少女マンガの中に、かつて純文学が演じた高度な天才性が見事に表現されたようなものがあり、
いまの文学自体の中には、あまりなくなって、逆に文学自体が少女マンガから影響を受けている
ような感じが出てきているような気もします。
Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012
愛らしさとたくましさを備え、端正な花をたくさん咲かせる、黄色系のオープンカップ咲き品種。最も人気があ
る品種のひとつで、つるバラとして特に優れ、フェンスやオベリスクにも仕立てられる。とても丈夫で元気よく
生育し、病害虫にも強く育てやすいのが魅力。日本の気候と相性がよく、広域で育てられる優秀な品種とされて
いる。とげが少なめで扱いやすいグラハム・トーマスは、すでに散り、残っている新しい房が少しづつ開花する。
ところで、例のルージュピエールドゥロンサールはどうか?綺麗に馨しいが、今朝も頭をぶつける。痛っつ!
● 歴史に残るオバマ・広島スピーチ
米国ののオバマ大統領が27日午後、現職の大統領として初めて被爆地・広島を訪問しスピーチした。それをテ
レビ観ていた。そして、オバマ大統領は「広島と長崎を核戦争の始まりとして記憶するのではなく、私たち自身
の道徳的な目覚めにしなければならないのです:That is a future we can choose, a future in which Hiroshima and Nag-
asaki, are known not as the dawn of atomic warfare, but as the start of our own moral awakening.」と結んだとき、今もシ
リアで28万もの人の命が失われている現実に思いを馳せながら、こころの奥からこみ上げてくるものを感じ、
大統領の核廃絶への勇気ある映像に拍手を送った。
Obama Calls for Nuclear Disarmament in Hiroshima
住宅・非住宅・系統用の定置型蓄電システムと採用される二次電地の世界エリア別動向
● 電力貯蔵向けリチウムイオン蓄電池市場 25年は5.7倍の大躍進
調査会社の富士経済は23日、電力貯蔵システムに採用される二次電池(蓄電池)―――リチウムイオン電池(
LiB)、鉛電池(Pb)、NAS電池、レドックスフロー電池、ニッケル水素電池、電気二重層キャパシタ――の世界
市場の調査結果をまとめた。
それによると、蓄電池の世界市場は、再生可能エネルギーの導入拡大とそれに伴う系統安定化需要、電力システ
ム改革の進展に伴う新たなエネルギー関連サービスの活性化などの影響により、世界的に今後も大きく成長する
と予想。15年の世界市場規模は1313億円だが、10年後の25年には約5.7倍の7423億円にまで拡大
すると予測している(上図、願ダブクリック参照)。18年以降、世界の多くの地域で再生可能エネルギーによ
る発電コストが既存の電力コストと同等か安価になる「グリッドパリティ」を迎えれば、太陽光・風力発電シス
テムの普及が加速し、それに伴い併設する電力貯蔵システムの需要の拡大が見込めるという。
なかでも、系統用電力貯蔵システムではLiB(リチウムイオン二次電池)の採用が多く、系統安定化などの用途は
でPbやNAS電池の導入が先行していたが、現在はLiBが主流となっているが、この調査では今後LiBの低価格化が一
層進むことで、アンシラリーサービス用途を中心にさらに導入が拡大していくと予測。NAS電池、レドックスフロ
ー電池は4時間超の出力時間が求められる用途で導入が進むとした。Pbは安全性やコスト重視の案件で、特に風
力発電システムの出力安定化用途を中心とした導入が予想している。
また、住宅用の蓄電池市場は、25年に15年比で5倍の2407億円に拡大。住宅用では非常用電源用途の他
深夜電力や太陽光発電による電力を充電し、電気料金が高い日中に利用するピークシフト用途の需要が増加傾向
にある。予約段階で大量の注文を受けた米Tesla Motors社「Power Wall」などを筆頭に、住宅向けの安価な蓄電池
の市場投入が進んでいる点も今後の市場規模の拡大に寄与とする。
従来、住宅用の蓄電池は、北米・中南米やアジア他の一部など、系統インフラが不安定な地域の非常用電源用途
が中心だったが、補助制度の整備も進み、ドイツや豪州、米国の一部で太陽光発電電力の自家消費サポート用途
の導入が増えている。今後はドイツ、豪州、米国における太陽光発電による電力の自家消費需要の拡大、デマン
ドレスポンスや仮想発電所などのサービスを展開するアグリゲーション用途での需要が市場拡大をけん引する。
また、インドやアフリカ諸国などの系統インフラが不安定なエリアにおいては独立電源用途が広がり、堅調な需
要増加。
一方、日本では13年に創設された「定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業費補助金」の後押しを受け、市
場成長が続いてきた。今後は同補助金の廃止などを受け一時的に市場は停滞するが、太陽光発電余剰電力の買取
制度適用終了が始まる2019年前後を契機とし、太陽光発電電力の自家消費サポート用途で需要が増加するとみら
れる。またZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及、アグリゲーション用電源としての利用拡大もあり、
20年以降市場は大幅に拡大と予測している。これは面白い。
● ペロブスカイト太陽電池実用化の此岸:鉛化合物再資源化工学
「ペロブスカイト太陽電池製造技術:塗布型太陽電池向け材料、変換効率18%超」(『ペロブスカイト太陽電
池実用化へ』2016.05.18)で掲載した通り、この電池が実用普及段階――印刷方式で廉価生産でき、30%の以
上の変換効率がなくとも15~20%あれば、従来のシリコン系や無機化合物半導体系より10分の1以下の低
コストで生産可能となる。また、このハライド系有機無機混成ペロブスカイト化合物、あるいは、ハライド系無
機ペロブスカイト化合物系の固体型光電変換素子を用いることで、(2)増感色素の劣化や電解液の漏洩に起因
する耐久性に問題がある色素増感型太陽電池、(3)あるいは、耐光性、耐湿性に問題のある有機薄膜太陽電池
を凌ぐ――に入る。そうすると鉛汚染の拡散を防止し、百パーセント回収する事業開発(プラットフォーム)し
なければならない。
Solliance: Solliance realizes a first up-scaled Perovskite based PV module with 10% efficiency.
現段階でどのような製造プロセスになるのかわからないので、特許申請されている3件の事案より選択してみる。その1つ
が下図の「特開2015-175742 放射性汚染水の処理装置および処理方法 三菱重工業株式会社」で、廃棄物の塩化物
を含む放射性汚染水PW中に鉛化合物を添加して第一汚染水と塩化鉛の沈殿物に分離する鉛添加手段2と、鉛添
加手段2から排出される第一汚染水中に銀化合物を添加して第二汚染水と塩化銀の沈殿物に分離する銀添加手段
3と、を備える。放射性物質および塩化物を含む放射性汚染水から低コストかつ高レベルで塩化物を除去する処
理装置を提供するもので、塩化物除去のために鉛を化学反応させ除去するという副次的使用物のためあくまでも
参考として終始したもの。
【符号の説明】
1 塩化物除去処理装置 2 鉛添加手段 3 銀添加手段 5 保管手段 21 鉛添加部 21a 凝集沈殿
槽 21b 固液分離槽 22 ポンプ 23 ポンプ 24 脱水機 25 鉛除去手段 26 鉛回収手段
31 銀添加部 31a 凝集沈殿槽 31b 固液分離槽 32 ポンプ 33 ポンプ 34 脱水機 35
銀回収手段 101 濃縮処理装置
同様に下図の「特開2016-044987 放射性セシウム汚染物の処理方法 太平洋セメント株式会社」も、放射性セシウ
ムで汚染された物質Cから放射性セシウムを揮発させ、揮発した放射性セシウムを冷却して放射性セシウムの濃
縮塩Dを回収し、回収した濃縮塩を水洗し、水洗によって得られた固形分に含まれる鉛、亜鉛及び銅から選択さ
れる少なくとも一つを回収する。水洗によって得られたろ液に含まれる放射性セシウムを吸着剤Aに吸着させて
回収し、別に回収した鉛、亜鉛及び銅から選択される少なくとも一つを放射線遮蔽材料として、放射性セシウム
を吸着した吸着剤を囲繞する。放射性セシウムを含む物質の減容化率を高めると同時に放射線遮蔽材料を得る放
射性セシウム汚染物の処理方法を提供するもので、参考情報である。
【符号の説明】
1 処理装置 2 ロータリーキルン 3 冷却装置 4 集塵機 5 ファン 6 HMX処理工程 7 吸着装置
8 吸着槽 9 沈降槽 10 ろ過機 11 薬液反応槽 12 フィルタープレス 13 砂ろ過機 14 樹脂
A 吸着剤 C 放射性セシウム汚染物 Ca カルシウム澱物 CA ケーキ D ダスト F 凝集沈降剤 G1
~G3 排ガス L1~L3 溶液 L4~L8 ろ液 W 廃液
下図の「特開2015-218369 廃棄物中の有価金属回収方法 太平洋セメント株式会社」は、放射性物質の処理では
なく、セメント焼成炉21から排出された燃焼ガスの全量を冷却する冷却塔22を有するセメント製造工程から
有価金属を回収する方法であって、塩素バイパスダストD5を含む原料RMをセメント焼成炉に供給し、冷却塔
の排ガスG5に含まれるダストD6~D8を回収し、回収したダストを水洗して金又は/及び銀を含むダストを
回収する廃棄物中の有価金属回収方法。塩素バイパスダストは、プレヒーターサイクロンを有するセメントキル
ン11の窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、燃焼ガスの一部Gを冷却しながら抽気
した抽気ガスG1から回収したものとすることができる。塩素バイパスダストを水洗、酸洗浄、浮遊選鉱または
HMX処理した後、セメント焼成炉に供給することができる。都市ごみ焼却灰、汚泥等の廃棄物に含まれる有価
金属を低コストで回収するという事案である。
【符号の説明】
1 塩素バイパス設備 2 (エコセメント焼成装置の)排ガス処理設備 11 セメントキルン 12 プローブ
13 サイクロン 14 熱交換器 15 バグフィルタ 16 ダストタンク 17 排気ファン 21 セメント
キルン 22 冷却塔 23 サイクロン 24 第1バグフィルタ 25 第2バグフィルタ 26 脱硫塔 27
脱硝塔 28 煙突 29 再生塔 30 排ガス洗浄工程 31 水銀回収工程 32 HMX処理工程 33 最
終排水処理工程 34 回収装置 AC 活性コークス CA カルシウム澱物 D1 粗粉 D2 微粉 D3、
D4 ダスト D5 塩素バイパスダスト D6~D8 ダスト G 燃焼ガス G1~G3 抽気ガス G4~G7
排ガス GT 酸性ガス処理剤 I 鉄澱物 ME 有価金属を含むダスト NI 非鉄金属精錬原料 S 汚泥
W1~W4 廃液 RM 調合原料
以上のものが最適な方法か、または新規な方法はなんとも言える段階ではないが、クリーンでグリーンなプロセ
ス、あるいは、ゼロ廃棄物工学に適合したシステムであるかどうか、量産段階前にデザインしておく必要がある。