くは技術的に実現可能で後は、政府・行政の
制度設計・法整備だけということになる。 

 

● 紅葉名所 胡宮神社

胡宮神社は、敏達天皇の勅願とも言われ、多賀二座の一とも伝えられ、古くは青龍山
頂の「磐座」崇拝にその起源をなしており、鎌倉時代には、天台宗敏満寺の鎮護の神
として栄えた。48伽藍120坊の規模があり、浅井長政・織田信長の焼き討ちにあって
衰退したが、1638年徳川家光により造営され復興を遂げた。三軒社流造りの県指定文
化財。山腹には無数の石仏谷(国指定文化財)があり、それを下ると広大な宿坊舎跡
が確認される。

 

青龍山の山頂に磐座(上/右)があり、山全体が神様という神体山である。磐座は磐
境とも言い奥宮をさす。胡宮神社には、国の名勝にも指定されている胡宮神社社務所
庭園がある。胡宮神社がある場所は、神社の神体山である青龍山の麓、かつては湖東
三山にも並び称せられたほどの名刹、敏満寺という天台宗の寺院があったところだ。
胡宮神社社務所庭園も、もとは敏満寺内の一院だった福寿院の庭園として作庭された。
のご神体は背後にそびえる青龍山そのものであり、頂上には結界となっている胡宮神
社の奥宮である磐座(いわくら)があることから、太古の昔から青龍山一帯は信仰の
地であったことが想像できる。このような由緒ある神社のなかにある庭園、胡宮神社
社務所庭園は、先に述べた福寿院の庭園として作庭されたが、明治期の神仏分離令に
よって福寿院がなくなり、胡宮神社社務所に隣接する庭園となった。庭園の作庭時期
は定かではないが、室町時代末期から江戸時代初期にかけてとみられており、書院か
ら眺めるように作られた観賞式林泉園となっている。

 

例年11月上旬から11月下旬にかけて、真っ赤になったモミジが境内を鮮やかに染め上
げ、秋の風情を楽しみながら散策できる。11月15日(土)から11月30日(日)の期間は、
聖徳太子が彫ったと言われる石造観世音立像の特別公開。また、日没から21:00頃まで
夜間ライトアップも行っている。名神高速道路多賀SAからは、神社に向かう遊歩道が
設けられている。


 ところで、随分前になるが敏満寺には、おかき・あられの専門店があり、山椒が
  効いた独特の風味をもつあられを買い付けていたが、いまはどうなっているのだ
  ろうか帰りに立ち寄ってみよう。
 

  ● 今夜の一曲

 

     帰り道/僕の足/白黒の真昼 

     呼吸はどうか/普通はどうか/手を当てた胸に

     記憶が揺れる/また手が触れる

     離さないで/離さないで/誰かそこにいるの

     途中のまま/止まったまま/時計に置いていかれる

     歩かなきや/走らなきや/昨日に食べられる

     どうしても見る/見たくない傷

     忘れないで/忘れないで/心だけが世界

     数秒後出会う/景色さえも

     想像できなくなってしまった

     鏡の中でこっちを見ている

     知らない人に/全て知られている

     まだ心臓が/まだ心臓が


          ・・・ 中略 ・・・


     パレードは続く/パレードは続く/パレードは続く/パレードは続く

     心だけが世界

     僕はここにいるよ

     心だけが世界

     弱く燃える灯り



                       唄 BUMB CHICKEN『パレード』
                
                                            作詞/作曲 藤原基央



映画「寄生獣」のワールドプレミア舞台挨拶が本日10月30日に東京・TOHOシネマズ
六本木ヒルズで行われ、主題歌「パレード」を提供したBUMP OF CHエCKENが出席し
た。舞台挨拶にはキャストの染谷将太、深津綾里、橋本愛、東出島犬、監督の山崎貴
も参加。BUMP OF CHICKENは中盤に斗人そろって登壇し、キャスト陣や監督とと
もにトークを繰り広けたという。PVでは壮絶な風景の中で演奏するメンバーがフォー
カスされる。さらにPVの中では藤原基央の右手にパラサイトが宿り寄生するシーンが
登場する。BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)は、1994年に結成した和製
ロックバンド。略称としては『バンプ』『バンチキ』『BOC』が用いられる。トイズ
ファクトリー所属。バンド名『弱者の反撃』という意味を持って名付けられた。リリ
ース音源はほぼ全てハーフ・ダウン・チューニング(ギターとベースは、レギュラー
チューニングから全ての弦を半音下げた状態)で作られている。ユグドラシル収録の
「asgard」「midgard」やCOSMONAUT収録の「三ツ星カルテット」「beautiful glider」
等では変則チューニングを用いて作られている。尚、全員が1979年生まれ。メンバー
は皆平等、との考えから、バンド内でのリーダーは決めていない。


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