時に安んじて順に処(お)れば、哀楽入る能わず
「養生主」(ようせいしゆ)
※ 死者を悼むのは背理:秦失(しんしつ)は、年来の友老聃(ろうたん)の訃
報に接して弔問に出向いた。かれは霊前で三たび声をあげて泣いただけで、
そのまま席を立った。そのそっけない態度をみて、老聃の弟子は秦失をなじ
った。
「あなたは故人とは旧知の間柄ではありませんか」
「そうだとも」
「親友のあなたがそんな弔いかたでいいのでしょうか?」
「いいとも。わたしはひごろ、みなさんの先生を尊敬するに足る人物と信じ
てつき合ってきた。しかしそれは間違いだったよ。さっき奥の問に通されて
みると、老いも若きもまるで自分の肉親をなくしたように泣いていた。あな
た方は、それが自然の情だと思っているに違いない。だが実は、故人がつね
づねあなた方の同情をひくような言動をとっていたからではないのか。むろ
んかれは、おくやみを言ってくれとは言わなかったろうし、泣いてくれとも
言わなかったろう。しかし結局のところ、かれは無言のうちにそれを求めて
いたのだ。
かれは天の理法から逃れようとし、人間の自然なあり方に背いたのだ。人間
の生が与えられたものであることを忘れて生に執着することを、昔の人は天
理を逃れようとする罪といった。あなた方の先生がこの世に生まれたのは、
生まれるべき時にめぐりあわせたからであり、この世を去ったのは、去るべ
き必然に従ったまでではないか。時のめぐりあわせに安んじ、自然のなりゆ
きに従っていけば、いっさいのとらわれから解き放たれよう。こういう境地
に達した天理を、背の人は天帝から首枷(かせ)を解かれた人間といった。
ひとつひとつの薪は燃えつきてしまうが、火は水沼に燃えつづけてゆくのだ」
13.それは今のところただの仮説に過ぎません
「私は懇意にしている弁護士事務所に依頼し、彼女の遺した女の子について調査させました」と
免色は言った。「彼女の結婚した相手は彼女より十五歳年上で、不動産業を営んでいます。不動
産業といっても、夫は地元の地主の息子で、自分か相続し所有している土地や建物の管理が業務
の中心になっています。もちろんほかの物件もいくつか取り扱ってはいますが、それほど幅広く
積極的に仕事をしているわけではありません。もともと働かなくても生活に不自由はしないくら
いの財産はあります。女の子の名前はまりえといいます。平仮名の『まりえ』です。七年前に妻
を事故で失った後、ご主人は再婚していません。ご主人には独身の妹がいて、今のところその人
が同居して、家事なんかをしてくれているようです。まりえは地元の公立中学校の一年生になっ
ています」
「そのまりえさんにお会いになったことはあるのですか?」
免色はしばらくのあいだ黙して言葉を選んでいた。「離れたところから顔を目にしたことは何
度かあります。でも言葉を交わしたわけではありません」
「ご覧になってどうでした?」
「顔が私に似ているか? そんなことは自分では判断できません。似ているといえばすべてが似
ているように思えてきますし、似ていないといえばまったく似ていないようにも思えます」
「彼女の写真はお持ちですか?」
免色は静かに首を振った。「いいえ、持っていません。写真くらいは手に入るはずですが、私
はあえてそういうことを望まなかったのです。写真を一枚、財布に入れて持ち歩いたところで何
の役に立つでしょう? 私が求めているのは――」
しかしそのあとの言葉は続かなかった。彼が口をつぐむと、そのあとの沈黙を虫たちの販やか
な声が埋めた。
「でも免色さん、あなたは先ほどたしか、自分は血縁というものにまったく興味を持っていない
とおっしやいました」
「そのとおりです。私はこれまで血縁というものに興味を持つことはありませんでした。むしろ
そういうものからできるだけ遠ざかりたいと思って生きてきました。その気持ちは今も変わりま
せん。しかしその一方で、私はこのまりえという娘から目を離すことができなくなったのです。
彼女について考えることを単純にやめられなくなってしまったのです。理屈もなにもなく……」
口にするべき言葉が私にはみつけられなかった。
免色は続けた。「こんなことはまったく初めての経験です。私は常に自分をコントロールして
きましたし、そのことに誇りを持ってもきました。でも今ではI人きりでいることを、時として
つらく感じることさえあります」
私は思い切って白分か感じていることを口に出した。「免色さん、これはあくまで直観に過ぎ
ないのですが、そのまりえさんに関して、あなたはぼくに何かをしてほしいと考えておられるよ
うに見えます。ぼくの思い過ごしでしょうか?」
免色は少し間を置いてから肯いた。「実際、どう申し上げればいいのか
そのときに私は突然気がついたのだが、あれほど賑やかだった虫の声が今ではすっかり消えて
いた。私は顔を上げ、壁の時計に目をやった。一時四十分過ぎだった。私は人差し指を唇にあて
た。免色はすぐに黙った。そして我々は夜の静寂の中に耳を澄ませた。
14.しかしここまで奇妙な出来事は初めてだ
私と免色は話を中断し、身体の動きを止めて宙に耳を澄ませた。虫たちの声はもう聞こえなか
った。一昨日、また昨日とまったく同じように。そしてその深い沈黙の中に、私はあの微かな鈴
の音を再び耳にすることができた。それは何度か鳴らされ、不揃いな中断をはさんでまた鳴らさ
れた。私は向かいのソファに座った免色の顔を見やった。そしてその表情から、核心また同じ音
を聞き取っていることを知った。核は眉間に深いしわを寄せていた。そして膝の上に置いていた
手を僅かに宙に上げ、その鈴の音に合わせて指を小さく動かしていた。それは私の幻聴ではなか
ったのだ。
二分か三分、その音に真剣な面持ちで耳を澄ませてから、免色はゆっくりソファから立ち上が
った。
「音のするところに行ってみましょう」と核は乾いた声で言った。
私は懐中電灯を手に取った。核は玄関から外に出て、ジャガーの中から用意してきた大型の懐
中電灯を取りだした。そして我々は七段の階段を上り、雑木林の中に足を踏み入れた。一昨日は
どではないが、秋の月の光がかなり明るく我々の足もとを照らしてくれた。我々は祠の裏側にま
わり、ススキをかき分けるようにして石の塚の前に出た。そしてもう一度耳を澄ませた。その謎
の音は疑いの余地なく、石の隙間から漏れ聞こえてくるようだった。
免色はその石のまわりをゆっくり歩いてまわり、懐中電灯の明かりで石の隙間を注意深く点検
した。しかしとくに変わったところは見当たらなかった。苔の生えた古い石が雑然と積み重なっ
ているだけだ。彼は私の顔を見た。月明かりに照らされた免色の顔は、どことなく古代の仮面の
ように見えた。あるいは私の顔も同じように見えるのだろうか?
「音が聞こえてくるのは、前もこの場所だったのですか?」と彼は声を殺して私に尋ねた。
「同じ場所です」と私は言った。「まったく同じ場所です」
「この石の下で誰かが、鈴らしきものを鳴らしているみたいに私には聞こえます」と免色は言っ
た。
私は肯いた。自分か狂っていなかったことがわかって安心するのと同時に、そこに可能性とし
て示唆されていた非現実性が、免色の言葉によって現実のものとなり、そのせいで世界の合わせ
目に微かなずれが生じてしまったことを、私は認めないわけにはいかなかった。
「いったいどうすればいいのでしょう?」と私は免色に尋ねた。
免色は懐中電灯の光を、その音のするあたりになおもしばらくあてていた。そして唇を堅く結
んで考えを巡らせていた。夜の静寂の中にあって、彼の頭脳が素遠く回転している音が聞こえて
きそうだった。
「あるいは誰かが助けを求めているのかもしれない」と免色は自分自身に語りかけるように言っ
た。
「しかしいったい誰が、こんな重い石の下に入り込んだりするんですか?」
免色は首を振った。もちろん彼にもわからないことはある。
「今はとにかく家に戻りましょう」と彼は言った。そして私の肩の後ろにそっと手を触れた。
「少なくとも、これで音の出どころははっきりしました。あとのことは家に戻ってゆっくり話し
ましょう」
我々は雑木林を抜けて、家の前の空き地に出た。免色はジャガーのドアを開けて懐中電灯を中
に戻し、そのかわりに座席の上に置いてあった小さな紙袋を手にとった。そして我々は家の中に
戻った。
「もしお持ちでしたら、ウィスキーを少しいただけますか?」と免色は言った。
「普通のスコッチ・ウィスキーでいいですか?」
「もちろん。ストレートでください。それから水を入れない水と」
私は台所に行って戸棚からホワイト・ラベルの瓶を出し、ふたつのグラスに往ぎ、ミネラル・
ウオーターと一緒に居間に運んだ。我々は向かい合わせに座って何も言わず、それぞれにウィス
キーをストレートで飲んだ。私は台所からホワイト・ラベルの瓶を持ってきて、空になった彼の
グラスにお代わりを往いだ。彼はそのグラスを手に取ったが、口はつけなかった。真夜中の沈黙
の中で、まだその鈴の音は断続的に続いていた。小さな音だが、そこには聞き逃すことのできな
い緻密な重みが含まれていた。
「私はいろんな不思議なことを見聞きしてきましたが、こんなに不思議なことは初めてです」と
免色は言った。「あなたの話を聞いたときには、失礼ながら半信半疑だったのですが。まったく、
こんなことが実際に起こるなんて」
その表現には何かしら私の注意を惹くものがあった。「実際に起こるなんて、というのはどう
いうことなんですか?」
免色は顔を上げてしばらく私の目を見ていた。
「これと同じような出来事を以前、本で読んだことがあったからです」と彼は言った。
「これと同じような出来事というのは、つまり真夜中にどこかから鈴の音が聞こえてくるという
ことですか?」
「正確に言えば、そこで聞こえてきたのは鉦(かね)の音です。鈴ではありません。鉦太鼓で探
す、というときの鉦です。昔の小さな仏具で、撞木(しょうもく)という槌のようなもので叩い
て音を出します。念仏を 唱えながら、それを叩くのです。真夜中に土の下からその鉦の音が聞
こえてくるという話です」
『雨月物語』上田秋成|松岡正剛の千夜千冊
「それは怪談なのですか?」
「怪異譚と言ったほうが近いでしょう。上田秋成の『春雨物語』という本をお読みになったこと
はありますか?」と免色は尋ねた。
私は首を振った。「秋成の『雨月物語』はずっと昔に読んだことがあります。しかしその本は
まだ読んでいません」
「『春雨物語』は秋成が最も晩年に書いた小説集です。『雨月物語』の完成からおおよそ四十年
を経て書かれています。『雨月物語』が物語性を重視しているのに比べると、ここでは秋成の文
人としての思想性がより重視されています。その中に『二世の縁』という不思議か二篇がありま
す。その話の中で主人公はあなたと同じような経験をします。主人公は豪農の息子です。学問の
好きな人で、夜中に一人で書を読んでいると、庭の隅の石の下から、鉦の音のようなものが時折
聞こえてきます。不思議に思って明くる日、人を使ってそこを掘らせてみると、中に大きな石か
おり、その石をどかせてみると、石の蓋をした棺のようなものがあります。それを開けると、中
には肉を失い、干し魚のように痩せこけた人がいます。髪は膝まで伸びています。手だけが勣い
ていて、撞木(しゅもく)でこんこんと鉦を打っています。どうやらその昔、永遠の悟りを問く
ために自ら死を選び、生きたまま棺に入れられ、埋葬された憎であるようです。これは禅定と呼
ばれる行為です。ミイラになった死体は据り返され、寺に祀られます。禅定することを『入定す
る』と言います。おそらくもともとは立派な憎であったのでしょう。その魂は願い通りに涅槃の
境地に達し、魂を失った肉体だけがあとに残されて生き続けてきたようです。主人公の家族は十
代にわたってこの地に往んできたのですが、どうやらそれよりも前に起こったことのようです。
つまり数百年前に」
免色はそこで話すのをやめた。
彼は手に持ったウィスキーのグラスをただ軽く握らせてかに揺れていた。
「それでその生きたミイラのような憎が掘り出されたあと、語はどのように展開していくのです
か?」と私は尋ねた。
「語はそのあとずいぶん不思議な展開を見せます」と免色はなんとなく言いにくそうに言った。
「上田秋或が晩年に到達した独白な世界観が、そこには色濃く反映されています。かなりシニカ
ルな世界観と言っていいかもしれない。秋或は生い立ちが複雑で、少なからぬ屈託を抱えて人生
を送った人でしたから。でもその語の成り行きは、私の口から手短に説明してしまうより、あな
たがご白分で本をお読みになった方がいいように思います」
免色は車の中から持ってきた紙袋から一冊の古い本を取り出し、私に手渡した。それは日本古
典文学全集の一冊たった。そこには上田秋或の『雨月物語』と共に『春雨物語』全語が収められ
ていた。
「あなたのお話をうかがったときに、すぐにこの語のことを思い出して、うちの本棚にあったも
のを念のために読み返してみました。その本はあなたに差し上げます。よかったら読んでみてく
ださい。短い語ですからすぐに読めると思います」
私は礼を言ってその本を受け取った。そして言った。「不思議な語です。常識ではとても考え
られない。この本はもちろん読ませていただきます。しかしそれはそれとして、ぼくはこれから
現実的にいったいどうすればいいのでしょう? 何もせずに事態をこのまま放置しておくことは
できそうにありません。もし本当に石の下に人がいるのなら、そして鈴だか鉦だかを鳴らして、
助けてほしいというメッセージを夜ごとに造っているのだとしたら、何はともあれそこから助け
出さないわけにはいかないでしょう」
免色はむずかしい顔をした。「でもあそこに積まれている石をそっくりどかすのは、我々二人
の手にはとても負えそうにありませんよ」
「警察に報告するべきなのでしょうか?」
免色は小さく何度か首を掘った。「警察はまず間違いなく役に立たないと思います。真夜中に
なると、雑木林の石の下から鈴の音が聞こえてくるなんて通報したところで、そんなもの相手に
されやしません。頭がおかしいんじやないかと思われるだけです。かえって話がややこしくなっ
てしまう。やめた方がいいでしょう」
「でもあの音がこれからずっと毎晩続くのだとしたら、ぼくの神経はとても耐えられそうにあり
ません。まともに眠ることもできませんし、この家を出ていくしかないと思います。あの音は間
違いなく何かを訴えているんです」
免色はしばらく深く考え込んでいた。それから言った。「あれだけの石をそっくりどかせるに
は、プロの助けが必要になります。私の知り合いに地元の造園業者がいます。親しくしている業
者です。造園業者ですから、重い石も扱い慣れています。もし必要なら、小型のショベルカーな
んかの手配もできます。そうすれば重い石もどかせられるし、穴も簡単に掘れるでしょう」
「たしかにおっしやるとおりですが、そうするには問題が二つばかりあります」と私は指摘した。
「まず第一に、この土地の所有者である雨田典彦さんの息子に、そういう作業をおこなっていい
かどうか、許可を得なくてはなりません。ぼく一人の判断では勝手なことはできません。それか
ら第二に、ぼくにはそんな業者を雇うような経済的余裕がありません」
免色は微笑んだ。「お金のことは心配いりません。その程度のことは私か負担できます。とい
うか、私はその業者にちょっとした賃しがあるので、彼はたぶん実費だけで作業をしてくれると
思いま助けてほしいというメッセージを夜ごとに造っているのだとしたら、何はともあれそこか
ら助け出さないわけにはいかないでしょう」
免色はむずかしい顔をした。「でもあそこに積まれている石をそっくりどかすのは、我々二人
の手にはとても負えそうにありませんよ」
「警察に報告するべきなのでしょうか?」
免色は小さく何度か首を掘った。「警察はまず間違いなく役に立たないと思います。真夜中に
なると、雑木林の石の下から鈴の音が聞こえてくるなんて通報したところで、そんなもの相手に
されやしません。頭がおかしいんじやないかと思われるだけです。かえって話がややこしくなっ
てしまう。やめた方がいいでしょう」
「でもあの音がこれからずっと毎晩続くのだとしたら、ぼくの神経はとても耐えられそうにあり
ません。まともに眠ることもできませんし、この家を出ていくしかないと思います。あの音は間
違いなく何かを訴えているんです」
免色はしばらく深く考え込んでいた。それから言った。「あれだけの石をそっくりどかせるに
は、プロの助けが必要になります。私の知り合いに地元の造園業者がいます。親しくしている業
者です。造園業者ですから、重い石も扱い慣れています。もし必要なら、小型のショベルカーな
んかの手配もできます。そうすれば重い石もどかせられるし、穴も簡単に掘れるでしょう」
「たしかにおっしやるとおりですが、そうするには問題が二つばかりあります」と私は指摘した。
「まず第一に、この土地の所有者である雨田典彦さんの息子に、そういう作業をおこなっていい
かどうか、許可を得なくてはなりません。ぼく一人の判断では勝手なことはできません。それか
ら第二に、ぼくにはそんな業者を雇うような経済的余裕がありません」
免色は微笑んだ。「お金のことは心配いりません。その程度のことは私か負担できます。とい
うか、私はその業者にちょっとした賃しがあるので、彼はたぶん実費だけで作業をしてくれると
思います。気になさることはありません。雨田さんの方にはあなたから連絡してみてください。
事情を説明すれば、許可は出してくれるのではないでしょうか。もしあの石の下に本当に誰かが
閉じ込められていて、その人をそのまま見殺しにしたりするようなことがあれば、地権者として
の責任を問われかねませんからね」
「でもぼくとしては、関係のない免色さんにそこまでしていただくことは
免色は膝の上で、手のひらを上にして両手を広げた。雨を受けるみたいに。そして静かな声で
言った。
「前にも申し上げたと思いますが、私は好奇心が強い人間です。この不思議な話がこれからいっ
たいどのように展開していくのか、私としてはそれが知りたいのです。こんなことはそうしょっ
ちゅう起こるものではありません。お金のことはとりあえず気にしないでください。あなたには
あなたの立揚がおありでしょうが、今回に限って余計な心配はせず、どうか私にその手配をさせ
てください」
私は免色の目を見た。その目にはこれまでに見たことのない鋭い光が宿っていた。何かあって
もこの出来事の成り行きを確かめずにはおかない、目はそう語っていた。もし何か理解できない
ことがあれば、理解できるまで追求してみる―――それがおそらくは免色という人の生き方の基
本になっているのだろう。
物語の暗示展開が、まるでセザンヌの絵のように塗り重ねられていくように続く。先を急がず熟っく
りと読み進めていこう。
この項つづく
日本のシンガーソングライターで、「初恋」「踊り子」「ゆうこ」「陽だまり」などのヒット曲が
ある村下孝蔵(1953年2月28日 - 1999年6月24日)は、。熊本県水俣市出身。水俣市立水俣第一小学
校、水俣市立水俣第一中学校、鎮西高等学校、日本デザイナー学院広島校インテリアデザイン科卒業。
この「春雨」(はるさめ)は村下孝蔵の楽曲で、1981年1月21日にCBSソニーより発売された。村下の
デビュー2年目、2枚目のシングルA面の曲。のちに同年発売のアルバム『何処へ』の6曲目として収
録された。当時のラジオCMは、すき焼きの具材を続けて読み、最後に「春雨」と言うものであった
と言う。
● 今夜のアラカルト
最近、即席のランチの創作料を考案している。その一つに、豚ロース肉をキャベツに巻き付けるので
はなく豚ロースとキャベツの交互重ねのミルフィーユを考案。豚ロースとキャベツだけんでなく、紫
蘇、塩、胡椒、リンゴ、ガーリックペースト(フライドフレーク)、オリーブオイルなど好みで重ね
合わせ、12センチ×6センチ角に裁断重ね、皿に盛りつけ有田焼のタジン鍋を蓋をし蓋電子レンジ
で加熱、このとき豚肉の加熱加減を考え、電子レンジ加熱時間を設定する。当然、フォーク&ナイフ
で頂く。専用の型抜きがあると便利だ。勿論、挟んでいく肉は牛肉、ハム、ベーコン、魚肉、薄焼き
卵、あるいは、湯葉、また、野菜も、アスパラ、レタスや春雨など色々工夫する。さらに、薄焼きパ
ンなどもいいだろう(サンドイッチにすることは避けたい。