離婁(りろう)篇 / 孟子
※ 殷鑒(いんかん))遠からず:コンパスが円形の、定規が方形の最良
の規準であるように、聖人は人倫の最高の規準である。真の君主とな
るには君主としての道に徹し、真の臣下となるには臣下としての道に
徹すべきである。それには堯と舜を模範にしなければならない。舜が
堯に仕えた態度を見習わないで君主に仕えるのは、君主を敬わない者
だ。堯人民に対する態度を模範としないで政治を行なうのは、人民を
虐待する者だ。
孔子は言った。
「人の道はただ二つ。仁か、さもなければ不仁だ」
人民を虐待すれば、甚だしいときは、わが身は殺され国は滅ぼされる。
それほどでなくとも、危険な目にあい、領土は削られる。こんな君主
には幽(ゆう)とか厲(れい)とかの誰がつけられる。たとい子孫に
孝子が出ても、その不名誉は末代まで消えない。『詩経』に、「朧朧
遠からず 近く夏后の世にあり」 とあるのはこの意味である。
〈幽とか厲〉幽は暗愚の意、属は残虐の意で、比喩的に暗君・暴君をさ
している。
〈殷鑒遠からず〉夏の桀王は暴政を行なって国を滅ぼしたが、次の王朝
の殷の紂王がそれを鑒(いまし)めとせず国を滅ぼしたこと。戒めは
すぐ近くにあるとの意。
【樹木トレッキング Ⅶ:シラビソ】
シラビソ(白檜曽、学名:Abies veitchii)とは、マツ科モミ属の常緑針葉樹で、日本の固有種
である。シラベとも呼び、本州の亜高山帯に見られる常緑高木で、北は福島県から南は四国
にわたって自生している。球果は美しい青紫色で緑色のものもあり、これをアオシラビソまた
はアオシラベといっている。築は線形で先端はへこんでおり、枝にはややかっ色の毛が多く、
樹皮は灰色で多少かっ色を帯びている。北海道のトドマツもこれによく似ているが、本州産と
してはオオシラビソノがよく似ている種類である。これはオオシラベ、アオモリトドマツなど
と呼ばれ、北は青森県から南は赤石山系、さらに福井県にまでおよんでいる。シラビソより寒
さに強く、北方または高所にはえており、ハイマツ帯にまで入りこんでいることもある。枝に
は赤かっ色の毛が密生し、葉は枝に密生し、上から見ると葉のために柱は全く見えない。樹皮
はやや青みを帯びた灰白色なので、熟練すれば幹だけ見ても区別ができる。材はいずれも建築
材、パルプ材とする。四国産のものはシコクシラペとして別種または変種ともされている。
シラビソの幹にも小さなポコポコがあり、割れ目からトロリと精油が現われと強烈な芳香が鼻
をつく。樹液は粘り気が強く、揮発性があり殺菌性も高い。むかしは傷口にぬり込んでみたり、
眠気を抑えるために鼻の下に塗ってみたりもして用いていた。
No.113
【エネルギーフリー社会への道】
今回は、連載してきたシリーズの総括として最新ニュースを掲載する(「ポスト・エネルギー
フリー社会論」のための序章に位置するするだろうか)。2050年までの射程から言えそう
なこと、そして、そのためのボトル・ネックエンジニアリング(隘路)にも軽く触れている。
♔ すべての道はソーラーへと繋がる
● セブン・イレブン 路面型太陽光パネル敷設
12月6日、セブン-イレブン・ジャパンは、同社が入居する「二番町ガーデンビル」内のセ
ブン‐イレブン千代田二番町店」を、次世代技術を採用したモデル店舗として再オープンした。
路面型太陽光発電設備や純水素燃料電池など、全体で88社から提案を受けた58種の技術に
よる設備を採用した。同店舗での試用・検証した上で可能なものから全国約1万9900店舗
への拡大を検討している。 国内外のさまざまな分野の企業から「環境負荷の低減」「働きや
すさの向上」「快適な店内環境づくり」をテーマとした技術や設備の提案を受け、それらを採
用し、「人と環境にやさしい店舗」とした。店舗全体の外部から調達する電力量を約28%削
減し、設備に関連する作業時間を1日当たり約5.5時間削減した。
環境負荷を低減する設備としては、仏大手建設Bouygues(ブイグ)グループの道路工事会社
Colas(コラス)社による路面型太陽光発電設備「WATTWAY by Colas」を採用(上写真)。
床面に高透過性・高耐久性コーディングを施した太陽光パネルを設置した。アジアでの採用は
初めてという。100平方メートルに敷設した場合、発電量は約1万kWh/年を見込み、これ
は22013年標準店舗で使用する電力量の約7.2%に相当。 さらに、岩谷産業による純水
素型の燃料電池システムを搭載した。水素ボンベ1本あたり約8時間、発電できる。24時間、
稼働した場合の発電量は約1万2264kWh/年を見込み、これは同標準店舗の電力量の約8.
8%に相当する。
また、現行のセブン-イレブン店舗に導入している標準的な太陽光パネルと比べて発電能力が
約102%と、高効率の三井物産プラントシステム提供の太陽光パネルを採用した。発電量は
1万1424kWh/年を見込み、標準店の約8.2%の電力量に相当する。このほかにも、自動
調光機能付き店頭看板(三協立山、タテヤマアドバンス提供)、二酸化炭素冷媒を使用した冷
凍・製造設備(サンデン・リテールシステム、中野冷機、パナソニック提供)、サトウキビ由
来のバイオ樹脂(PE)を使ったステッカー(凸版印刷提供)などを採用する。
♔ すべての道は水素エネルギーへと繋がる
● 世界初、水素発電で市街地に供給 神戸で実証実験
12月10日、川崎重工業(神戸市中央区)と大林組は、水素から生まれた電気や熱を市街地
へ供給する試験の施設を、神戸・ポートアイランドに完成させたと発表。水素と天然ガスを燃
焼させてガスタービンで発電。市街地への供給は世界で初めてという。2018年1月上旬に
試運転を始め、2月上旬から3月中旬まで本格的な実証試験を行う。移転に伴い稼働を止めた
ごみ焼却場「旧港島クリーンセンター」内に、出力1100キロワットのガスタービンを設置。
総事業費は約20億円。プラントの敷地は約3700平方メートル。水素だけを燃焼させたり、
天然ガスを混ぜて発電したりして、安定して運用できるかを調べる。水素は現状では化石燃料
を使うより割高だが、30年ころには経済性も見合うようになると参加企業などは見込む。同日
開いた式典で、川崎重工の金花芳則社長は水素社会へのけん引役である水素発電の実用化への
意欲を示した。
● 最新コストダウン型水素製造技術
❏ 特開2017-206770 水素製造
ユニーク・グローバル・ポッシビリティーズ・ピーティーワイ・リミテッド
【概要】
現在、商業的な水素製造は、主にメタン(天然ガス)の水蒸気改質を利用している。世界の水
素生産の3/4以上がメタン水蒸気改質を用いている。この方法では、高温(約1,000℃)の蒸
気とメタンが反応して、合成ガス(synthesis gas syngas)(一酸化炭素および水素の混合物)を
生産する。製造される一酸化炭素は、その後の水性ガスシフト反応によって、さらなる水素の
生成を伴って二酸化炭素に変換する。さらに、石炭ガス化を介しても行われる。この方法では、
高温および高圧の蒸気と酸素は石炭と反応し、合成ガスを生成する。石炭ガス化は、欧州およ
び米国の双方において最も古い水素製造方法がある。そして、少量の高純度の水素は、水の電
気分解により製造される。この方法では、水に沈めた2つの電極の間を通る電流を用いて水が
水素と酸素に分解される。水素はカソードで集め、酸素はアノードで集める。他の方法として、
バイオマスガス化、カーボンブラック水素法(carbon black and hydrogen process)、光電気分解、
水の熱分解、および光生物的水素製造などがある。
これらのなかで、水電気分解の水素製造法は、最も汚染が少ない水素製品である。幾つかの汚
染物質は、処理を容易で、または処理速度を上げる添加物質は、アニオンが酸化するアノード
で特に生じ(アノード泥など)。幾つかの汚染物質はプロトンと電子と水中に存在する物質の
反応からカソードで生じる。電極損傷または溶解のどちらかが起こる場合があり、電極交換に
はかなりの費用がかかるものの、原則的に水電気分解法は、他の水素製造法と比較して、二酸
化炭素、汚染物質、および毒性を有する副生成物の全体的な生成を著しく最小化する。このよ
う、コストダウンできる製造方法――(a)水性液体を二酸化炭素に曝す段階と(b)水素を
製造するために水性液体に電流を流す段階を含み、水性液体が二酸化炭素に曝され、水素を生
成するために水性液体に電流が流される水素製造方法で、水性液体が二酸化炭素に由来する電
解質以外の電解質を含まない、水素製造装置。水性液体が二酸化炭素に曝す方法は二酸化炭素
を含有するガスを水性液体を通しても良いし、水性液体表面を曝しても良い。二酸化炭素存在
下で水素発生効率が向上する――を提供する(詳細は下図参照)。
実施例:異なる電圧における1気圧の二酸化炭素の下での水からの水素製造
最小限の白金電極表面領域を備えた修正ブラウンリーまたは修正ホフマン装置で0.01アンペ
ア未満の電流を用いて下表に示す電圧で水素は電流の開始から10分で水素ガス定量測定する。
❏ 特開2017-034843 水素製造システム、水素供給ステーション及び水素製造方法
株式会社東京機械製作所
【概要】
水素自動車へ水素を供給する方式としては、❶水素ステーション内で水素を製造し供給するオ
ンサイト型の供給方式と、❷水素ステーションと離れた場所で製造した水素を専用の液化水素
ローリー車又は高圧容器搭載車により水素ステーションまで運搬し、水素ステーションに設置
された貯槽に貯蔵して供給するオフサイト型の供給方式と、❸水素が充填された高圧容器を搭
載した高圧容器搭載車を水素ステーション替わりに活用する移動型の供給方式とがある(オン
サイト型の供給方式では、各水素ステーション内に水素発生装置、圧縮機、蓄圧器(水素蓄積
手段)及び充填器(水素供給手段)等で構成される大型の燃料充填装置を設置する必要がある
ことから、膨大な費用と敷地が必要となり、設置が容易ではないという問題がある。特に、従
来の水素発生装置は、ガソリン等の危険物を数百度以上の反応温度で改質して水素を発生させ
るものであることから、設備規模が大きくならざるを得ないと共に、監視者の常駐が必要とな
る。このため、現在のガソリンステーションと比較して、水素ステーションの設置数は少なく、
水素自動車での走行中に燃料切れが発生すると、直ちには燃料補給ができないことが多いという
問題がある。
設置箇所の制約が少なく、かつ、自動で効率良く水素を製造することが可能な水素製造システ
ム、水素供給ステーション及び水素製造方法の提供にあって、下図のように、水素供給ステー
ション1は、水素を製造する水素製造システム10を備える。水素製造システム10は、太陽
光エネルギーに基づいて発電する太陽光発電装置20と、電気事業者2の系統電源から供給さ
れる電力を受電する受電装置30と、太陽光発電装置20により発電された電力又は受電装置
30により受電された電力を用いて水素を製造する水素製造装置50と、太陽光発電装置20
における発電量に基づいて、太陽光発電装置20と水素製造装置50とが電気的に接続される
第1の接続態様と、受電装置30と水素製造装置50とが電気的に接続される第2の接続態様
とを切り替え可能に構成された電力切替装置40とを備える(詳細は下図参照)。
♔ すべての道はカーボンキャプチャへと繋がる
● 低コスト型最新カーボンキャプチャ技術
❏ US 9624111 B2 Integrated process for carbon capture and energy production
炭素捕捉とエネルギー生産の統合プロセス
【概要】
再生可能エネルギー利用が増加しているが、世界のエネルギーの80%以上がまだ化石燃料を
燃やし、同時にパリ気候協定の下では、2080年までにゼロエミッションを実現には、世界
の二酸化炭素排出量を逓減が喫緊の架台となっている。このため、カーボンキャプチャ(二酸
化炭素補足装置)でカーボーンを捕捉し、地下に圧送/貯蔵するカーボン(二酸化炭素)回収
システムをサブシステムとして研究開発され、万一の緊急手段として準備している、さて、二
酸化炭素補足削減する技術アプローチには、①二酸化炭素を地下に圧縮/隔離する方法、、②
二酸化炭素をアンモニアで捕捉し、高温高圧操作の下、順浸透処理法があが、このような現行
法では、複雑な装置が必要で、処理コストがかかり、かつ、膨大なエネルギー必要とする。こ
こで提案されている方法は、捕捉二酸化炭素とアンモニアを反応させエネルギー利用し、有用
な窒素化合物の製造の2つ工程を統合するものでが提案されている(詳細は下図参照)。
、
具体的には、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウムあるいはそ
れらの混合物溶液を生成する。これらの溶液は、分解アンモニア、二酸化炭素、沈殿物、ある
いは混合物を生成し、溶液の分解は、(a)アンモニアと二酸化炭素がカルバミン酸アンモニ
ウム、尿素またはそれらの誘導体の製造に適したモル比で生成するように分解、(b)ほぼ大
気圧で分解、(c)高温平衡が実質的に存在しない状態で分解、(d)低品位熱で分解、(e)
実質的に分離したアンモニアと二酸化炭素を生成することで適切な条件下で半透膜、凝縮物、
または水溶性溶媒の存在下で分解、(f)炭酸塩、重炭酸塩、カルバミン酸塩、またはそれら
の混合物の塩を含む沈殿物を形成する条件下で分解といった工程処理を行い実現することが提
案されている(詳細は下図参照)。
回収された二酸化炭素からエネルギーおよび有用な窒素化合物を生成するための統合さ
れたプロセスであって、捕捉された二酸化炭素の少なくとも一部から形成される炭酸ア
ンモニウム、重炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウムまたはそれらの混合物の
溶液を形成するステップと、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、カルバミン酸
アンモニウムまたはそれらの混合物の溶液を分解して、アンモニア、二酸化炭素、また
はそれらの混合物を含む第2の水溶液を形成する工程;前記第2の水溶液を形成するため
の前記溶液の分解は、水溶性有機溶媒の存在下で行われ、沈殿物の非存在下で気体二酸
化炭素およびアンモニア水を形成する方法。 前記溶液をするために使用される捕捉された二酸化炭素が、水蒸気改質から、ガスシフ
ト反応から、接触改質から、天然ガス精製から、土壌充填ガス、バイオガスから、廃水
処理、発酵、呼吸、空気から、またはそれらの混合物から得ることができる。 溶液の形成が、水素、メタン、またはこれらのガス流中の二酸化炭素を捕捉することに
よって他の所望のガスを含むガス流の精製によって特徴付けられる、請求項1に記載の
統合プロセス。 カルバミン酸アンモニウム、尿素またはそれらの誘導体を製造することをさらに含む、
請求項1に記載の統合されたプロセス。 溶液の分解が、約0.75気圧?約1.25気圧の圧力および約70℃未満の温度で分解すること
を特徴とする請求項1に記載の一体化プロセス。 溶液の分解が、約40℃?約70℃の温度で分解することを特徴とする請求項1に記載の一体
化プロセス。約60℃である。 有機溶媒が、蒸留、膜蒸留、または半透膜の存在下で除去される、請求項1に記載の一
体化プロセス。 溶液の分解が室温および圧力条件下で生じる、請求項1に記載の一体化プロセス。 前記第2の水溶液が、水、有機溶媒、アンモニア、および二酸化炭素を含み、アンモニ
アの濃度が二酸化炭素の濃度より高い、請求項1に記載の統合されたプロセス。 前記第2の水溶液から気体二酸化炭素を放出させることをさらに含む、請求項1に記載の
一体化プロセス。 二酸化炭素を水に通してバブリングして有機溶媒の蒸気とアンモニアを除去することに
よって気体の二酸化炭素を精製することをさらに含む、請求項1に記載の統合されたプ
ロセス。 前記水溶性有機溶媒を前記第2の水溶液から分離することをさらに含む、請求項1に記載
の一体化プロセス。 廃熱を用いて水溶性有機溶媒を前記第2の水溶液から分離する、請求項12に記載の一体
化プロセス。 前記水溶性有機溶媒が非共沸性である、請求項1に記載の一体化プロセス。 前記水溶性有機溶媒が水の沸点より低い沸点を有する、請求項1に記載の一体化プロセ
ス。 前記水溶性有機溶媒が、アセトン、ギ酸メチル、エタノールおよびイソプロピルアルコ
ールから選択される、請求項1に記載の一体化プロセス。 前記水溶性有機溶媒がアセトンである、請求項1に記載の一体化プロセス。
『ランニングハイ』
甲「理論武装で攻め勝ったと思うなバカタレ!」
乙「分かってる仕方ないだろう他に打つ手立て無<で」
甲「威勢がいいわりにちっとも前に進めてないぜっ」
乙「黙ってろにの荷物の重さ知らないくせして」
向こう側にいる内面とドッヂボール
威嚇して逃げ回り受け止めて弾き返す
「もう痩れた誰か肋けてよ!」
そんな合図出したって
誰も観ていないましてタイムを告げる笛は鳴らねえ
なら息絶えるまで駆けてみよう恥をまき散らして
胸に纏う玉虫色の衣装をはためかせていこう
苛々して仕方ない日は
痩れた体を
都合のいい恋にあずけて
終われば寝た振りして
あれっ俺ツ何してんだろう7
忘れた分からねえ
太陽が照りつけるとやけに後ろめたくて・・・・・・
歌 : Mr.Chlldren
作 詞 : 桜井和弄
作 曲 : 桜井和弄