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熊本地震とナショトレとカヤック

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        人口問題は「なるようになる」しかない。 /  『遺書』 角川春樹事務所 2004.05

 

                                                                   

                                 Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012 

             ※ これは参考意見として受けとめる。

 ● 熊本地震速報 

 
● 最悪事態を想定して冷静に復旧・復興:九州地方の動向に要細心!

JESEAの最新報告(上図参照)によれば、先週と先々週の東西異常変動図と北南異常変動図で熊本と大分県別府湾
を結ぶ線上と熊本と日向を結ぶ線上は今回の地震で水平方向に正反対の動きがあった境目で歪みが貯まっており注
意を呼びかけていたが、別府湾近くで4月29日に大分県中部地震(震度5強)が発生。他方の熊本と日向を結ぶ
線上にある宮崎県の椎葉でこの2週間で2.3センチメートルも急沈降。今回鹿児島県の屋久島の屋久に4.6セン
チメートル、鹿屋に4.3センチメートルの週間異常変動(H)を観測。 北南異常変動図では、鹿児島県と屋久島
は急激な南変位をしめし、九州地域は今後も警戒が必要との見解である。



熊本県は4月29日、同県西原村と甲佐町で計百戸の応急仮設住宅の建設に着手。併せて、これら応急仮設住宅の
建設に当たり、くまもとアートポリスコミッショナーである建築家・伊東豊雄の助言を受けながら、配置計画など
を検討していくことを明らかにしている(「日経アーキテクチュア」2016.05.06)。県はこれらの建設に当たり、「被
災された方々の痛みを最小化し、日常的なコミュニケーションが生まれるよう、熊本広域大水害などでの経験を生
かして、くまもとアートポリスコミッショナーである建築家・伊東豊雄氏からの助言を受けながら、配置計画など
を工夫して『みんなの家のある仮設住宅』づくりを進める」としている。

 

 

● 天気がよければ竜王山

予定通り 「トレッキングと修景 Ⅱ」(2016.04.24)の次の目的地竜王山(りゅうおうざん)のルート確認に出か
ける。先回は近江鉄道の「太郎坊宮前駅」で公共交通機関に乗り込むことで帰宅あるいは、トレッキングを継続す
るために移動する想定でいるが登山口をどこに設定するかで、コースが変わる。つまり、このまま近江鉄道で「貴
生川駅」から信楽高原鉄道に乗り換え「紫香楽宮跡駅」に向かい、県道16号線から県道12号線を北上し、「金
勝寺(こんぜじ)」→「馬頭観音登山口」からコースインするか、あるいは「貴生川駅」からJR草津線に乗り変
え「三雲駅」「甲西駅」の東側からか「石部駅」「手原駅」の北側からコースインするの選択肢が発生する。とこ
ろで、この栗東市の金勝(こんぜ)の山々は、古く藤原京の造営用材としてここからヒノキ材を採取したとの記録が
残っているほど、人とのかかわりの歴史の古い山々である、ことより命名の由来するという。

  

● カヤックと釣りの融合

水上スポーツのカヤックをコースインさせたことで、携帯性を持たせたものが欲しいと考えたが、モンベルクラブの
メールが先ほど届き、気軽に水上散歩が楽しめる軽量インフレータブル(空気で膨らませる)カヤックに、折りたた
み式でコンパクトに収納できるフォールディングカヤック、スタンドアップパドルボードなど、全取り扱い商品を網
羅した「カヤック&カヌー2016」デジタル版を公開していることを知る(絶妙のタイミング)。この「ナショトレ構
想」の水上スポーツと釣りを融合させたカヤック&フィッシングをオプシュナル・コースにとも考えているので早速、
参考にする(下図)。、

 

 

朝から、塞ぎ込んだ気分でいたが、そうなんことを考えると、結構元気が出てくる。フィッシングといえばレーモン
ド・カーヴァーも愛好家だったことを思い出す。

 

       魚釣りについて知るべき事柄


   釣り人のコートとズボンはすべからく有髪であるべくして

   厚すぎるもの重すぎるものどもに不適である。何となれば、

   濡れやすいものほど逆に乾きやすいからだ。防水性べっちんや、

   ファスティアンや、モールスキンーそんなものはネズミ捕り屋の装束である―

   などは釣り人の選ぶべき着衣ではない。何となれば、

   一マイル、ニマイルを泳がざるを得なくなった折には

   斯(か)くなる衣服は水を含みて鎧の如く重くなること

   必至だからである。そのうえに1ストーンの魚の入ったびくを

   下げなくてはならぬとなれば、斯くなる事態の招聘は

   やはり避けたいものではないか。我輩の知合いのさる年配の紳士は

   コルク髪の上着を着することを釣り人に勧奨しておられる。どいうのは

   それを肩の下に結びつけておれば、湖のどこの場所にでも自在に

   足を運ぶことができるからである。

   暖かい季節になれば、傘をかざし

   涼しげに心地よく、釣りを楽しむこどもできる。まさしく

   「氷の洞窟の内にて、日差しの喜悦を味わうが如く」に。

   この御仁はまたレディンダ・ソースのひと瓶と、

   「消化薬」と携帯用フライパンは、すべての釣り人の

   旅行装備の一角を占めるべきであろうと考えている。

       ――スティーヴン・オリヴァー『ノーサンバーランド、カンバーランド、ウエスト

       モーランドにおけるフライ・フィッシングの情景と回想』(一八三四年)より
 
                                        from What you need to know for fishing

 

    ちょうざめ

   体はほそく、鉄のあたまはまるで槍の

   扁平な面みたいだ。

   口は下がわについている。

   ちょうざめは川ぞこのものを食べるのだが、

   目はよく見えない。

      苔のような触覚ががらんとしたくちびるの上に

      垂れており、
 
      その背びれとよろいのような背ぼねが

      特徴的だ、なんだか

      べつの世界からとりのこされたみたいな感じに。

      ちょうざめは

      単独で行勤し、大きな淡水河川にしか住まなくて、最初の交接をするまでに

      かれこれ百年はかかる

            むかし父さんと

       セントラル・ワシソトソ・ステート・フェアに行ったときに

       九百ポンドあるちょうざめを見た。そいつは

       農業展示館の片隅に

       上からぶら下げられていた。

    ぼくはそいつが忘れられない。

    カードにはイタリックでその名前が書いてあった。

    いわゆる生活史の概略というやつを

    添えて-

     父さんはそれに目をとおし、それから

     声に出してぼくに読んでくれた

    これまででいちばん大きなやつは、

    ロシアのどこか

    ドン川の中で網にかかった。

    白ちょうざめと呼ばれるやつだ。

    どれくらい大きかったのかは

    はっきりとはわかっていない。

    記録に残っている中でつぎに大きいのは

    アラスカのユーコソ川の河口で

    つかまった河匹かで

    こいつらは千九百ポンド以上もあった。
 
    当標本は

        ――と書いてあった――

    一九五一年の夏にコロンビア川のセリロ・フォールズで

    探索のためのダイナマイト爆破作業がおこなわれた際に死んだものである。

    父さんははなしをしてくれた。かかし父さんが知っていた
 
    三人のおとこがオレゴンで針にかけだのが、たぶん

    世界でいちばん大きなやつにちがいないな、と。

          あまりに大きかったんで、

      ケトフルだかチェーソだか、そういうのを釣り糸がわりに

      つかったんだが、それを引っぱるのに

      何頭かの馬が必要だった、父さんは言った。

      そしてだな、その馬たちでさえしばらくは

      ぴくりとも勤けなかったんだぞ。

    その先のはなしが思い出せない――

    そこまでしてもさかなはたぶん逃げて

    しまったんだろう-おぼえているのは父さんが

    ぼくのとなりで手すりに両腕をおいて前かがみにもたれかかり、
    
    二人でならんでその巨大な死んださかなをじっと見ていたこと、

    そして父さんのとてつもないはなし。そういうのが

    おりにふれてあたまによみがえるのだ。

                                  The sturgeon

              魚を餌に誘うための妙薬

    人間の脂肪と描の脂肪各半オンス、

    ミイラの粉末三ドラム、クミン・シードの
 
    粉末一ドラム、アニスと小麦下穂を蒸留せしオイル

    各六滴、麝香をニダレイン、

    及びヘンナ四グレイン。それにて軟膏を作るべし。

    釣りをする折には、釣り糸の針からハインチの部分に

    それを塗布し、白目製の箱に

    仕舞いおくべし。この軟膏を用いるに際しては

    針の隣に最低三本の髪を結ぶべし。

    一本の髪のみを結びて釣りするならば、

    軟膏は定着することなし。墓を開けて拾いたる

    死びとの骨もしくは頭骨をすりおろし、

    粉末とし、餌虫を保持する骨の中に

    その粉を混ぜるべし。骨の替わりに

    墓場の土を用いるもよし。かくなるのちに

    釣り場を選ぶべし。

                       ――ジェームズ・チータム『漁人必携』(一六八一年)より
                          
                                                         Oyntment to alure fish to the bait

 
夕食まえまでは憂鬱で気張らしや運動を行ったが、アルコールをいれることで緩和されたが、これも疲れかなぁ~と
思っている。なんとか、「分子磁気メモリが可能か、グラフェンで――原子の精度で磁気を制御」(EETTimes.Japan)
を深掘りしたかったそのことをすっかりわすれていたのでこれは残件扱いに。 


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